埒外で武張るのは良し

05/29 16:46

〆切

抗えないこれまでもその先も変更不可なその人間が所有する本性そのものを如実に表す。

頭では好き勝手に飛び跳ねる桃源郷はどうぞご自由に。それはけっきょく如何にしようが妄言でしかないのだ。本性謂わば非意思選択ゆえ愛憎のわいてしまう質からの逃避行は我々にとっては不可能である。（見ざる聞かざる言わざる三猿を実行した場合は例外）〆が近づけば近づくその程はスコップ片手に地上から空中都市の理想郷へと出発する無謀で果敢なさまがいつの間に地下深くへと穴堀を進めているよう。それが完結すれば発散され飛び散り再び桃源郷を目指して飛び回る空想を思い描く。大人になってもなんど繰り返しても此だけは学習しないものだ。


05/22 01:25

シュタイナー捜査官は自殺の見届け人になってほしいと頼んだ。しかし彼は決してイエスとは言わなかった。紅茶が飲みたい、ただそう言ってキッチンへ向かう。それが余命わずかの老人と彼とのあいだで交わされた不文律のようなものであったのだろう。老人は別の部屋に行ってくると行って台所を去る、彼はこちらを振り向かない。ごゆっくり、そういって二人分のティーカップを用意している。

01/27 00:27

しらないお爺さんの七人の兄弟は
どんどんと


12/19 23:58

おいたわしや、

石ころ帽子を手にとってみても不完全であっただろうに

温い沼池のなかに静かに沈んでいく脂肪

膂力は失われ

心地よい不快感のさなか　

異国の神様たちはよもやま話に夢中

向こうがわにはもう誰もいない 

しずかにねむる女のみ


10/11 15:30