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俺のキモチも知らないで/ラビ+神田



「なぁなぁ!」

「あ゛ぁ゛?」



任務帰り。

ラビは暇を持て余していた為、目の前に座っている仏頂面の神田に話し掛けた。
話し掛けられた神田はというと、不機嫌なことこの上ない。



「やっぱ、恋人同士って毎日電話とかすんのかね?」

「はぁ?何言ってやがる」

「だってさ、もしかしたら寂しがってるかもしれねぇさ!!」

「いや、もやしも任務だろ」



毎回ラビは、こういう類の話になるとアレンの名前を伏せて話す。
それはきっと、ラビなりのアレンへの気遣いなのかもしれないが、それがまた逆に神田にはカンに障る。



「だーってさ、アレンだってきっと毎晩オレの通信待ってると思うんさ」

「いや、リナとしゃべってんだろ」

「えー…」



そう、今回はラビと神田がペアで任務に出発後、アレンはリナリーとペアで任務へ出ていたのだった。



「大体、お前はいつもしつこすぎるんだ。それに結局お前がモヤシと通信したいだけだろうが」

「しつこくないさ!だって恋人なのに連絡なし、コムイだってペアにしてくんねーし…これじゃ意味ないさー!!」

「そんなの教団に戻った時に嫌になるほど語ればいいじゃねーか」

「うっわ!ユウちゃん、クール...」

「俺のファーストネームを口にするんじゃねぇよ!」



神田が抜刀しかけ、ラビは危険を感じたのでどうにかして宥めた。



「んじゃあ、もしユウだったら恋人が連絡寄越さないのどうなんさ?」

「俺ぁ別に気にしねぇけどな。相手が忙しいんだろ」



さっきの激昂はどこへやら。
ぼんやりと外を見つめながら、ラビに返答する。
珍しく真面目に答えてくれた神田にラビも食らいつく。



「じゃあ、自分から連絡したいって時は?」

「相手の都合考えて、その状況によるな。まあ相手がお前なら、都合もクソもねぇけどな。あとは自分で考えてなんとかしろ馬鹿兎。付き合ってられるか」



そう言い残し、神田は席を立った。



「んー…もうちょいで教団着くけど……連絡してみっか」



ラビはゴーレムを連れ、席をたった。
大好きなアレンの声を聞くために。

…………………………………



「俺の気持ちも知らないで」



ラビとは別の車両に来た神田は、鳴ることのない自分のゴーレムを指でつつく。

悲しげな笑みを浮かべ、また外を見つめた。



*end*


お久しぶりですー。
もう5月も中旬。
何してたんだよって聞かれると…スランプ真っ只中です(笑)
うまく話が纏まらない、どうしたらいいか分からない感じになってるんですよね\(+×+)/

こんな話されてるなんて、アレンくんはこれっぽっちも思ってないだろうな!

ってなわけで。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!


5月17日 あかり

意思表示/土沖(熱)


―昼下がり。

土方はシフト表を眺め、ため息をひとつ。



「はぁ。やっぱり夜の巡回は人が足りなくなったか…」



そう、本日の夜の巡回人数が足りないのである。
理由はというと、昨日あった捕物によって怪我人続出。なんとか組んだシフトだが、夜はどう考えても足りなかった。

昼の巡回に出た土方だが、仕方なく夜の巡回に出ることにした。
しかし、ペアとなる相方がまだ選べずにいたのである。



「仕方ねぇ。何言われようがアイツにするしかねぇな」



そう呟いた土方は、'アイツ'な部屋へと足を運ぶ。



「総悟、入るぞ」

「何ですかィ。俺ァさっき巡回から帰ったばっかなんでさ。疲れやした。あそこの公園のベンチはどうも寝心地が...」

「お前、またサボってやがったな!?」

「やだなぁ、ベンチの寝心地を確認してホームレスへの情報提供をするのも俺達真選組の仕事じゃねーですか」

「ねぇよ!そんな仕事ッ!!」

「うるせーな、死ね土方。いちいち細かいんでさァ」



くるりとTVに向き直った沖田に苛立ちを感じつつ、土方は本題に入る。



「総悟、お前今日夜番な」
「ハァ?ついに頭イカレやしたか?俺はさっき昼の巡回だったって言いやせんでした?」

「人が足りねーんだよ」

「知りやせん」

「1番隊で元気なのはお前だけなんだよ」



土方の言葉通り、1番隊は沖田以外負傷だと、沖田本人から報告を受けていた。



「何でこんなクソ暑い日に、しかも昼と夜に巡回なんでさ。信じらんねぇ、死ね土方コノヤロー」

「どうとでも言え。夜10時だからな」



用件を告げた土方は、さっさと出て行ってしまった。



―PM 22:00

いつまで待っても沖田の姿はない。出発時間になっても現れないので、沖田の部屋へ怒りに身を任せ向かう。



「総悟、いつまで寝てやがんだ!!」



障子を乱暴に開けると、隊服に身を包んだままボーっと座り込む沖田が目に入った。
スカーフも緩く巻かれており、ボタンも2つほど外されている。
だらし無いことこの上ない格好だ。



「何してんだ総悟。もう出発の時間だ」

「え…もうそんな時間ですかィ?すいやせん」

「?」



あまりにも素直に謝るものだから、疑問に思う土方。
しかし気にしている暇もなく、半ば無理矢理沖田を連れ出した。
触れた腕が少し熱かった気がした。




しばらく巡回をし、あとは帰りのルートを戻るだけだ。
沖田も最初こそ文句を言いまくっていたものの、今は驚く程静かに土方の横を歩いている。



「そういやさっき、ボーっとしてたが…寝れなかったのか?」



新しいタバコに火をつける。



「なんか暑くて寝れなかったんでさ」

「エアコンつけなかったのか?」

「それじゃ寒くて死ぬ」

「死ぬか」

「うるせー土方」

「ハイハイ、悪かったな」



沖田もだいぶイラついているようで、土方との会話を強制的に終わらせた。
なんだかなぁと思っていると、



「土方、さん…」



きゅっと裾をつかまれた。
更には弱々しい声も加わった。不思議に思った土方は、視線を沖田へ流す。
街のネオンに照らされた沖田の顔は、ほんのり赤い。



「総、」



どうした?と声をかけると同時にぐらりと沖田の身体は傾いた。



「総悟!?」

「す、すみません…身体…力、入んねーんでさ…」



触れた身体はかなり熱い。



「いつからだ」

「見回り、前」

「無理しやがって」

「すいやせん…」

「ちょっと我慢しろ」



そのまま土方は、ぐったりとした沖田を背負って屯所へ急いだ。



‐屯所‐


「どうだ、山崎」

「あ、副長。静かにしてくださいね。それからタバコは禁止です」



山崎に冷たく注意され、急いでタバコを携帯灰皿へ入れる。



「疲れてたみたいですよ。ぐっすりです」

「そうか…無理させたな。山崎、お前ももう戻っていいぞ。夜中なのに悪かったな」

「はい」



山崎が静かに退室し、2人きりになる。



「っ……ひ、じかたさん」

「…起きたか。身体、大丈夫か」

「ムリ、死ぬ」

「大丈夫そうだな」



沖田が目覚めたことに安心し、土方は自分の仕事に戻るために立ち上がろうとした。



「あっ……」

「っ?」



中腰から立ち上がることができなくなった土方の視界には、きゅっと裾を掴む沖田の姿。



「どうした?」



できるだけ優しい声色で尋ねる。



「い、行かねぇで下せェ…」

「仕方ねぇな」



ふわっと沖田の頭を撫でてやると、安心しきった顔でまた沖田は眠った。



きゅんとしたのはここだけの話。


 end 
………………………………

ぐあああ!
大好きだけど。
土沖とか風邪ネタ、大好きだけど!!
私の文才の無さに泣けてくる(´;ω;`)
頑張ります、はい…(・ω・`)

5/23 あかり

俺の気持ちも知らないで/神田+ラビ(絶賛片思い中)



「なぁなぁ!」

「あ゛ぁ゛?」



任務帰り。

ラビは暇を持て余していた為、目の前に座っている仏頂面の神田に話し掛けた。
話し掛けられた神田はというと、不機嫌なことこの上ない。



「やっぱ、恋人同士って毎日電話とかすんのかね?」

「はぁ?何言ってやがる」

「だってさ、もしかしたら寂しがってるかもしれねぇさ!!」

「いや、もやしも任務だろ」



毎回ラビは、こういう類の話になるとアレンの名前を伏せて話す。
それはきっと、ラビなりのアレンへの気遣いなのかもしれないが、それがまた逆に神田にはカンに障る。



「だーってさ、アレンだってきっと毎晩オレの通信待ってると思うんさ」

「いや、リナとしゃべってんだろ」

「えー…」



そう、今回はラビと神田がペアで任務に出発後、アレンはリナリーとペアで任務へ出ていたのだった。



「大体、お前はいつもしつこすぎるんだ。それに結局お前がモヤシと通信したいだけだろうが」

「しつこくないさ!だって恋人なのに連絡なし、コムイだってペアにしてくんねーし…これじゃ意味ないさー!!」

「そんなの教団に戻った時に嫌になるほど語ればいいじゃねーか」

「うっわ!ユウちゃん、クール...」

「俺のファーストネームを口にするんじゃねぇよ!」



神田が抜刀しかけ、ラビは危険を感じたのでどうにかして宥めた。



「んじゃあ、もしユウだったら恋人が連絡寄越さないのどうなんさ?」

「俺ぁ別に気にしねぇけどな。相手が忙しいんだろ」



さっきの激昂はどこへやら。
ぼんやりと外を見つめながら、ラビに返答する。
珍しく真面目に答えてくれた神田にラビも食らいつく。



「じゃあ、自分から連絡したいって時は?」

「相手の都合考えて、その状況によるな。まあ相手がお前なら、都合もクソもねぇけどな。あとは自分で考えてなんとかしろ馬鹿兎。付き合ってられるか」



そう言い残し、神田は席を立った。



「んー…もうちょいで教団着くけど……連絡してみっか」



ラビはゴーレムを連れ、席をたった。
大好きなアレンの声を聞くために。

…………………………………



「俺の気持ちも知らないで」



ラビとは別の車両に来た神田は、鳴ることのない自分のゴーレムを指でつつく。

悲しげな笑みを浮かべ、また外を見つめた。



*end*


お久しぶりですー。
もう5月も中旬。
何してたんだよって聞かれると…スランプ真っ只中です(笑)
うまく話が纏まらない、どうしたらいいか分からない感じになってるんですよね\(+×+)/

こんな話されてるなんて、アレンくんはこれっぽっちも思ってないだろうな!

ってなわけで。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!


5月17日 あかり

本音と笑顔/シリアス甘


―――キミはいつも笑っているから。

ききたくなっちゃうんだ…




−談話室−



「久しぶりの休みさぁーっ」



ソファーにどっかりと腰を下ろしたラビは、大きく背伸びをした。



「ラビ、この頃立て続けに任務でしたもんね。
僕はその間に、リンクへの提出物をしっかりとやってのけましたけど!!」



アレンが温かいココアをラビの前へ置く。
そしてラビの隣に座った。



「さんきゅ、アレン」

「いいえ。ちょっと、熱いかもしれないですけど」



ニコッと笑うアレンの顔を、ラビは横目でみた。



「え?何ですか、ラビ?」

「えっ、あっ…あぁ…えっと……」

「?」



目合っちゃった、とあたふたするラビを不思議そうに眺める。
そのうちに、クスクスと笑い出す。



「な、何さー!!笑うなよアレーン」

「だっ、だってラビ…!!」

「分かった分かったァ!ちゃんと言うさ!!!!」



いつまでたっても終わりの見えないアレンのツボに、ラビは終止符を打つことにした。



「アレン、いつも笑ってるよな…」

「えぇ..ラビが面白いから」

「いや、そうじゃなくて!」

任務の疲れを見せない隙のないツッコミを披露するラビ。



「じゃあ何ですか?」



難しい顔をして、頭をひねるアレン。



「お前、いっつもニコニコしてっけど…元帥のことだってあるさ。辛いんだろ?
なのに、辛いツラ見せないから……だから、」

「辛いですよ」



ラビの言葉を遮ったアレンの表情は、俯いてるために見えない。
ただ1つわかることは、笑っていない。



「辛いです」

「なら、何で笑うんさ!?辛いんだろ?」

「辛いって言っちゃったら、終わりじゃないですか。
だから…だから笑うんです!」



―――あぁそっか。アレン…お前だから笑うのか。



「ホントに無理んなったら、ちゃんと『辛い』って言うさ?
オレはアレンが好きだから…だから、2人で頑張りたいんさ!!」

「ぷっ…くさくないですか?その台詞!」




いつだって
キミの本当の笑顔が
見たいから。

マヨネーズ禁断症状/土方・沖田(ギャグ?/リクエスト作品)


今日もたくさんの仕事に追われる真選組。
真選組副長である土方もその中の一人で、部屋中は煙が充満していた。



「ったく、総悟のやつ。次から次へと…」



苛立ちを隠せない土方の手元には、沖田がバズーカ使用により破壊された建物の請求書ばかり。



「はぁ……あ、やべ。タバコ切れちまった」



気づくと、土方の手元にあったはずの数本のタバコは灰と化してしまった。
苛立ちが収まらない土方は、仕事に集中することが出来ずにいた。



―――マヨネーズで気晴らしでもするか



気だるげに台所へ向かい、【副長専用】と書かれた冷蔵庫へ手を伸ばす。
【副長専用】とは、文字通り副長である土方専用の冷蔵庫である。
この冷蔵庫は、普通の冷蔵庫と隣り合わせに置いてある。
使用しているのは当然ながら土方のみだ。


がちゃ....


冷蔵庫を開けて覗いてみると、掃除でもしたのかと疑うほど綺麗に中身がからっぽ。



「昨日でマヨネーズ切れてたのか…買いに行くか」

「あり?どこに行くんですかィ、土方デストロイヤー」

「誰がデストロイヤーだ!デストロイヤーはお前だろ!!マヨネーズが切れたんだよ。ちょっと出る」

「忙しいのにマヨネーズの為に外出たァすげーや」

「誰のせいで忙しくなってんだよコラ!なんなら総悟、お前が買ってこい」



ほら、と土方のポケットから数千円。
差し出されたお金を受け取ることをしない沖田は、これ以上ないくらい嫌な顔をした。



「おい何だそのこれ以上ないくらい嫌そうな顔は!」

「いや、もともとです」

「どんな顔だ!」



行き場を失ったお金をもう一度ポケットへ捩込む土方。



「土方さん、この際だから言わせてもらいやす。アンタ、マヨネーズ食べ過ぎでさァ。体悪くしやすぜ」

「関係ねーな。マヨネーズは近藤さんくらい大事なモンなんだよ。それを今更やめろだ?冗談じゃねぇ」



そう言い残し、土方は台所を去った。


屯所を出た土方はいつものスーパーへと向かう。
普段通り、マヨネーズコーナーへと足を進める。
しかし唯一普段と違う光景が土方の目に飛び込んできた。



「売り切れ、だと…!?」



更に残酷な文字が目に飛び込む。



「入荷予定なし!?どうなってんだよ!!仕方ねぇ…次の店行くか」



落胆し、屯所から少し遠いスーパーへと足を進める。



「畜生、イライラしやがる。タバコ…………」



内ポケットへ手を伸ばすが、そこにタバコはない。
土方は更なる苛立ちを感じた。



「あーツイてねぇ。自販機で買うか」



そう呟き、歩みを進めるがまったく自販機を見つけることができない。



「おいおいおいおい、シャレになんねーぞ。まぁスーパーに入りゃタバコぐらい、」



不意に言葉が止まる。
いや、止めざるを得なかった。なぜなら…

【本日、臨時休業致します。大変申し訳ありません】

の文字。
タバコもマヨネーズも手に入らない。
さすがの土方も怒り爆発である。



「なんでなんでもない平日に店閉めてんだ!マヨネーズとタバコを販売しない容疑で店検挙すっぞコラァァァァァ!!」

「何してんですかィ土方さん…」

「っ!?」



声のする方に視線を移すと、明らかに引いた表情の沖田がいた。
対する土方は店に向かって一人で馬鹿騒ぎ。



「マヨネーズが………マヨネーズがねぇんだよ!!!タバコの自販機もねぇ!どうなってんだ!!!!!!!!なんで総悟がここにいんだ!!!!!?」

「すいやせん、そのテンション面倒なんで。それに俺ァ、今日はこの地区のパトロールでさァ」

「パトロールだぁ!?どうせサボってやがんだろ!」

「土方さん、ホント面倒なんでそのテンション。切腹するかその入口のガラスに頭突っ込むかどっちかにして下せェ」

「どっちも願い下げだわ!!ぐっ…!」

「? 土方さん?」



不意に苦しみはじめ、土方は地面に倒れこんだ。
さすがの沖田も心配になり、土方を支えた。



「汗、ヤバいでさァ」

―――やべぇ、なんでだ…!?この感覚…

「いったん屯所戻りやしょう。山崎に電話してパトまわして、」

「大丈、夫だ…落ち着けば……だ、大丈夫でござ…!」

「ござる...?!」



語尾に違和感を感じた沖田は、土方の顔を覗き込む。土方の表情は今までの凛々しい顔立ちから、どことなくヘタレた表情へと変化していた。



「アンタまさか…!」

「プススス...久しぶりでござる、沖田氏」



そこには先ほどまでマヨネーズだ、タバコだと騒いでいた鬼の副長の土方はもういなかった。



「何でトッシーが…」

「マヨネーズ、タバコ。この2つが不足し過度なストレス状態から僕が呼び起こされたんでござるよ」
「マヨネーズ…タバコ…」

―――じゃあ土方さんはこのままマヨネーズとタバコの摂取がないと戻らねーってこと…じゃあ副長は俺になる!?

「分かった。テメーはそのままタバコもマヨネーズも禁止でさァ。そうすりゃ俺が副長。給料も上がりまさァ。その上がった給料で何でも好きなアニメグッズ買ってやりまさァ。どうですかィ?悪くねー話だと思いますぜ」



ニヤリとニヒルな笑みを浮かべ、沖田はトッシーを見る。



「その話、のったでござるよ。一生沖田氏について行くでござる!プススス...」

「おう」

―――これで俺は副長に。





「って夢見やした」

「やめろォォォォォオオ!!!!」


END

…………………………………


そら様、お待たせいたしました。
リクエストに沿えているかわかりませんが(´;ω;`)
こんな駄文でよろしければ、受け取って下さい!


3/16 あかり
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