2017/01/19 17:14
Giving bitrth




前日、お昼頃に病院に行って誘発分娩の説明を聞く。つもりが、半々の確率で苦しんだ末に帝王切開になるだろうとの説明を受け、誘発ではなく帝王切開を決める。
産道出口付近の骨盤が横に扁平形らしく、どうしても頭が出てこないだろうということだ。
母親に来てもらってよかった。
お昼に銚子丸で最後の晩餐。昼餐?
コルトンプラザで買い物をして、ビビって帰宅した旦那と合流し帰宅。
忘れ物がないようにたっぷりの荷物を持って早めのおやすみ。


朝5時ぐらいに起きる。
眉毛だけ書いて、荷物を乗せて出発。
7時頃病院に着いて、先客の方の処置を片耳に、旦那とベッドでノンビリしていた。
いよいよ私の準備の番だ。
出産の中でこれが一番つらい。
点滴。
横になって患部を見ないようにジッと耐える。
見なくても針が太いことが分かる。
冷や汗が止まらず、旦那を恐怖の目で見つめ、意識をなんとか保ちつつ、看護婦さんの一言に体がビクビクしながら補液剤が体に入ってくる冷たさにキュッとなった。
お股の毛を上半分くらい剃られ、まさかの浣腸。
いやぁ、グリセリン入れられた途端にお腹がギュルギュルしてもー耐えられん。
なるべく我慢してなんて言われたけど、ムリです!トイレに駆け込んで出します!5分くらい苦痛に悶えていたかもしれん。
そこからはひたすら自分の処刑時間が来るのを旦那とともに待つ。

11時にお隣さんが連れられ、12時にいよいよ私の番。
そんなに緊張はしなかったなぁ。
すぐ隣のお部屋での処置で。まさかの身ぐるみ剥がされ、全裸になる。困惑。
そのまま手術台に乗せられる。
なんだ、こんなドアもない、色んな棚のある、なんともない部屋で手術するんだ。
あ、このグローブうちの会社でも売ってるよ、なんて思いながら、硬膜外麻酔。
何箇所かチクチク注射され、メインの麻酔。管を通される間、いつもの迷走神経反射で血圧低下、看護婦さんが冷たくなる手をギュッと握ってくれて峠を越える。
足を触られ、冷たさを感じないことを確認できたタイミングで、ユラユラと先生が登場した。ドラマみたい。
下半身が重い。なんだか全体が痺れた感じ。
流れるように足を手術台に拘束され、上にかかったタオルを剥がされ導尿。麻酔が掛かってるから不思議な感覚だー。
ジリジリと手術台が上がり、若干先生の方に傾く。傾くと赤ちゃんも横にズレるから、変に切るリスクを減らすのかな?
簡単に説明を受け、12時○分、帝王切開術、開始。との号令。
隣にはキャップとマスクを付けた変な格好の旦那。お腹が見えないように座っててと言われたらしい。
メスが体に入る。
本当だ。触れる感覚はあるのに痛みはない。
体の中は出血を抑えるために電気メスでの切開。切るたびにモクモクと煙が上がり、体がピクピク動く。
うーん、カエルの麻酔&神経刺激と同じだ。カエルになった気分と呟くと先生が反応した。
子宮を切るよと麻酔の先生から声を掛けられ、その後、
体を左右にブンブン振られる。
せんせーい、何してるのー。
世の皆さんと異なり、子宮の筋肉が異常に硬く、伸びないらしい。ギリギリのところで右に左に頭を振って、無事に赤さん誕生!
数秒後産声は、一言で、オヤジくさっ!
オヤジの痰混ざりのむせた声って感じ。
簡単に羊水を吸い出した後、顔の横に持ってきてくれた。
感動で泣くなんてことはなくて、あぁこんにちは、って心の中で呟く。
旦那の顔は喜びで満ち溢れてた。
そこから娘は助産師さんに拉致られ、私は点滴から全身麻酔に移行。天井の照明を見つめる間に気づけばベッドの上にいた。

旦那が携帯で写真を見せてくれた。
まだ足は動かずパンパンで痺れた感じ。
麻酔が効いているから全く痛みはなく、最初の点滴が、この出産での一番の痛みだった。

夕方に娘を連れてきてくれて腕で抱く。いやーん、静かじゃなぁ。
その日の夜は何だかんだ興奮してあまり眠れなかった。

チャンチャン。

次の日の朝、いつも通り体を動かそうとするとお腹に激痛。立とうとするときが腹筋使うんだね。一度立ってしまえば特に問題なし。



そんな1日からあっという間にもう5ヶ月。
健やかに成長してくださいな。

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