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風がまぶしいだけ。






話題:思わず泣いてしまった時




はじめて泣いてしまった。

いっぱいいっぱいだった。



幸い周りにはだれもいなくて

ただ静かに泣いていた。







けどタイミング悪く

教育係の、やつが、きた。



「おわったか?」

「………まだです。」

「少しかかりすぎだろ。」

『………すみません。』



……さらに10のダメージ。

グッと涙をこらえる。





「またくるから終わらせとけ。」

『…………はい。』







そして再びきたときだった。


『……遅くなりました。』

仕上がったばかりの用紙を渡す。


「ああ。」

受け取り用紙を見てから

ちらっとこちらを見た。





………………目が合う。

いつもこわい顔してる彼が

目を見開いていた。






「………………」

『……………?』



そして彼はなにもいわずに

その場を去ってしまった。







『え…またミスった…?』


思わず言葉に出てしまった。

そしてまた泣いた。








「未彩ちゃん。」

『夏井さん…。』


女の先輩の夏井さんがきた。



「なんかあった?大丈夫?」


目が赤かったみたいで

バレてしまったらしい。

落ち着くまで休んでいいよと

休憩室につれてってくれた。






……人にやさしくされると

余計に泣いてしまうわたし。

一人になった瞬間ボロ泣き。



『……あーもう(ToT)』


そこへまたやつが登場。


『……………(;_;)!?』

「…泣いてたの俺のせいか?」


首を振る。


『………ちっぢがいまず。』

「泣かなくていい。」

『……ずっずみまぜん。』

「いいから落ち着け。な?」




頭をポンポンしてくれて

そして話を聞いてくれた。




こわかったのに…

こわかったはずなのに……



本当はやさしいひとなの?

そうおもえてしまった。




「なんかあったら言って。」

『はい。』

「あと泣くな。な?」

『……はい。』



「どうにもならん。俺は女の涙には騙されん。」

『はい。わかりました。』







……そういったけど簡単には

泣き虫は直らなかった。

騙されないと言ったやつも

心配してくれたりして。



教育係がやつでよかった。

今おもえばの話だけど。


内緒ね(´・ω・`)(笑)





はじまりの合図







話題:好きな人との出会い





そのときはまだ18歳。


社会人なりたてのわたしは

職場に配属されたばかりで

右も左もわからなかった。







なにもかもが鮮明にみえた

そんな景色のなかで

無愛想なひとがただ一人。






「メモれよ。二回は言わねーぞ。」



眉間にシワよせて話す。



わたしは新人ちゃん。

やさしくされて当たり前。


学生気分の抜けないわたしは

そんなことをおもっていた。







だからはじめてやつに

こんな風に言われて

(なんなの、こいつ…)

なんておもっていたのです。







なんせ、ゆとり世代

初期のわたしですから。



こわいこわい(´・ω・`)














そんなわたしももう5年目に。

今になったからこそわかる、

彼の気持ちや思い、立場。





それまでのストーリーは

いろいろあったけれど

あとで綴っていこうかな。








とにかく第一印象は最悪で

彼がこわくて仕方なかった。





でも彼はのちに

わたしの教育係となる。










そう、怒鳴られる日々が

はじまろうとしてた。


まさか好きになるなんて

思ってもなかったよ。






ゆるがないもの、一つ






話題:行くあてのない気持ち







すべてを真っ白にしたとき、

たぶんあたしは

迷いなくあなたにいく。



それは絶対にゆるがない。





でも違うよね。

あなたの元気の源は

もう決まっていて。





だからあたしは

あなたが笑ったときの

理由の一つになろうって

そうおもったの。





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