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30代/二次元/メンタル/お洒落
泣きそうになったこと
00:10 2017/5/12
今日は中国人店長さんと新卒くんとの三人体制でした。お客さんがちっとも来なくて暇な一日。

パチンコ店のキャンペーンガールの人たちが、ロリータ服を着て日傘をさして歩いていて。

ハウ「可愛いねえ」
新卒「そうですか?後ろの子は可愛いけど、前の子は……なんちゃって。ハハハ……」
ハウ「わあ、新卒くんそういうこと言うんだ。後で店長に報告しようかなあ」
新卒「ハハハ……昨日、ヘルプの男性スタッフさんと俺で仕事だったんですよ。ここは可愛い女の子がいないからキャッチがつまんないって言ってました笑」
ハウ「え〜、そんなこと言ってたの?」
新卒「よくないっすよね、ハハハ……ハハハ……人は見た目じゃないですよ。イケメン高身長だから、ああいうこと言っても許されるんですよね」
ハウ「キャッチの足止め率すごいよね。この間、女子大生くらいの可愛い女の子がスタッフさんに声をかけてたの。隣で見ながら、わあ〜本当にこういうことあるんだ……って」
新卒「女の人のほうから寄ってくるってマンガの世界ですね」
ハウ「そしたら女の子を見送った後、ガキはいらねーんだよ、って舌打ちをしていたの」
新卒「言いそうです笑 でもハウさんも男子高校生に囲まれるとかあるんじゃないですか?ハハハ……ハハハ……」
ハウ「ううん、わたしが囲まれるのは鳩くらいだよ。駅前に立っていたら、だいたい鳩の待ち合わせスポットになっちゃう」

午後、店長さんが声をかけてくれました。今の店舗以外のところから指名をもらったけれど、その理由がまったくわからないと話したのですね。謙遜とかじゃなく、わたしよりも数字をとれる人がいるからです。

店長「ハウさんは、お客様への接客が上手デスヨ」
ハウ「そうですか?うーん」
店長「アナタはとても他人を尊重するデスネ。わかりマスカ?」
ハウ「うーん。誰かを貶めたり見下したりはしないほうかもしれません」
店長「わかてマスヨ。ワタシはハウさんがとても話しやすいデスネ。ンー……コミュニケーションが取りやすイ?意味わかりマスカ?」
ハウ「はい。ありがとうございます」
店長「だからずっと一緒にお仕事したいデス。本当に、ずっと一緒にお仕事したいデス」

もうこの辺りでじわっと目頭が熱くなってきて。

店長「今はワタシ、お店の奥で店長のお仕事してマスネ。ハウさんは大体外にいますネ。デモ、この立場は逆転するかもシレナイ。いつも危機感持ってマス。ワタシがハウさんの立場だったら絶対キャッチをしてクロージングをして契約をとって、ってできないデス。一つしか年齢違わないのに、すごいといつも思ってマス」
ハウ「それは店長がクロージングの土台を作ってくださったおかげですよ。前にもお伝えしましたけれど、店長は新人のわたしをはじめてクロージングに同行させてくださった方だったから……指名をいただいた時からずっと、OY店に骨を埋めるくらいの気持ちです」

店長「いつもワタシのことうるさいなッテ思ってないデスカ?どしても店長だから、言わなきゃいけない時ありマスネ。ハウさんはとても接客上手だケド、時々はまだウーン?てことありますネ」
ハウ「それをその都度指摘してくださるから嬉しいのですよ〜。店長は、わたしのことをしっかり見てくださってるんだなあって思います。朝から叱られたときはズーンってなるんですけど笑、でもそしたら、よーし店長に認めてもらえるように頑張ろう!ってなるんです。わたしはまだまだですから」
店長「ソコがあなたのイイところダヨ。普通は褒められたらワタシできるジャーンて調子に乗る。ハウさんは自分ができないことに気付いてル。だから素敵デスネ」

店長「正直、他のスタッフさんにはあまり怒らない。それは期待してないからデス。だって言ってもその人はもううちに派遣されないカモでしょウ?言っても意味ないデスネ。ハウさんはきちんとワタシの伝えたいこと受け止めてくれるダカラ、信頼してマス」

なんだか危うく泣きかけるところでした。むむむ、あぶなかった。

ずっとOY店に居てください、と、首から下げる社員証を作ってくださいました。名前の上にOY店スタッフと書いてあるのです。嬉しい。

帰りは新卒くんがいちばんに退勤し、わたしは休憩室で着替えていると店長が駆け込んできて。「今日残業しナイ!ハウ〜、一緒に帰りマショ!」って。はじめて駅までご一緒しました。

話題:泣きそうになった事



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