■その日。里にある2つの桜のうち。生命の誕生を祝う産(う)い桜が七色に光った。
本来なら白く光るそれは新たな里への希望の未来を表しているようだった。
「・・・・・・・・・角のない鬼。無等角・・・ですね」
里の鬼長。月代の妻。王蘭が産み落としたのは角のない鬼。鬼世界最高位の最強の鬼の子だった。
「・・・女の子です。いかがしますか?月代さま・・・・?」
城医者の鬼がまるで災いでも呼ぶ子のようにそう切り出すと月代は微笑んで「大事に育てますよ。何より王蘭の娘ですから・・・・・」とその子を受け取り桜蘭へと抱き渡した。
ここは異次元に浮かぶ鬼の里
”華桜”と呼ばれる里には新たな風が吹こうとしているー・・・・・・・
『破邪鬼伝*乱鬼』
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ここからどう切り出そうかな・・・・悩んでます。とりあえず只今なさいませ。帰ってきました^^;