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君の喜ぶ顔が見たい

今回も、
長距離をひとりで運転してくれたNさんに

感謝の気持ちを伝えた。




『Nさん、
連れてってくれてありがとう。』



『オレの方こそ、
一緒に行ってくれてありがとう(^^)』



逆にお礼を言われてしまった。




さっき、
道の駅で買ったソフトクリームを、
二人で代わる代わる頬張りながらNさんに話し掛けた。






『あのね、
いつも私のお願い叶えてくれるじゃない?

常識の範囲内で…( ̄∇ ̄)』




『うん、常識の範囲内でね( ̄∇ ̄)』




『なのに私、
何のお返しもしてなくって…』




『そんなの…

オレはね、
ぷくぷくさんの喜ぶ顔が見たいの。

一緒にいてくれるだけでいい。』




『隣でソフトクリーム食べながらヘラヘラしてるだけだよ。』





『うん、それでいいよ。』







『……キャーッ!(≧◇≦)』





『なっ、なに?(;・д・)』





『ソフトクリーム垂れちゃった!

ほらぁ〜 シャツの、ここ。(;´Д`)』




『何やってんだよ〜(^0^;)』







どうやら、

こんなので いいらしい。






言いたいこと言って、

食べたいものを食べて、

熱いだの冷たいだの、
こぼしちゃっただの……

そうやって大騒ぎしてゲラゲラ笑ってる私を見てるのが、
Nさんにとっては至福の時間のようだ。



こんな有難い話ってある?





私は、


彼に何をしてあげられるだろう。


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