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君を忘れない

ゴードン小説最終話
となりました。

一話、二話から
だいぶん放置して
いたので、そろそろ
書き終わりたいと
思います。


<登場人物>
●ゴードン
●ジョージじいさん
●アリシア
(ジョージの妻)
●ステファニー
(ジョージの孫)
●謎の汽車
●機関車の仲間たち



ではゴードン小説
最終話の始まりです。






カン、カン、カン、カン、



シュッ、シュッ、ポー!




今日も機関車たちが
元気良く仕事に
向かいます。


ゴードンも今では
仕事一筋になっています。

ところがゴードンは
少し気がかりなことが
ありました。


それはゴードンを
整備してくれる
ジョージじいさんの
事であった。


サリーが居なくなってから
ずっと体調が悪く
仕事を休みがちに
なっていました。


ゴ「ジョージのやつ、
今日も休みか〜。
最近ずっと来てないな。」
とゴードンは
言いました。


近くに居た仲間たちも
ジョージじいさんの事を
心配しているようでした。


そんなある日のこと
知らない男の人が
ゴードンに近付いて
来ました。

ゴ「誰だ?」

するとその男性は
「君がゴードンか。
立派な機関車だ。」

と言ってゴードンの
体を触ります。


立派だと言われて
ゴードンは少し
上機嫌になっています。


すると男性はゴードンに
こう言いました。

「今日から僕が
君の整備士になるから
よろしくね。」

と言います。


ゴードンは意味が
理解できませんでした。


ゴ「何言ってんだ。
こいつ。俺の整備士は
ジョージだろ。」
と思いました。


すると男性は

「君には分からないかも
しれないけど、
ジョージさんは
末期の癌になって
しまってね。
ここにはもう戻って
来られないんだよ。
一度お会いしたかったのに
とても残念だよ。」

そう言い残して
男性は去っていきました。

ゴードンは混乱
していました。

ゴ「ジョージが…
入院?癌?…。
な、なんだよ、それ。」


それから本当に
ジョージじいさんが
来ることは
ありませんでした。


すると機関車仲間の
一人が有力な
情報を聞いてきたと
言います。


それは、ジョージじいさん
がここから20Km
離れた街のT病院に
居るという情報でした。

そして余命が
一ヶ月という事実…


それを聞いたゴードンは
ある事を思い付きます。



そのころT病院に入院中の
ジョージじいさんは
というと…


アリシア(ジョージの妻)
が付きっきりで
看病していました。


ア「あなた、痛いところは
ありませんか?」

ジ「あぁ、大丈夫だよ。
アリシア。心配をかけて
すまんな。」

付き添っていた
孫のステファンも
ジョージを心配している
様です。

ス「おじいちゃん、
大丈夫?私に出来る
ことある?」

ジ「あぁ、あリがとう。
ステファン。おじいちゃん
とっても嬉しいよ。
すまないが、アリシア。
ステファンと2人に
してくれないか。」


ア「ええ。分かったわ。」
2人っきりなると
ジョージはアリシアに
あることを伝えました。


ジ「ステファン。
おじいちゃんからの
お願いがあるんだ。
聞いてくれるかい?
これはお前にしか
出来ないことなんだ。」

ス「ん?なーに?」

ジ「あのな…。×××…」

ス「うん!あたし、やる!
約束する!」

ジ「ああ、約束だ。」

そう言って2人は
指切りげんまんを
しました。












それから二週間後の
事でした。



整備士達が会議室に
集まっています。


「バン!ゴードンは
40年以上この街の
交通手段として
たくさんの方から
愛されているんだぞ!
それを急に廃車
だなんて!」


「まぁ、まぁ、
落ち着きなさい。
古くなるに連れて
部品も少なくなり、
維持にも時間がかかる。
それに整備士のジョージも
あんな状態だ。
廃車にせざるを
終えないだろう。
分かってくれ。」


「そんな…。」


整備士たちは
落ち込んでいます。


ゴードンの廃車は
二週間後に
行われることに
なったのです。



ゴードンの整備士は
その真実を伝えました。



その時ゴードンは
ある決断をします。



ゴ「ジョージの所まで
行ってくる。
俺の最後の姿を
見せに行く!」


そう言ってゴードンは
車庫を飛び出して
しまいました。


整備士は必死に
止めようとしますが、
ゴードンは止まりません。


ゴードンはひたすら
前を向いて走ります。


T病院までの道のりは
決して単純な
道のりではありません。


ですがゴードンは
走ります。



そしてたどり
着いたのです。

ジョージが入院している
T病院前駅に。


市民は驚いています。

「これって、隣町の
機関車でしょ?
何でこんなところに
いるのよ?しかも
傷だらけじゃない」


ジョージも下が
騒がしいことに
気付きました。

アリシアは窓から
外を見ると、

ア「おじいちゃん!
ゴードンが、ゴードンが
いるよ!」

ジ「何だって!?まさか
こんなところまで
来れるまでなんて。
うっ…。」


ジョージはもう
起き上がることが
出来ません。


ゴードンは叫びました。

「ジョージ!ありがとう!
お前と過ごせて
楽しかったぞー!
俺は、俺はー!
幸せだったぞー!
ポォォォォォオ!」


その力強い汽笛に
ジョージは

「ありがとう。
ゴードン。ワシも
幸せじゃったぞ。
夢のようじゃ、
死ぬ前にお前の
汽笛を聞けるなんて…。
もう一度お前の
体を磨いてやり…たかっ」

アリシアは

「!?あなた?あなた!
イヤァァァ」と
泣き崩れました。


ステファンは

「おじいちゃん!?
うぇーん。うぇーん。
次はあたしが
ゴードンを守るからね」


と言いました。


ゴードンは燃料が
尽きてしまい、
動くことが出来ません。


ゴ「ジョージ。
俺は、泣かねーぞ。
泣く…もんか…。」

ゴードンは一粒の
涙をこぼしました。


それからすぐに
ゴードンは車庫に
戻され廃車に
されることになりました。


パレードが開かれ、
ゴードンはそれを
受け入れているようです。


車庫に戻り、
整備士たちが集まり、
ゴードンを解体しようと
したその時でした。


「待ってー!!ゴードンを
壊しちゃダメ!」


声の主はジョージの
孫のステファンでした。


整備士は驚いている
様子です。

「ステファンちゃん。
どうしたの?」


ステファンは
整備士たちに
こう言いました。


「私、おじいちゃんと
約束したの。
ゴードンは私が守るって。
ゴードンをサリーの所に
行かせてあげて欲しいの!
サリーがいる
記念公園に!」


ゴードンは意味が
分かりませんでした。

「サリーが記念公園に?
サリーは廃車に
されたんじゃぁ。」


そう、あの時
ジョージはサリーが
廃車にならないように
記念公園へ展示する事を
提案してました。


ジョージが言うなら
ということで
サリーは記念公園に
展示されることに
なっていたのです。


ステファンは
「おじいちゃんが
言ってたの!
古くなったって
廃車にすること
なんかない!
誰も廃車なんて
望んでないって!
機関車はあたしたち
の大事なお友だち
なんだって。」


その言葉を聞いて
整備士は感動し、
ゴードンはサリーのいる
場所に展示される事に
なったのです。



ゴードンは内心
サリーがいることが
信じられない様子です。



記念公園に到着し、
目を開けると、
そこには子供たちを
優しく見守る
サリーがいました。

ゴ「本当にサリーなのか、
信じられない。」


サリーもゴードンに気付き
驚いてます。


サ「ゴードン!?
どうして貴方がここに?」

サリーも驚いています。

ゴ「俺も古くなったから
廃車になるって
話だったんだけど、
ジョージがここに
展示することを
提案してくれたらしい」

サ「私もなの。
ジョージさんに
助けられたのよ。
感謝しなきゃね。
でも亡くなられて
残念だわ…」


とサリーは言いました。



2人は寄り添うように
展示されることに
なりました。


ゴードンはサリーに
聞きたいことが
ありました。


それはサリーが
別れ際に叫んでいた
言葉でした。


ゴードンは勇気を
振り絞り、

「なあ、サリー。
一つ聞きたいんだ。
あの時別れる間際、
サリーは俺に何て
叫んでたんだい?」


するとサリーは
フッと笑いながら
こう言いました。

「フフッ、秘密よ。」


そう言って2人は
見つめ合いながら
笑い合いました。



それから2人は
公園に遊びに来る
子供たちを優しく
見守り続けました。



めでたし、めでたし

鉄★ラブ


これはゴードンと
サリーの切なくも
甘いラブストーリーです。


前作を読んでいない方は
前作の小説、
「燃えよ、ゴードン」
をご覧ください。




それではゴードンと
サリーの恋物語、
はじまり、はじまり…














シュッ、シュッ、シュッ、
プップー!





今日も機関車たちは
休むことなく
働いています。



ゴードンは
貨物を乗せて
遠くの町へと発車
しました。



あの事件以来
ゴードンと仲間たちは
すっかり打ち解け、
ゴードンも仕事に
情熱を持つように
なりました。



そこへサリーが
やって来ました。


サリーはゴードンに

「おはよう、ゴードン。
今からお仕事ね。
いってらっしゃい。」

と微笑みかけました。



ゴードンは
ホッペを少し
赤らめながら

「あぁ、サ、サリー。
お、おはよう。
い、いってくるよ。」

と、ぎこちない返事を
しました。


さて、まだなぜ
ゴードンがサリーに
惹かれているのかを
お話ししていませんよね?


サリーは旧式の汽車で
ゴードンと同じように
40年以上活躍している
ベテラン汽車です。



いつも一人で
行動し、誰からも
良く思われていなかった
ゴードンに初めて
話しかけてくれたのが
サリーでした。



サリーはいつも
微笑みを浮かべながら
ゴードンに話しかけて
くれました。


そんなサリーに
ゴードンは次第に
惹かれていきました。



しかし、機関車が
汽車と恋に落ちることは
機関車の世界では
許されない事でした。



第一彼等はただの
機関車であり、
恋心を抱くような事は
絶対にあっては
ならなかったのです。



しかし、ゴードンは
サリーが気になって
仕方ありません。



ゴードンは
サリーとすれ違ったり
話すだけで胸が
ドキドキしました。



しかし、ゴードンは
この気持ちが何なのかが
分からなかったのです。





そんなある日の
雨が降る寒い朝でした。








サリーが泥だらけに
なった上に傷だらけに
なって戻ってきたのです。


車庫内は騒然と
しました。



ゴードンはサリーに

「サリー、その体は、
どうしたんだ!?
泥だらけじゃないか!」

ゴードンが言葉を
かけてもサリーは
何も言おうとしません。



いつもは微笑みながら
ゴードンに言葉を
かけていたサリーが
初めて何も
言わなかったのです。












いいえ、







何も言えなかったのです。





サリーは言葉や
感情、気力、視力、
聴力など全てを失って
いたのです。












そしてサリーが言葉を
失って1ヶ月が
経ってもサリーの状態は
一向に良く
なりませんでした。




旧式の汽車である
サリーの部品は
あまりないため、
修理にはかなりの時間が
かかるようです。




サリーの笑顔が
見れなくなってからと
言うものの、
ゴードンは仕事への
やる気を失って
いました。




また仕事を休みがちに
なっていました。





そんなある日、
微かに声が
聞こえた気がした
ゴードンは、

「サリー?サリー
なのかい?」

とサリーの居る
車庫へと呼び掛けました。



サリーはゴードンの
声に対して

「ゴードンなの?
仕事はどうしたの?
またサボっているのね。
悪い人。」

と言いながら
クスッと笑いました。



サリーの言葉に
ゴードンは

「あっ、いやぁ、
ち、違うよ。別に
サボってるんじゃ
ねーよ。ただ…」

とゴードンは
言うので、サリーは

「ただ…?何?」


と聞くとゴードンは
小さい声で

「ただ…。サ、サリーが
一人じゃ寂しいだろうし。
心配だから…。」



そんなゴードンの
言葉を聞いたサリーは

「寂しくなんかないわ。
ありがとう。ゴードン。」


サリーの声は
震えていました。



その声を聞いた
ゴードンは、

「サリー?大丈夫か?」

と聞きました。



サリーは気丈に

「だ、大丈夫よ!
何でもないの。
早く仕事に行きなさい、
ゴードン!」

と言われ、ゴードンは
慌てて車庫を飛び出し
仕事へと向かいました。



ゴードンを見送る
サリーの目には
涙が浮かんでいました。


サリーはゴードンに

「ありがとう。
ゴードン。貴方に会えて
良かったわ。」

とゴードンに
聞こえないように
言いました。






サリーは気付いて
いたのです。




どれだけ修理をしても
もう自分は走ることは
出来ないことを…。




昨晩、整備士たちが
話している事を
サリーは聞いて
しまったのです。



整備士Aは、

「こいつは
もう駄目だな。
旧式の汽車は
こいつしかいないから
廃棄だけは
避けたいんだが、
そう言うわけには
いかないようだな…。」

と言いました。
すると整備士Bが

「あぁ。今日
会議が開かれて
廃棄処分が
決まったらしいぜ。
残念だな。」

と言っていたのです。



40年以上機関車の世界を
見てきたサリーには
何処に廃棄されるのかも
分かっていたのです。



サリーはこの日
一日中泣きました。


誰にも分からないように




するとゴードンの
整備を担当する
ジョージじいさんが
サリーに近付き
何かを告げています。




サリーはその言葉に
また涙を浮かべました。






−数日後−


ゴードンはサリーが
いなくなってしまうことを
知りました。



ゴードンは憤りを
感じました。


「使えなくなったら、
走れなくなったら
すぐに捨てて
しまうのか!?」

と言う怒りと

「でも、俺には…
何も出来ない」

と言う思いが
ゴードンの頭の中を
駆け巡っていました。



「サリーに、何と
声をかけたらいいんだ」

とゴードンは
悩みました。





そして、サリーに
何も言えないまま
お別れの日が
やって来ました。




ジョージじいさんの
修理を受けて、
綺麗になったサリーは
整備士や機関車の
仲間たちから
盛大な拍手と汽笛に
見送られながら
トラックに乗せられて
いきました。



そんな姿を
車庫から見守る
ゴードンを見た
サリーは、ゴードンに

「ゴードン!!
わたしね、××××…」

と叫んでいます。



ゴードンも
それに気付き、

「サリー!」


と言いながら
追いかけますが、
気付いた時には
サリーはもう
見えなくなっていました。


「あぁぁぁぁ!
うぉぉぉぉ!」


ゴードンは
叫び続けました。



その声は
あまりにも切なく
弱々しい汽笛でした。





ジョージじいさん
だけは分かっていました。



ゴードンは泣いて
いると言うことを…




悲しみに暮れる
ゴードンに
ジョージじいさんは、

「ゴードン、
悲しい気持ちは
ワシも一緒じゃよ。
大丈夫じゃ。サリーを
処分になんか
絶対させんからな。
ワシを信じろ。」

そう言い、
ジョージじいさんは
車庫から
去っていきました。



その言葉の意味を
ゴードンが知るのは
それから一年先の
事でした。



つづく。

燃えよ、ゴードン!


最初の小説です。

ゴードンの物語を
作ってみました!

んまぁ、ゆるりと
読んでみて下され

(注)この物語は
フィクションです

機関車トーマスに
出てくるゴードンを
モデルに作っています

ここに描かれるゴードンは
自分が考えた妄想の中の
ゴードンなので、
ゴードンファンの方は
読むのをご遠慮下さい




<登場人物>

●ゴードン

●ジョージじいさん
(ゴードンの担当整備士)

●熊の群れ

●市民

●機関車の仲間たち
(妄想上の機関車)

●サリー(気になる存在)


それでは
燃えよ、ゴードン
始まり始まり〜















シュッ、シュッ、
シュッ、プップー!!



今日も機関車たちは
忙しく活動しています


そんな中ゴードンは
仕事をサボッています


ゴ「(はぁ、極楽。)」

ゴードンは心の中で
思いました。



ゴードンは調子が
悪いようなふりをして
動こうとしません。


そんなゴードンを
整備しているのは
40年以上ゴードンを
担当している
ジョージじいさん。



ジョージじいさんは
ゴードンに言いました。


ジ「本当は走れるのに
サボりよって。
仕方のない奴じゃ」


ジョージじいさんには
分かっているようです。


ジョージじいさんの
言葉に対してゴードンは

「(チッ。なんだよ。
お見通しかよ。
だがじいさんに
言われた所で
俺は走らねーよ)」

そう思っていました。


そこへそんな姿を見た
機関車の仲間たちが
仕事から帰ってきました。

「おい、ゴードン。
お前今日もサボりかよ!
この怠け者!」

仲間の一人が言いました。

すると仲間たちが
「そうだ、そうだ、
怠け者〜!」と口を
揃えて言います。



そんな言葉にゴードンは
怒ってしまいました。


ゴ「何!?俺は毎日重たい
積み荷を積んで、
長い距離をずっと
走ってきたんだ!
休んだって構わねーだろ!
俺のどこが怠け者だ!」


ゴードンの顔は
真っ赤になっています。


仲間たちは

「何言ってんだ!
僕たちだって毎日
お客さんを乗せて
走ってるけど
休みたいと思ったこと
なんてないよ!
お客さんの笑顔に
毎日癒されてるしね」

仲間たちは言いました。


するとゴードンは
仲間たちに向かって

「客だぁ?あんな
うるせー奴等乗せて
何が癒されるだ!
ガキ達はうるさいし
じいさん、ばあさんは
乗り降りが遅くて
イライラするんだよ!
そんな奴等と違って
荷物は何も言わないし、
騒がないんだ。
俺はそっちの方が
断然楽だね!」


そう言い残して
ゴードンは車庫へと
帰っていきました。



そんなゴードンを見て
仲間たちはため息を
つきながら
こう言いました。


「昔はあんな奴じゃ
なかったのに
昔はもっと誰よりも
お客さんを一番に
考えるような
優しい奴だったのに」



仲間たちも車庫に戻り
次の朝がやって来ました。



ゴードンは昨日から
イライラしていました。



今日は荷物を運ぶ
仕事が入ってるため
車庫の外へと出ます。



するとジョージじいさんが
ゴードンに向かって
こう言いました。


「ゴードン、今日は
荷物じゃなく
お客さんを乗せる事に
なったんじゃよ。
お客さんを乗せてた
汽車に整備不良が
見つかったみたいでな。」


ゴードンは
理解できません。


「おい、じいさん!
どういうことだよ!?
俺は客なんて
絶対乗せないからな!」


と言いますが、
ジョージじいさんには
ゴードンの声は
聞こえません。



断ることも
走らないわけにも
いかないので、
仕方なく走ることに
なりました。



乗客は子供つれの親子と
お年寄りのお客さん
100人を10km離れた
隣町の駅まで
連れていきます。



子供たちはゴードンを
見るなり
「わー!カッコイイ!」
と言います。


ゴードンは少し
昔を思い出しました。


お客さんを乗せて
沢山の笑顔に
癒されていたあの頃を…


そう思いながら
駅を出発しました。


10km離れた隣町に
行くには山道を
登らなければ
ならなかったが、
いつも重たい荷物を
運んでいるゴードンに
とっては楽な仕事の
ようです。




順調に山道を登っていた
その時でした!!





ガラガラガラ!!



上から土砂が
落ちてきてゴードンは
立ち往生してした。



客室では子供たちが
泣いています。



自力で進もうとすると
今度は熊の群れが
こちらに向かってきます。


熊たちは客室の
お客さんたちの
お菓子やお弁当の匂いに
つられてやってきた
ようでした。


熊のボスと思われる
一番大きな熊が
ゴードンに言いました。


「おい、ドア開けろ。
俺たちは腹が減ってる。
この人間達も
置いていけ。
そしたらお前は
助けてやる。」


熊たちはヨダレを
滴ながら笑っています。



すると客室の
子供たちが熊たちに
向かって、

「おい!ゴードンを
いじめるな!
お前等なんか
怖くないぞ!!」


熊たちは

「ぐぉぉ!何だと!?」

と言いながら
客室に乗り込もうと
したその時です!




「こいつらに手を
出すんじゃねー!」


ゴードンは叫びながら
熊たちに体当たり
しました!!



ゴードンは初めて
誰かを守りたい
という気持ちに
なりました。



そしてゴードンは目元に
引っ掻き傷を作りながら
熊たちからの攻撃に
威嚇を続けます。



すると熊たちは
諦めて帰っていきます。



客室では安堵の声と
歓声が上がりました。


「わーい!ゴードン、
すごーい!僕たちの
ヒーローだね!」


と子供たちは言います。



するとゴードンが
遅いことを心配した
仲間たちが助けに
来てくれました。


「ゴードン、
大丈夫かい?」

とゴードンに聞くと
ゴードンは、

「あぁ、俺はいい。
こいつら(お客さん)を
早く町へ連れて行って
やってくれないか」



その言葉を聞いて
仲間たちは

「分かった。任せろ!」


そう言って
乗客を仲間の機関車に
移動させました。



去っていく機関車の
窓から子供たちが
ゴードンに向かって

「ゴードン、ありがとー!
また乗せてねー!
バイバーイ!」と
言いながら
手を振っていました。



「(誰かに感謝されたのは
何年ぶりだろう)」

ゴードンは心の中で
思いました。



目に傷を負った
ゴードンを見て
ジョージじいさんは
慌てて駆け寄り

「ゴードン、大丈夫か!?
すぐに修理するからな。」


ゴードンは静かに
車庫に戻りました。



するとジョージじいさんが
ゴードンに
こう言いました。

「しかし、素晴らしい
働きじゃったなぁ。
表彰されるそうじゃ。
でも隣町までの
山道は復旧に時間が
かかるそうじゃ。」



そう言いました。



すると一台の汽車が
ゴードンの隣の車庫に
戻ってきました。


彼女の名前はサリー。


ゴードンは
サリーのことが
気になっていました。



サリーはゴードンに

「ゴードン、お疲れ様。
今日の働きは
素敵だったわね。」

と言いました。


ゴードンは

「あっ、あぁ。おう。
別に大したことじゃぁ
ないさっ。」

と言います。



サリーは微笑みながら
目を閉じました。



ゴードンはそんな
サリーを見て

「(どうしたんだ。
サリー、元気ねーな。
でも話しかけられ
ないしなぁ。)」

そう思いながら
翌朝を迎えるのでした。




つづく。






読んでくださった方に
感謝します!



次はゴードンとサリーの
恋物語を書きます。



お楽しみに★

始めに読んで下さい

こんにちは、
この度小説を書くことに
なりました。

アカツキです。

最初に書く作品は
イツメンでの話しに
出てきた機関車トーマス
に出てくるゴードンを
モデルに作っています。


機関車トーマスには
出ていない仲間も
たくさん出てくるので
気を付けてください。


中傷は止めてください。


駄作ですが、
ない脳みそをフル回転
させて書いてます。


ゆるい気持ちで
見ていただけると
幸いです。


またご意見ご感想も
受け付けてます!
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