話題:最近出会った素敵な人,物
オバサマA『あらヤダ!あなた東北出身じゃなかったの?』
オバサマB『そうよ〜。わたす、東京生まれの東京育ちだんから(笑)』
オバサマA『ええー!ずっと東北の人だと思ってたのに!』
オバサマB『あら〜(笑)』
オバサマA『だって訛ってるから、もしかしたら同じ青森かなあ〜なんて思ってたのに』
オバサマB『ああ、それ、よぐ言われる(笑)。わたす、喋ると何でか訛っちゃうんだよねぇ。わんざとやってる訳じゃないんだけど…何でかすらね〜?』
ショッピングモールの中にある果物屋で偶然耳にした2人のオバサマの会話。オバサマBは果物屋の店員で、オバサマAはどうやら店の常連客であるらしい。私は2人のすぐ後ろでフルーツを物色していた。
振り返った2人のオバサマと目が合う。私が今の会話を聞いていた事は恐らくはバレている。2人の目が私に対して何らかのリアクションを求めているように見えたので、仕方なく、両手を軽く広げて、欧米人がよくやる“困った時”のポーズを、ロバート・デ・ニーロっぽい顔でやっておいた。
〜おしまい〜(デ・ニーロを含めて実話)。