わたしは、長く連れ添っていればけんかしたってツーカーで相手の意を汲んでやれるのではないかと思ってた
でも言わなきゃわからないことはじじばばになったってわかんないね
むしろじじばばになると頑固になってくるから、本当はもっと難しいのかもしれない


入院していた時、隣のベットの患者さん(70代くらい)の旦那さんが足繁くお見舞いにきていたんですが
ある日、聞こえてくる限りでは(カーテン1枚でしか仕切ってないので聞こえちゃう)本当に些細なことから口喧嘩になってしまって、旦那さんは怒って帰ってしまいました

しばらくすると患者さんのご兄妹が見られて、口論についてぽろぽろ話されていました
まだふてくされてた?とも聞いてました


その時に、何年経ってもきっと些細なことですれ違うし、けんかもする
きっと同じように何年経ってもけんかした後は不安になるもので、居心地が悪くて落ち着かないものなんだなと、思ってしまったのでした

よくもわるくも家族だから、近くて見えなくなることも増えてしまうんだろうね
きっと恋人の時だったら言わなかったはずの余計な一言なんてあるのかもしれない
少しずつ遠慮がなくなって、礼儀を欠くこともある
家族であるという甘えが自然とでてくる

でもそうした時に、相手を怒らせたり、悲しませたことに胸を痛めていられる関係ってとても素敵だと思った
たかを括らずに、自分が悪いと思える心を持てること、素直に謝れなくてもそういう気持ちさえ忘れなければと思う

仲がいい夫婦の形って人それぞれあるのだろうけど、大事な場面でごめんねとありがとうが誠心誠意言えることも大切だよね
簡単じゃないけど、少なくともわたしはそうでありたいと思ったな〜


上記の患者さんについては、その翌日わたしが退院してしまったのでその後はわかりません
勝手に勉強させていただきましたが、なんとかなってるでしょう。夫婦だものね