★奇想天外倶楽部☆

　

『くだらない話』


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喫茶店

「ご注文の方、お決まりでしょうか？」

『ああ…どうしよっかな』

「もしあれでしたら、顔洗って出直して参りましょうか？」

『いやいや、君の素っぴんはちょっと勘弁して欲しいなあ…』

目にも止まらぬ速さで、ウェイトレスが持つ銀のトレイが客の額をバコ―――ンっと打った。


「あら、お客様。額から流血してますけど大丈夫ですか？」

『あ、ちょうどいいや。この機会に血液型調べようっと』

「すみませぇん！リトマス試験紙って置いてあります？』

「はい。一応、置いてありますけど…血液型は調べられないと思いますよ」

『あら、そうだっけ』

「ええ、調べられるのは確か…酸性、アルカリ性と‥中性脂肪か中世ヨーロッパのどちらかだったと思います？」

『あ、そうだったね。いや、私、算数苦手だったんだよ』

「理科ですけどね。…で、ご注文は？」

『う〜ん…それが…いや実はね、ずっとお腹の調子が悪くってさ。さっきからドンドンヒャララ♪ピーヒャララ♪いってるんだよ』

「村祭り的ですねぇ」

『そうだ。お腹に優しい【村の鎮守の神様的メニュー】ってあります？』


「正露丸定食というのがありますけど？」

『あ、それ‥食べてもお腹下らない？』

「ええ。お腹、下らないですよ」

『じゃあ、その【くだらないやつ】を１つ』

「かしこまりました。では注文を繰り返し…ません」

『All light！』

「本当に‥くだらない話だわ」

　

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オマケの大長編スペクタル


『二度ある話』



「あ、ちょっとコーヒー飲みたいんだけど…クリープとかあるかな？」


『クリープは無いけど…ニドはあるよ』



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《大団円》終了！