(⊃д⊂)オッ・・・∩・Д・∩ハァー
昨日の青森は℃気温が高く
、久々の
雨降りだったんだけど、こちらでは雨降りの次は「雨がえし(天気が荒れる・吹雪く)」があるということで、どのくらい
雪が降るのか?気になるひでっちでつ(o^-^)b
82年3月21日、ドイツ・ポルシェ社のバイザッハ・テストコースにて、シャシー001のマシンがシェイク・ダウンを行います。
そのマシンは市販車改造の枠を取り去り、その後のプロトタイプカーによる高度なレースを実現するため、厳しい燃費基準を導入し、70年代のオイルショックを引き金に省燃費への転換を迫られいた各自動車メーカーに参戦を促す目的のために導入された「グループC」規定のもと、開発されたマシンです。
その後、約2年半にわたってワークスカー10台、カスタマーカー(プライベートチーム用)18台、計28台が生産された「ポルシェ956」について、今回は
書いてみようと思います。
↓82年ル・マン24時間優勝車(ジャッキー・イクス/デレック・ベル組)
※本来ボディサイドには、イギリスのタバコメーカー「ROTHMANS(ロスマンズ)」のスポンサー名が、白文字で入っています。
そもそもグループC規定(スポーツプロトタイプ)はクローズドボディで、ボディサイズや最低重量、燃料タンク容量、フラットボトム長が制限されているほかは、燃料補給回数が決められているだけで、エンジン形式(直列、V型、水平対向、ロータリーなど)や排気量も自由、エンジン自体もレース専用エンジンを開発するもよし、市販車のエンジンを改造するもよしとする至ってシンプルなものでした。
そんなグループC規定に参戦するために開発されたのが、このポルシェ956であり、その後この956の改良型「ポルシェ962C(84年デビュー)」は約150台生産され、90年代前半まで活躍するとともに、ヨースト・レーシングやクレーマー・レーシングなど各プライベーターチームの底上げを果たしたマシンでもあるのです。
なお、82年モデルのエンジンは水冷式水平対向6気筒DOHCツインターボの935/76型(2,650t)で、フルアルミモノコックと鋼管サブフレームを採用し、車両重量は820sでした。
そして、この年のル・マン24時間レースにはポルシェ・ワークスから3台が出場し、表彰台を1-2-3フィニッシュ(それもカーoに
)で独占する結果となるのです。
↓82年ル・マン24時間2位入賞車(ヨッヘン・マス/バーン・シュパン組)
↓82年ル・マン24時間3位入賞車(アル・ホルバート/ハーレイ・ヘイウッド組)
また、翌年(83年)からはプライベートチームへの販売も75万西ドイツ・マルク(当時の為替レートで約6,500万円)で開始される訳ですが、マシンとともに分厚いサービスマニァルとパーツリストが添付され、
空港に到着後オイルと燃料さえ入れれば、そのままレース参戦が可能な完成度の高さだったそうです。
※エンジンも一年間を通して使用可能な耐久性と信頼性(メンテナンスフリー)も備えていたとか…w(°O°)w
このポルシェ956の登場により、世界の自動車メーカーは独自にグループCカーを開発し、各サーキットにおいてこのポルシェ956に挑んでいくことになります。
※ヨーロッパではメルセデス・ベンツ、ジャガー、ランチャ、アストン・マーチン、プジョー等、日本ではトヨタ、ニッサン、マツダ等、アメリカではフォード等…。
近年、ヨーロッパを中心にクラシックカー・レースにおいて、愛好家による当時のグループCカーを使った殆んど本気に近いレースが行われており、現在のどのカテゴリーのレースを見てもレギュレーションにより、どのメーカーも同じようなマシンにしか見えないレースを
観るよりも、メーカーによりボディデザインもエンジン形式も全然違うこのグループCカー、特に俺はこのポルシェ956/962Cが一番好きなマシンです(^-^)
ポルシェ962Cについては、またの機会に書いてみたいと思います。