あっという間の令和元年。


話題:なんか色々まとめ


早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。本年も大変お世話になりました。

いやはや、今年は元号が新しくなったり、平成が終わったり、新元号が決まったり、決まった新元号が発表されたり、令和になったり、昭和が二つも前の元号になってしまったりと世間では実に様々な事がありました。そこで、今回は今年(私個人に)起きた出来事を《トップ3》という形でざっくり紹介したいと思います。


【令和元年個人的ニュースTOP3】


《第B位》―『椎名桔平さんのモノマネを会得した(かも知れない)』。

数人で喋っている時に偶然ゲット。コツは、少しアゴを引いて斜め下を見る感じで喋る事。声はお腹の鳩尾(ミゾオチ)から一気に吐き出すように。更に、アゴを上げて少し上を向き、強めの口調で喋ると仲村トオルさんに似てきます。ちなみに周囲の反応は……

「ああ、言われてみればちょっと似ているような気がしないでもない」

……そのぐらいが丁度良いのです。



《第A位》―『クリスマスイヴにクリスマスツリーではなく蚊取り線香を出した』。

そもそも12月に蚊に刺された事自体恐らく初めて。逆に8月は蚊に刺された記憶がないという。全く、旬も季節感もあったものではありません。蚊はやはり夏の風物詩でしょう。このままだと皆が真冬にTUBEやビーチボーイズを聴き出す時代が遠からず訪れるかも知れません。


《第@位》―『生まれて初めて自らの意思で福神漬けを買った』。

福神漬けは、名前も縁起が良いし、ちょこっと添えられている感じも控えめでキュートだし、ご飯の一部に味が染みて変に甘くなってたりするところもシュールで好きなので、存在自体を認めてはいたのだけれども、必要か必要でないかと云われたら間違いなく「特に必要はない」という存在だったのです、今までは。

それが今年になって急に、「あ、福神漬けをちょっと添えたいな」という気持ちが自然に沸き上がるようになって、ついに人生で初めて自らの意思で福神漬けをスーパーの買い物かごの中に入れたのでした。


以上、「どこがトップ3なんだ!」という向きもあろうかとは思いますが……このぐらいが丁度良いのです。

そのような感じで来年も激動の年となるかも知れませんが、引き続き宜しくお付き合い下さいませm(__)m


2019かげらふ日記(虚構)#14「ムー的有給休暇の事」


話題:妄想を語ろう



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


〇〇月××日

【水曜日】

(曇り、時々、メリーポピンズ)

『ムー的有給休暇の事』

今日は有給を取り自宅から車で小一時間ほどの場所にある里山へ。目的は、ライフワークと言っても過言ではない「UMAの探索」である。因みにUMAといのは未確認生物の意味だ。ウマではない。よって読み方もユーマが正解。

私の勤める会社は、以前紹介したように世界有数のグローバル企業である。福利厚生の充実ぶりも半端ではない。いわゆるホワイト企業だ。そのホワイトの一つが有給制度で、そこには実に様々な種類の有給休暇が存在する。今回、私が取得したのはその内の一つである[ムー休暇]。これは乃ち、雑誌ムーに載りそうな事柄(UFOや秘密結社などミステリアスかつオカルティックな事象全般)に関して取得出来る有給休暇だ。当然、其処にはUMAも含まれている。

可能ならばネッシーや雪男、モケーレ・ムベンベ、電撃の南部さんなど世界的に有名なUMAの探索に出掛けたいところだが、流石にそれは時間的にも金銭的にも難しい。が、悲観する必要は全くない。日本国内、私達の身近な場所にも意外とUMAは存在するのである。今回、私が探索するUMA【シロ黒猫】もその一つ。

【シロ黒猫】またの名を【ホワイト黒猫】。読んで字の如く、黒猫であるにも関わらず全身の毛が真っ白という実に奇妙な生き物である。

朝7時、集合場所である里山大公園の入り口広場には平日にも関わらずかなりの人数が集まっていた。ざっと数えるに5人〜300人ぐらい。これだけでもUMAという存在の普及度と人気が見て取れる。

この里山は都市圏の近くではあるが面積がかなり広い上、木々も相当に深い。ちょっとしたジャングルだ。そこで私達はゾウさんチーム、キリンさんチーム、カバさんチームの3班に分かれて探索を開始する事にした。班同士の連絡は各班のリーダーが持つトランシーバーで行う。どうしてスマルトプホーネ(スマホ)を使わないのか。それは、トランシーバーの方が探険の雰囲気が出るからである。

そんなこんなの探索開始から一時間、私のトランシーバーにゾウさんチームのリーダーから連絡が入った。

「何やらカラフルな松茸がぎょうさんあるんじゃがのう〜。採ってもよかろうもん?」

UMAとはまるで関係のない報告だ。此処は一般開放されてはいるが一応は国有地である。勝手に採集するのは流石にまずいだろう。それに、恐らくそれは松茸ではない。「ゾウさんリーダー、残念ですけど採るのは止めておきましょう」。

以降もたびたび報告が入るが、いずれも単なる白猫の見間違いであった。

ところが、誰もが諦めかけた探索終了時刻ギリギリの午後4時半、まさかの「シロ黒猫発見!」の一報がカバさんリーダーから入ったのである。ゾウさんチーム、キリンさんチームの全員が慌ただしく現場に駆け付ける。一気に高まる期待と緊張。幻のシロ黒猫、ついに発見か!皆の視線が一点に釘付けになる。果たして、そこに居たのは幻のUMA【シロ黒猫】……


……ではなく、単なる【野良パンダ】であった。

確かにパンダは猫科の動物で白黒なので【白黒猫】と言えなくもない。しかし、それは【白黒の猫】であって、私たちの探す【白の黒猫】ではない。如何にも、そそっかしいカバさんリーダーらしい間違いだ。だが、それを責める者は誰もいない。これぞワンチームである。

結局、今回の探索で幻のUMA【シロ黒猫】を見つける事は出来なかった。だが、私たちは諦めない。いつの日か必ず【シロ黒猫】を発見し、日本のUMA史の一頁を飾るのだ。


〜おしまひ〜。

[付記]今回の探索で遭遇した動物一覧。

◆普通の白猫5匹
◆その他の猫7匹
◆刑事犬カール1頭
◆ジャイアントパンダ8頭
◆マンモス6頭
◆サーベルタイガー3頭
◆ダンゴ虫2万9786匹
◆若人あき ら(我修院達 也)さん1人――記憶を失くしているようなのでちゃんと保護しました。


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