もうずいぶん前に購入したきり、読むタイミングを待っていた本


ここ数日で読み終わりました。


私は ヘヴン という作品で川上三映子さんに出逢い、一作読んだだけでとりこになりました。



大好きな山田詠美さんの本と出逢った高校生のころと、似たような錯覚におちました。




なんとなく、恋愛小説であることがタイトルからわかったので、読むタイミングを間違えないようにしたいなと思っていた本





このタイミングで、この本を読めて良かった。
これ以上ない、私にとってはいいタイミングだった。






毎日暑いから、なにかに集中したくて
絵を描いたりしてたんだけど

あ、読書いいかもってふと思って
買ったきり読まれるのを待っている本たちの中からなんとなくこれを選んだ




主人公は私と同じ出身。
同じくらいの年、そして季節はちょうど夏くらいから物語は始まる。


主人公と、もう1人出てくる主人公の友達になっていく聖という女性。
ふたりの性格の違い、考え方の違いが興味深かった。

仕事について、恋愛について
何が正しいのか、
正しいとは どうあることか。
正しいなんて概念は必要なのか



信用と信頼は違うということ。



主人公と出会う男性が物理に詳しいため、
空はなぜ青いのか?
光と色について
世界でいちばん小さいものは何か?素粒子について、、、かかれていて少し物知りになれます(笑)



ざっくり分けると、恋愛と友情のようなもの半分半分の本なのかな。

私としては、恋愛小説というより違うものに思えた。
なんてゆうか、みんな違って、みんないいんだよ、そのままで。でも時おり己をかえりみるといいと思う、的な。そこに押し付けは一切ないから、読んでいて苦しくない


あとは、風景描写がみものです。
美しい



読みはじめから、読み終わりまで続く美しい文


やっぱり、やっぱり、いいな、川上さんの文。



山田詠美さんも、とても美しい文章で、言い回しが独特な美しさ、怖さがあるんだけど


川上さんの文は美しいと鋭いがすれすれのような、感じ




読書はちょこちょこしかしませんが、
私はとにかく流れるような、私にとってはとても美しい文が好きなようです。



女性的な文書が好きだな。




読んだ感想を忘れないうちにと思って、長くなってしまった

お仕事してきます。




暑いからすいぶんとえんぶんー!



08/05 09:35
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