話題:大丈夫


今日は、睫毛に落ちた雨粒がややもすると樹氷になりそうな、そんな寒い一日でした。肌寒さから肉寒さ、そして骨寒さへ。出世魚のように寒さが成長して行きます。もしも、私が大巨人だったら、日本列島をひょいと持ち上げ、ハワイの横辺りの海に浮かべたい。

でも、残念ながらそれは無理な相談です。ならば、私自身が動くより他に道はありません。そうだ、南へ行きましょう。温もりを求め、目指すは南。何処までも南、ひたすら南へ。そうして私はたどり着きます。南の最果て、南極に。逆に寒い。砕氷船が私の思惑を丸ごと砕いて進みます。厳しい事態。これぞ“難局”と言えましょう。

それにしても寒いのです。こんな寒い日は、リンゴとハチミツとろ〜り溶けてる、そんな優しさに包まれて過ごしたい。けれども、そんな寒風吹きすさぶ日だからこそ、敢えて私はこう言うのです…。


『冷し中華 始めました』…と。



〜おしまい〜。