話題:SS
『では、私はこれで二人の会話をモニタリングさせて貰います』
何時の間にか仁来の手には、どこから取り出したのか5インチぐらいの液晶モニター付きの小型端末機があった。
『…それは?』
『まあ、携帯型【EMMA】といった所です。今は、そちらの【EMMA】とリンクさせてあります』
こうして、ついに最新鋭のウソ発見器【EMMA】を使った取り調べが始められたのだが…
先ず最初に町村の口から出た容疑者へ問いかけは、事件とは何ら関係性の感じられないものだった。
『しかし、あれだな…今日は本当に朝から酷い土砂降りで…お前さんも早く家に帰って熱〜い風呂に入りたいだろ?』
怪訝な表情を浮かべる容疑者に、町村が云う。
『ん、どうした?今日は朝からずっと雨だったよな?』
しつこい町村に容疑者の顔に警戒の色が微かに浮かぶ。
『おかしな事を云いますね…今日は朝からずっと快晴じゃないですか』
その言葉を受けて町村は改めて【EMMA】の液晶画面に目をやった。
[おかしな事を云いますね…今日は朝からずっと快晴じゃないですか]
そこには、たった今、容疑者の語った言葉が一語一句違わない形で表示されていた。仁来の云った通りである。
更に、液晶に表示された文字の色は全て白色であった。これはつまり、そこにウソは含まれていない事を示している。
《続きは追記からどうぞ》♪
そして、それは正しかった。『朝から土砂降り』と云う町村の言葉こそがウソで、要するに町村は【EMMA】を試したのである。
今日は全国的に朝から快晴だという“確定している事実”を基準に、【EMMA】の精度をテストした形だ。結果は合格。『朝から快晴だ』と、本当の事を語った容疑者を【EMMA】は“シロ”と判定した。
こうなると町村としても【EMMA】を或る程度信用せざるを得ない。
それにしても…
町村は【EMMA】の驚くべき情報処理速度に舌を巻いていた。と同時に一つの疑問が頭に浮かぶ。【EMMA】を開発した機関はどこなのだろう? 実際、【EMMA】が持ち込まれるまで町村は、新型ウソ発見器を開発している事など全く知らなかったのである。
だが、噂の一つも流れなかった事から【EMMA】の研究開発が極秘裏に進められたであろう事までは推測出来る。
しかし、法的に証拠能力を持たないウソ発見器の開発をそこまで秘密にする必要があるのだろうか?
町村は仁来の顔をチラリと見た。この男は恐らく、町村が抱いている疑問の答えを幾つか知っているに違いない。
だが、仁来は携帯端末に視線を落としたまま顔を上げようとはしなかった。
もっとも、町村が訊いたところで仁来が【EMMA】プロジェクトについて何か教えてくれるとも思えない。結局、それは町村の領分には属さない事柄なのだ。
今は余計な事は考えず自分がするべき仕事、つまり、容疑者への尋問に集中しなければ。
町村はそう思い直し、自分の気持ちを仕切り直すようにブルッと小さく身震いをした…。
☆★☆★☆
ゴールテープに飛び込もうとしたら…
『もう一周あるよ』と競技員に注意されたので、あと一周、競技場トラックを回って来たいと思います( ~っ~)/
多分、無理やり書き終えようと思えば出来たような気もしますが…
まあ、ここまで来たら一回ぐらい延びても♪〜θ(^0^ )
あ… わざとやってる訳ではありませんので
こちらもだいぶ暖かくなって来ました
やっぱり、太陽の光って 気持ちを朗らかにしてくれるような気がします
コメは気にしないでください 読んで貰えるだけでも十分有り難いので また、そちらも覗かせて貰います
ずっと
文章が頭に入って来ない日々が続いてますm(__)m
文章が読めなくて
しちゃいけないような気がして…。
北にも春が来ました
blog暇な時に見に来てくださいね
〇〇の異人
新作映画だ
いや、でも よく思い出した
あれは、独特の空気感のある作品だったよねぇ
幻想的で 静かな怖さもあるけど、同時に儚さや切なさ、人が持つ情の温もりみたいなのが強く根底に流れてて…
真夏に 冷やし中華食べながら観たい
おおっ!…貞治
一幕物の舞台として 捉えてくれたのは嬉しいなあ
やっぱり、場の捉え方が独特
笑の大学、時代設定も舞台設定も良かったよねぇ 登場人物2人で ストーリーを豊かに描く 三谷さんらしい素敵なセンスだと思う
この話をそういう感じで舞台にするとしたら、会話をメインにする形に書き直して…また、ちょっと違うテイストになりそうで面白いかも
で… 取り調べ室の 奥でCCBの笠さんが意味不明にドラム叩いてるの
いや、決して焦らしプレイで楽しんでる訳ではないのですが
今はちょっと 3千字ぐらいが時間的 集中力的に限界で
エンディングには確実に近づいているので、次あたりであっさり終わる事でしょう
それはまた
幕末さながらの和洋折衷さで
いやあ… 話が長引いて、結末が当初考えていたのとは別物になってしまいました
焦らしモード全開で
…あと十周
判りました
では次からの九周は、ストーリーに全く関係ない町村と容疑者のほのぼのトークをお届けしましょう
おはよぉ〜ヽ(*´∇`)ノ
小説お疲れさまぁ〜
あっ!完璧間違ってたっ
『異人たちとの夏』だっ
最近、大林監督作品観て無いから、大林監督作品観たいなぁ〜…
あっ!そう言えば、今日 違うレンタル屋さん行って…『○○の異人』あって、メッチャ観たい〜
って思ったけど…やっぱ恐くて借りられなかったぁ〜
みぃう。まだ映画全然観て無いコロ
あれ観て、メッチャ感動したんだぉねっ
こんな素晴らしいのあるんだって
って言いつつ、タイトル覚えて無いんだけど…
鶴ちゃんが出てるやつ…
鶴ちゃんの演技にも感動して、感情移入しすぎて、ぞわっと恐くて、恐くて
見たくて、見たくてたまらないけど、見るに見れない片思い映画ですっ
あっ!興奮して話それちゃって ごめんっ
素晴らしいっ
まったくもって素晴らしいっ
取り調べ室だけでの、この話の持って行き方…この話の展開
ちょっとヤバいっ
かなりヤバいっ
これ書くの、メッチャ難しいよねっ
場所の展開無いから、一切の ごまかしきかない
ヤバいっ
かなりの感動っ
興奮が止まらないっ
ロマンチックはとっくに止まった気はするけど
髪の毛 ピンクにして、おっきいメガネかけてドラム叩いたら、ロマンチック来るかしらっ?
いやぁ〜、トキノっちやっちゃってるなぁ〜
マジっ!天才っ
メッチャ!天才っ
あっ!アレ思い出したよっ。
三谷幸喜監督の『笑の大学』だったっけかなぁ〜?
あれ初めて観たトキも感動したなぁ〜
一室だけで、あれだけ魅せるって、ものすごいセンス。って思ったよっとっ♪
【続くっ】
ぐわわぁにゃかにゃかちゅちゅみちょれぇちゅちゅまにゃいこにょジレンマ
実わ天才想定内長編小説家トキノ伯爵にょいわゆるジラチ大作戦れちゅニャリン
早く結果が知りたいれちゅニャリンよん
羽織袴に蝶ネクタイで待ってますよ(笑)
ええーっ(´o`)
やっとこウソ発見器を使ったと思ったら…
つづく
だなんてぇ
でもワクワクするお話なので、長く楽しめるのは大歓迎です
いっそあと10周くらいゴーっ