話題:コーヒー

『その時、私は心の中で小さくガッツポーズを決めたのであった‥』

【心の中でガッツポーズをする】

冷静に考えると、なかなか格好悪いものがあります。

幸いなのは、あくまで心の中の出来事なので、他の人には見えない事でしょうか。

さて、先日の話…

街中をブラブラ歩いていると、何やら微かに見覚えのある顔が前から歩いて来るのが見えました。


これは勿論、顔が単体で歩いていたと云う意味では無く、歩いて来た人間の体の最上部に“見覚えのある顔”が乗っかっていたと云う事です(要らぬ説明1)。

それが誰かは直ぐに判りました。

なんとまあ懐かしい!
その顔は紛れも無く、中学時代に仲の良かった友人の父親のそれではありませんか!?…勿論、顔だけでなく体も友人の父親のそれではあるのですが(要らぬ説明2)

『ああ、どうも!ご無沙汰しております』

挨拶をすると、彼も直ぐに私が誰か判ったらしく…

『あ!久しぶりだねぇ…元気にしてた?』

それから少しの間、“友人の近況”などを立ち話で話したのですが、その途中ふいに或る記憶が私の中で蘇ったのです。

そしてそれは【缶コーヒー】にまつわる記憶でした…。

缶コーヒー。

日常生活の中で普通に使われている言葉だと思います。

「缶コーヒー買ってきて」「缶コーヒーでも飲むか」「ああ、なんか缶コーヒー飲みたいな」

ところが…