絶望の海溝に希望の雲から雪が降る
失意の深淵に欲望の空から雨が降る
深く  何処までも永遠に深く沈みこむ穴
高く  何処までも永遠に高く広大な天空
僕の巡りを 何時も相反する   奴等の
僕の周りを 何処までも相反する 奴等の
世界を中心に  個人を中心に  他人を中心に
世界が外側に  個人が外側に  他人が外側に
絶望の海溝に希望の雲から雪を降らそう
失意の深淵に欲望の空から雨を降らそう
翼を失った  足が  手が  背中が
何時の日か  翼をとりもどし
雲の中へ  空の彼方へ  かえって行く 



話題:散文