『お疲れさま〜!』
夜、
Nさんと会う時は必ずこう言う。
『ガン検診、どうだった?』
『それがね、聞いてよ〜(;・д・)』
会うなり文句を言った。
『まったく、人のおっぱい何だと思ってんのよ( ̄。 ̄;)
これだからマンモグラフィー嫌いなの!』
Nさんは、
私の説明が面白過ぎると笑っている。
笑い事じゃないのに。
『ほら、このチラシにセルフチェックのやり方も書いてるよ。』
『それはオレがやってるから大丈夫!』
『でも、3〜4本の指で…って書いてある。
Nさんは5本使ってるから間違ってるわよ
( ̄∇ ̄)』
しばらく乳がん検診の話題で盛り上がった。
おっぱいひとつで
こんなに楽しく会話できるって、
なんて平和で幸せなことなんだろう。
そういえば、
いつも私の胸もとに伸びてくるNさんの手。
今日は触ってこないわね…
なんて思ってたら、
マンモが痛かったと大騒ぎしたもんだから、
触ると痛がると思って遠慮してたみたい。
生理前に、
おっぱい張って痛い時も、
Nさんはけっこうガマンしてたりする( ̄∇ ̄)
かわいい。
母の病気の話をしながら、
他人事ではないね、
私たちも健康でいないと…
そんな話をしていた。
Nさんの奥さまだった人は、
婦人科系の病気を経験してる。
だからNさんは、
私に検診を受けるようにすすめる。
『来週、検診の予約を入れたから行ってくるね。』
『そうして。
オレの触診だと今のところ異常ナシだけど。笑』
『この先生はヤブ医者だから、ちゃんとした所で診てもらいます( ̄∇ ̄)
Nさんもタバコ吸ってるんだから、
体に気をつけてよね。
そうそう。
ひとつ、お願いがあるんだけど…』
『お願い?』
『私より先に死なないでね。
ひとりぼっちで悲しい思いをするのはイヤだもん。』
『オレだって残されたらイヤだよ(^^;)
ぁ、じゃあ〜、
同時にコロッと逝けばいいんじゃない?』
『そうね!
手を繋いで三途の川を渡ろう(^-^)
イチャイチャするな!
って叱られて、あの世の入り口で門前払いされたらどうしよう?』
『仕方ないからこの世に戻れば?笑』
何だかバカバカしい話ばかりしてたけど、
健康はお金で買えないもの。
私をひとりにしたら、
Nさんを恨むからね( ̄∇ ̄)