幸解け http://mblg.tv/xxxixs/


日記書くのひさしぶりだな

ずっと、ゆうきくんのこと忘れようと思って頑張って、いつか想い出に出来るかなって
だけど、やっぱり無理でした

土曜日、ひさしぶりにお店に来たゆうきくんは相変わらずかっこよくてかわいくて、でも隣に行ったらだめだってわざと離れて座って、なのに周りが気を利かせてゆうきくんを私の隣に

CHANELの香水も、あごを触る癖も、隣で見る横顔も、好きで好きで仕方ないゆうきくんのまま

体調崩してたっていうのに、誕生日だからってみんなにシャンパン飲まされてフラフラなゆうきくんは
「もうおじいちゃんだめ」
「死んだら助けてくれる?」
「すぐ助けてね、やくそくね」
そんなことを言って弱味を見せる

酔ってるゆうきくんは「ちゅーして、はやくして」そんなわがままで私を困らせて、周りを気にしながら合わせた薄い唇の温かさに泣きそうになった

「あたし他の人とちゅーしたでしょ」
「俺知ってるんだからね」
「してもいいけど」
「…やっぱりなんか気に入らないからだめ」
「あたしは俺のなんだからだめだよ」
「怒るからね」
私の手に触れてうれしい言葉ばかり口にして、忘れようとした気持ちなんて消し去ってしまうから、結局私はこの人から離れられない
嫌いになるどころか、好きだって気持ちを消し去ることすら出来ない


ねぇ、
なにをしたって、どう足掻いたって
あなたは手に入らない

そんなこと分かってるんだよ

あなたに会えない時間
触れることすら叶わない時間
嫌という程思い知らされたし
隣で温もりを感じたって
手に入ることは無いんだって感じる

それでも好きだよ

それでもゆうきくんしかいないよ

この恋が叶わないなんて分かってるから

お願い、最後にもう1度抱いて欲しいよ

あなたに抱かれた私を最後に、死にたいよ


甘くやさしい声も、わたしに触れる指先も、合わせた薄い唇も、なにひとつ忘れさせてくれない貴方を、今夜も想って眠るの
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>> 2017 February14 23:02

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