話題:なんとなく


新元号、ついに決まりましたね。いったい、どんな元号が発表されるのだろうとテレビ画面を食い入るように見詰めていると、まさかの二文字がバーンと両の目(〇まなこ ×なまこ)に飛び込んで来ました。なんと、これが新元号か!

【保釈】

……別のニュースでした。どうやら知らず知らずの内に手がリモコンのボタンに触れてチャンネルが変わってしまったよう。慌ててチャンネルを戻すと新元号は既に発表されていました。

【令和】。

ナヌっ?絶対に【鶴亀】だと思っていたので、これは意外な結果でした。でも、かなり近い。惜しかった。かすってはいます。という感じで新元号はニアピン賞でしたが、出典に関しては、日本の書物で恐らくは[万葉集]だろうと推測していたので、そちらはズバリ的中しました。

そうなると、どうしても気になるのが次の元号です。私としては次こそ【鶴亀】に違いないと踏んでいますが、果たしてどうでしょうか。【鶴亀】でなければ【猿蟹】。そんな確信があります。その次となると流石に推測は困難ですが、出典については、引き続き日本の書物、しかもかなり著名な国民的書物が選ばれるでしょう。有力候補は[盆栽世界](園芸誌)、[クッキングパパ](漫画)、[明星のソングブック](付録)――その辺りでしょうか。

それにつけても、もう一つ気になってしまうのが新元号を発表する時の官房長官です。もしも自分が官房長官だったら、どういった心持ちになるのだろうか。ついつい、それを考えてしまいます。

(君たちが知らない新元号、俺だけは知ってるぜ!イエーイ!)とちょっとした優越感に浸る感じなのか、

(発表した瞬間のリアクションが薄かったらどうしよう。嫌だなあ)という不安に包まれるのか、はたまた、

(いや、アレだよ、気に入らなくても別に私が考えた訳じゃないからね、文句は考えた人と会議に出た人全員に言ってくれよな)とネガティブな感情を抱くのか、

いずれにしても、ほぼ全国民の注目を一身に浴びる羽目になるのですから、これは相当のプレッシャーでしょう。となれば、ここは一つ、小ボケを挟みたいところ。何でも良いのです。新元号を発表すると見せかけて、大相撲の新番付を発表するとか、兎に角、一度緊張をほぐして皆で吉本新喜劇のようにズッコケたい。そう、大切なのは緊張と緩和です。

菅官房長官がやおら自らの顔の皮膚をべりべり剥がすと、その下からトム・クルーズの顔が現れる……などというミッション・インポッシブル的なドッキリもかなりおススメです。更には、トムクルーズと思わせてその下から再び菅官房長官の顔が出現する“裏の裏は表”的な仕掛けも良いでしょう。関係者の方々、次の元号を発表する際には是非とも御一考下さいませ。


さて、残りわずかとなってしまった【平成】ですが、それを名残惜しむかのような妙ちくりんな出来事(それはほんの数秒間)がありましたので、書こうか書くまいか迷ったのですが、次回、その話をすると致しましょう。

では……また。(* ^ー゜)ノ