話題:妄想を語ろう
小ぢんまりとしたスタジオ。明らかに何か有名な曲をパクったテーマソングの流れる中、番組が始まる。
司会男『今晩わ。他のメディアでは決して取り上げられないネガティブな話題をお届けする【ネガティブニュース】の時間がやって参りました。司会は私、“恥ずかしくて自分の名前が言えない男”と、』
司会女『…“記憶喪失で自分の名前がどうしても思い出せない女”でお送りします』
司会男『なお本日は特別に、ゲストコメンテーターとして、打ち合わせの時にスタジオの隅をウロウロしていた“よく判らない人”をあ迎えてしております』
ゲスト『今晩わ。“よく判らない人”です』
司会男『それでは先ず最初のニュースから…』
ジャジャン♪
司会女『都内在住のOL、河馬河原モエモエさんが彼氏に誕生日プレゼントとしてブランド物のバッグが欲しいと言ったところ、彼氏に【イトーヨーカ堂のビニール袋】をプレゼントされてしまったそうです…』
司会男『これはまたネガティブな事件ですねぇ…う〜ん、イトーヨーカ堂をブランド、ビニール袋をバッグと考えれば間違いとも言い切れない気がするのですが…司会女さん、女性側からみてどうなんでしょう?』
司会女『…イトー…ヨー…カ堂…私、何処かでその名前を聞いた事か…うっ、だ、だめ…やっぱり思い出せない…』
司会男『判りました。無理して思い出そうとしない方がいいです。では、ゲストの方、どうですか?』
ゲスト『ビニール袋って何ですか?初めて聞いた言葉だわ』
司会男『有り難うございました。それでは次のニュースへ移りましょう…』
ジャジャン♪
《続きは追記ページに♪》
ジャジャン♪
司会女『続いてのニュースです。知る人ぞ知る映画俳優の北枕寝夫(きたまくらやすお)さんが“自分の耳たぶと肩甲骨に自信を持てなくなった”と云う理由で、70年に渡る映画一筋の役者人生に幕を降ろす事となりました』
ゲスト『あのさ、私、昔映画雑誌の編集やってたんだけど…その人は知らないなあ…どんな作品に出てた人なの?』
司会男『そうですね…代表的な物は…【2001年宇宙の足袋】での、地下足袋専門店の看板を造った看板職人の三番弟子役。【怪人二十めんそ〜れ】では、作っても作っても、怪人に豚の角煮(ラフティ)を盗まれてしまう沖縄そば屋の主人の行きつけの床屋の看板を造った看板職人の三番弟子役。他にも、【看板職人三番弟子物語】での“押し黙ってタラバ蟹の身をほぐし続ける透明人間”の役とか、【続・看板職人三番弟子物語】での“何も言わずにズワイ蟹の身をほぐし続ける透明人間”の役など…出演した映画の数は十万本を超えているそうです。ご存知ありませんか?』
ゲスト『ああー!いやね、【続続続続続続続続・看板職人三番弟子物語】はメチャ好きな映画で、もう三百回ぐらい観てるんだけど、それには出て無かった。残念だなあ!』
司会男『司会女さんはどうです?彼が出演している物で何か記憶に残っている作品とかあります?』
司会女『イトー…ヨーカ…堂…私確かに昔……ううっ…ダメ…イトー…頭…堂……イトー頭堂?…イトーアタマ堂って何なの?私、そんな名前、聞いた事ないわっ!』
司会男『判りました。無理に思い出さなくていい。所詮、前のニュースの話だし早く方がいい』
ゲスト『てか、“ビニール袋”ってマジで何なの?あ、もしかして…北枕さんが出演した映画のタイトル?』
司会男『それでは、本日最後のニュースです…』
ジャジャン♪
司会女『放送開始から10年目にして初めて、この【ネガティブニュース】に視聴者の方から激励のお便りが届きました。ポジティブな話題で心苦しいのですが…恐らく世界で唯一の番組視聴者だと思いますので、読まさせて頂きたいと思います』
[第1回目の放送から毎週欠かさず番組を観ています。なんか、癖になると云うか…ネガティブでいいのよね(笑)…司会の女の人の記憶がいつになったら戻るのかも気になるっちゃあなるし…本当、いい番組だと思う。で…スタジオの生の空気を感じてみたいので一度遊びに行ってもいいかなあ〜?…「いいとも〜♪」なあんて…てな訳でこれからも応援してるから頑張って下さいね〜…ところで、“ネガティブ”ってどういう意味なんだ?]
司会男『ネガティブ精神には反しますけど…嬉しいものですね。ゲストの方、どう思われます』
ゲスト『あ、これ書いたの私だわ…』
司会男『と云う事は…今日の放送を観てる人は多分ゼロ…』
ゲスト『しまった!そこまで考えて無かった!…すまん、今から大急ぎで家に帰って放送観るわ。それじゃ、また♪』
ゲストコメンテーター“何処の誰なのか判らない人”は帰って行った。
司会男『放送時間終了まで残り30秒…間に合うといいですね』
司会女『私…“ネガティブニュース”って番組、何となくだけど知ってるような気がする…』
スタジオの照明が徐々に暗くなり番組終了のテーマソングが流れ出す中、司会者席のテーブルの上にいつの間にか置かれている携帯電話が鳴る。
司会男『はい、もしもし…司会男ですけど』
電話の人『ハァ…ハァ…』
司会男『…もしもし?』
電話の人『…何とか間に合った。今、家で観てる…ハァ…ハァ…』
司会女『それでは皆様、また来週のこの時間も【ネガティブニュース】で…あっ!…イトー…ヨーカ…堂…もしかしたら』
電話の人『ハァ…ハァ…お、思い出したのかい?…ハァ…ハァ』
司会女『ズワイ蟹…頭…堂……ズワイ蟹アタマ堂!?……ダメ…やっぱり思い出せない…』
司会男『判りました。無理に思い出そうとしない方がいい…と云う事で、また来週♪』
《終わり》
昭和・禁断のコーデヾ(*T▽T*)
でも、あれだ♪その組み合わせでも、エネルギー値が異常に高ければ“世良正則”になってモテモテになれる!!ρ( ^o^)b_♪♪
まさに紙一重だ(*≧∀≦*)
で!!
ファンタージエン四天王!!!!\(◎o◎)/
えれ爺♪ふぁんた爺♪のすたる爺♪ぽえ爺♪
素晴らしすぎる!!((((;゜Д゜)))
なんと云う洞察!!( 〃▽〃)
これには兜を脱がざるを得ない♪
参りましたm(__)m
マジで、ファンタージエンから光が射し込んできた♪♪ヽ(´▽`)/
しまつた!! 徳島にヨーカ堂とドンキはなかったのか!!(//∇//)
そう言えば前にも「セブンイレブン入った事ない」とか「ローソンって一度も見かけた事ない」とかもあったっけ(゜◇゜)ゞ
その代わりに全然知らない店の名前が当然のように登場したり…地方によって変わるから面白いよね〜♪
言わば、“固有名詞の醍醐味”がここにある!ヾ(・◇・)ノ
で……登場人物の隠された関係とかまで推察してくれるのは、読んでてメチャ楽しいし、時に書いた私自身すら気づかなかった事もあって、今後の執筆の参考になる(〃⌒ー⌒〃)ゞ
ちょっとした言い回しの癖から、その人間の人物像を掘り下げていこうとする読み方は流石、梶井氏!♪ヽ(´▽`)/
今までに。たくさんの素敵な本を読んできた人間だという事がよく判る(*≧∀≦*)
続く♪
お、遅くなってスマヌ(・ω・`=)ゞ
やはり『マイルドなニュース』を覚えていてくれたかあ♪ヽ(*´▽)ノ♪そうなんだよ♪この話も基本形はマイルドニュースで、ちょっと違いを出すのにゲストを一人つけてみた感じかな(〃^ー^〃)
もっと各人を掘り下げたり、関係者のインタビュー映像を交えたりすれば、より濃密に描けるんだけど…それはまた改めて考えてみよう♪(//∇//)
エンデの影絵劇、あったねー!(*´∇`*)
今一度、原点に立ち返る意味でもエンデ全集読み直してみようかな…( 〃▽〃)
てか…肩甲骨のわななき!(笑)ヾ(*T▽T*)
“生物”としての本能的な何かを感じる言葉だ!!
ただ、その“何か”が何なのかはさっぱり判らないけどヾ(*T▽T*)
続くよ〜♪
思い出した♪名前の無い登場人物で織り成す物語は影絵劇みたいそ-いえばエンデ全集に手のみがでてくる物語があったなあ骨ばった青白い手レ-スの絹手袋をはめた華奢な手‥
ヨーカドって徳島に無いのよね(笑)ドンキの袋を代用で想像したりちなみにドンキも無いというさすが司会男脱線しそうになる話をイチイチ鮮やかに元に戻すなあ〜
北枕寝夫‥ねるお、かと思った(笑)そ-いや実際に夢枕貘って居るよなあ床屋/地下足袋専門店の看板職人の三番弟子押し黙る/何も言わずに
ここいら辺を精妙に演技出来るかどうかで明暗が別れる出来てないと【あいつは使えない】って評判が業界中に回って仕事が来なくなる‥とテレビで聞いたおっかねぇとこだべ芸能界は
肩甲骨のわななきひとつで表現できる感情があるしかし肩甲骨の故障でわななけなくなったらぉれもいさぎよく舞台から退くだろう
ってか“肩甲骨のわななき”って何ですか!?
この台詞だけミョ〜に男性的魅力に満ち溢れてて(笑)この二人、実は付き合ってんのか!?( ̄∇ ̄)なんて思ったりここだけ敬語じゃないしさ♪番組という公の番でふとしたはずみに出演者のガチプライベ-トが出ちゃうとワクワクするよな←ゲスい視聴者
ほほゥ‥ヨ-カドは思い出せなくてもお便りを流暢に読むとこは流石プロもう身に染み付いてるんだろうなあ〜そ-ゆ-のって消せないよね
なんか癖になると云うか ‥ネガティブでいいのよね(笑)遊びに行ってもいいかなあ〜?「いいとも〜♪」なあんて‥
↑ミョ〜な馴れ馴れしさと独特な節回しがサイコ-ッす!!
放送‥
観る‥
あっ、この番組テレビだったんだてっきりレディオかと♪♪(//∇//)
てか‥
30秒で帰れたんかいッッッ!!
さりげなくケ-タイ忍ばせてくんなッッッ!!
なんかこの台詞すごく優しく響いてくるなあ‥しかも昭和人の優しさだ油くさい顔してるんだモジャモジャ頭§§§§§に赤いペイズリ-のバンダナGジャン+G-ンズ(禁断の組合せ!!)
もしかして彼は司会女が好きなのでは司会男司会女‥自分の中では羽鳥慎一と赤江珠緒かなよく似た聡明な美男美女カップルで相思相愛他人が入り込む余地なんて1_もないんだ
‥やっぱ時かけトリオって男が一人あぶれるのなでも、そこにえれ爺があって癖になるというか‥なあんかえれ爺っていいのよね(笑)‥ところで、“えれ爺”って何ですか
えれ爺はねファンタ-ジェンにいる四人兄弟にして四天王の一人だよちなみに他の三人はふぁんた爺のすたる爺ぽえ爺だよっ☆忘れないでねっ☆(∂▽∂)ゞ
あけまして
おめでとう
ございます
今年も蛇頭龍尾でいきましょ〜♪♪ヽ(≧∇≦)ノ゙
その通りです!ヽ(・∀・)ノ
『2001年宇宙の地下足袋』
関係者でもほんの一握りの人間しか知らない事をいとも簡単に見抜くとはビックリ(☆o☆)
例のシーンは、世界の映画史の中では、もはや伝説ですよね〜♪未だ、これを超えるマグネットシーンは存在しない…
あ、思い出しただけで感動の涙が…(ToT)
この番組のモットーはズバリ!!
『明るくて楽しいネガティブ♪』
♪ヽ(´▽`)/
切れて底に穴が空き掛かってるイトーヨーカ堂のビニール袋なんて、ネガティブ的にはもう最高級のブランドバッグと云えるでしょう(~▽~@)♪♪♪
あ、それ…何気にけっこう視聴率とれそうな気が♪(//∇//)
放送局やスタジオは霊的な物が割りと集まりやすいので、そのエンディング、十分可能性あるかも知れません(´▽`;)ゞ
足袋の裏に磁石をくっ付けるくだりは涙なくしては・・
モォ大爆笑れちゅニャリンからぁんッッイトーヨーカドーにょビニル袋ッッコハルもぉ欲ちいれちゅニャリンよんッッ
コハルネガティブニュチュにょ大ファンにぃにゃりちょうれちゅニャリンよんッッ
ラストはラップ現象で灯りが全部おちて、謎のすすり泣きの中、人魂が飛び交う〜、とか♪