☆Happy Day☆

いつもと
何の変わりのない週末


バスケの練習試合後
しんちゃんが
カレーを作ってくれて
しんちゃんのママと一緒に
ご馳走になった


ごはんが終わりかけた頃
しんちゃんは部屋に戻り
しんちゃんママと
二人っきりになった


一番の共通の話題といえば
真悟なわけで
いつもは他にも話をするのに
その時の話題は真悟 だった


仕事とバスケの両立
なおかつわがままなさやか
という3足のわらじを
履きこなし
毎日コツコツ頑張ってるのかと
思いきや
仕事をちょいちょい
さぼってる事が
しんちゃんママと話してて判明


あまりにも衝撃的で
私の聞き間違いって思ったから
しんちゃんママに3回ぐらい聞き直した


聞き間違いではなかった


隠し事をしてるしんちゃんに
だんだんイライラしてきたけど
しんちゃんママがいる手前
それは出せれん


しかも
黙って見守ってあげてほしいと
しんちゃんママ


早く部屋に戻って話し合いや
と思ってたのに
ストップかけられた


しんちゃんママと
たくさん話して
母親が息子を心配する気持ちと
この壁を乗り越えてほしい
という強い気持ちが伝わり
見守る事に決めた


しんちゃんはさやかに対して
後ろめたい気持ちがあるから
何を話してたのか聞いてくる


だけど見守るって決めたから
話さなかった


今まで話さない事はなかった


次の日の朝
早速休もうとしてたから
我慢しきらんくて
仕事行くように説得


説得しただけで
しんちゃんママと
話してた内容が
バレてキレはじめた


見守るって決めたのに
黙って見守れなかった自分と
しんちゃんが悪いのに
キレてるしんちゃんを見て
涙が出てきた 


その日から時間の許す限り話し合い


とりあえずしんちゃんを責めた


しんちゃんの事が信じられなくなった


そしてこのまま終わると思った


今まで積み重ねてきた絆が
こんなにも簡単に崩れるとは
思ってもみなかった


だけどしんちゃんママが
相手の嫌いなとこは
自分の悪いとこでもある
ってメールくれて
自分の悪いとこを見直してみた


見直してみるとどっさりあった


相手だけが悪いんじゃない事に
気づかせてもらった


それからは責めるのが嫌になった


不安はまだまだあるけど
乗り越えようとしてるしんちゃんを
全力で応援したくなった


そう思わせてくれた
しんちゃんママに感謝


やっぱりおかあさんすごいわ

仕事が終わって少ししてから
夜にコンビニに行った


開いてるレジがひとつだけやって
4人ぐらい並んでたら
もうひとつのレジも開けてくれた


ここまでは
なんら変わりのない
普通の事


あとで開けてくれたレジの方に
残りの3人が移動


そのあと私の後ろに
並んでた男の人が
私の肩をトントン
と30代後半の男の人が叩いてきた


何か物でも落としたのかと
思ってたら

あのメガネをかけた人
テレビで見るアナウンサーに似てない
って話しかけてきた


言ってる方向を見ると
男の人が二人立ってて
二人ともメガネかけてる


一瞬どっち？
って思ったけど
どっちも雰囲気がアナウンサーぽくなかったし

わかりません
って答えて会話終了


ホッとしてレジを済ませて外に出たら
また同じ質問された


わからんし
って心の中で思ったけど
笑顔でわかりません
って言って車に小走りで逃げた


急いでエンジンかけて
メガネかけてバックしようとしたら
走って車まできて
無視しようかと思ったけど
そんな度胸もなく窓を開けたら

今度ごはんでもどうですか
って


ナンパやった


彼氏いるし無理〜
言った


チャライお兄ちゃんが軽いノリで
ナンパしてくるなら
今日ほど怖くないんやけど
今日は単刀直入じゃなかったから
怖かった


いろんなナンパの仕方が
あるねんな

金曜日は仕事で花見に行ってきた


お天気もすごくよくて
かなりの花見日和


毎年、桜を見ながら
さつまスティックを食べながら
お茶をするのが定番


さつまスティックを買いに行っている間に
おきた出来事


施設ではいつも仲か悪く
文句ばっかり言い合ってる二人が
外に出ると隣同士で座ってるし
仲良くおしゃべりしてた


ビックリするぐらい意気投合


しかもその話の内容が

A:あの木は何？
B:ケヤキ

A:あの木は何？
B:ケヤキ

A:あの木は何？
B:ケヤキ

って3回ぐらい言ってたし


あの犬の足短いなぁ

ってダックス見ながら言ってるし


聞いていて当たり前じゃ〜
って心の中で言ってた


でも仲良しが
何よりも嬉しかった


来週はいつも通りに戻るな
間違いない