寒村と書いてサムソンと呼んでもあまりカッコ良くはならない。


話題:寒い


詩『もしもピアノが…』


もしもピアノが

ヒゲタなら

想いのすべてを歌にしても

醤油臭くなるだろう。


―上記の詩に対する詩評―


「その通ーーーーり!」


By 財津イチロー。


☆☆☆☆


さてさて、忙しい朝のどさくさに紛れてとんでもないポエムをお届けした訳ですが、そんな事よりも…

恐らく、恐らくですよ…昨日から地球は氷河期に突入しているような気がします。

とにかく寒い。身の回りでも色々な物が見事に凍りついています。特に冷凍庫の中。これはもう氷河期以外考えられません。

気象衛星《ひまわり》(古っ)からも「氷だけに、こおりゃ参った」と格別に寒いダジャレ通信が送られて来ました。

このままだと人類は皆、人間のDNA を持つガリガリ君になってしまいます。

そこで私は、

これより数日の間、地球の氷河期からの脱出の為にファイヤーダンスを踊り続けたいと思います。

その為、もしかしたらブログの更新が数日間停滞するかも知れません。

いえ、別に、この時期は仕事がたて込んで忙しいとかではなく、ファイヤーダンスで手が離せなくなる可能性があるという事です。

そんな訳ですので、万が一、数日の間更新が無くとも御心配なきよう御願い致します。( ̄∇ ̄*)ゞ

そして…

どうか、タイトルは気になさいませんように…。





駄洒落は今夜突然に。


話題:突発的文章・物語・詩

娘が彼氏を連れてくると云ふ。
それも今夜突然にであります。

さう云へば、娘ももう良ひ年頃。こういう事があつたとて何ら不思議はありませぬ。

然しながら、此方にも心の準備と云ふものが…などと思つていると早くも玄関の呼び鈴が鳴つたのでありました。

もはや、じたばたしたところで仕様がありませぬ。

どのような彼氏でも温かく迎え入れようと腹を括りて玄関の戸を開けましたれば、何と驚ひた事に娘の横には、彼氏どころか人間ですらなひ、巨大な明太子が立つていたのでありました。

明太子とは、詰まるところ、あの明太子であります。

然も、置かれていたのではありませぬ。太っ腹を見せながら凛と立つていたのであります。

私はどのような彼氏でも温かく迎え入れるつもりでありましたが、残念な事にその“どのような”の中に明太子は含まれておりませんでした。

私が困っていると、娘が明太子に「ほら、きちんとお父様に挨拶して」と小声で呟くのが聴こえました。

娘に促された明太子は緊張で顔を赤らめながら、私に向かつて云ひました。

「どうも…かれし明太子です」

………

ふむふむふむ…
恐らくこれは…

駄洒落好きの娘が(彼氏が欲しい)と強く念じた結果、彼氏と駄洒落が混ざり合う形で具象化してしまつたに違ひありませぬ。

そんな“かれし”越しの夜空には綺麗な満月が浮かんでいます。

………

ふむふむふむ…
考へてみれば…

月の光とは即ち、太陽の光であるからして…月光は太陽夜光と呼び変へても良ひでのはあるまいか?

昼間の太陽の下の彼氏も、夜中の太陽の下では“かれし明太子”となり果てるのでせう。刻に其れは“かれし蓮根”に、はたまた“かれしマヨネーズ”となるのやも知れませぬ。

思へば、自らは決して光を発せぬ月が、今宵駄洒落の力を借りて、光を発する代わりに気持ちをハッスルさせた。そんな光のハッスルが“かれし明太子”なる、娘にとつての理想の恋人を醸造したのではあるまひか?

そんな事を思ひながら、私は何事も無かつたかのように玄関の戸を閉めると、眠るにはいささか早い刻限ではありますが、今夜はもう休む事に決めたのでありました。


【完】。



誰も知らない都市伝説卍ファイル「首が回らない村」最終編。

話題:妄想を語ろう

更なる真相に近づく為の取っ掛かりを求める我々に、館長は自分がまだ幼い時分、地元の有力者であり同時に優れた郷土史家でもあった祖父から聞かされたという古い民間伝承を「参考になるかどうか判りませんが…」と前置きを打った上で教えてくれたのだった。

館長が語った話を要約すると、概ねこのような感じとなる。

――――――

どのくらい年代を遡れば良いのかすら判らないほど遠い遠い昔の事。Mヶ岳上空に突如として謎の発光体が現れた。そして、それは轟音と共にMヶ岳山中の“と或る集落”に着陸したという。驚いた集落の人たちが着陸現場に近づいてみると、山林中のぽっかり開けた場所に銀色に輝く金属製の巨体な円盤が低い動力音を響かせながら停まっていた。やがて、集落の人たちが遠巻きに見守る中、円盤の外壁の一部が扉のように開いたかと思うと、異様な出で立ちの者たちが姿を現したという。

実は彼らの正体こそ、地球を侵略しに宇宙からやって来た【亜槌無為手穂意 星人】であり、その集落は彼らが使う魔法のような術「滋矢無顕穂意」からの「亜槌無為手穂意」により瞬く間に支配されてしまったそうだ。

術をかけられた者は顔の向きが一方向に固定されてしまい、以降【亜槌無為手穂意 星人】の従順な手先となったらしい。

ところが、或る時、【亜槌無為手穂意 星人】はどういう理由でか地球侵略を諦め、自らの母星に帰還してしまう。そして後には、首が回らなくなった人たちの集落だけが残された…。


―――――

なんという事だ。

「参考になるかどうか判らない」どころか、ズバピタ、いやドンピシャではないか。

館長の話を聴き終えた我々は、すぐさま緊急会議を開き、この都市伝説の真相を一つの仮説として取りまとめる事にした。

そして、その会議において我々はある重要な事柄に気づいたのだった。

もしかすると【滋矢無顕穂意】は「ジャンケンほい」と読むのではないだろうか。これは、知る人ぞ知る日本のゲーム【ジャンケン】の掛け声「ジャンケンぽん」と酷似しているように思える。そうなると【亜槌無為手穂意】は「アッチムイテほい」と読む可能性が究めて高いと言えるだろう。


それを踏まえた上で我々が行き着いた“謎の顔面方向固定村”の真相は以下の通りである…。


《続きは追記からどうぞ♪》


more...

誰も知らない都市伝説卍ファイル「首が回らない村」後編。


話題:妄想を語ろう

もう一枚の挿絵に描かれていたのは、着衣から判断するに恐らくは何処ぞの村人と思しき四人の人間の姿であったが、問題は彼らの首から上の部分である。

驚いた事に、一人目の村人は顔を九十度右に向け、二人目は逆に顔を九十度左に向けている。三人目は顔を真上に、四人目は真下に顔を向ける形で描かれていたのである。

どうだろう。これは「村人たちが常に顔を同じ方向に向けている」という、謎の村に迷い込んだ人たちの証言と一致してはいないだろうか。

その挿絵が問題の村を描いた物である可能性は究めて高い。我々はそう判断した。

さて、見開きの反対側の頁である。当然、我々はそこに挿絵についての説明が書かれている事を期待した。ところが、そこには謎が更に深まるような奇妙奇天烈な二つの言葉が在るのみであった。

[滋矢無顕穂意]

[亜槌無為手穂意]

我々は先ず、この二つの言葉が経文の一部であると考え、あらゆる経典を調べてみたが、残念ながら、それらしいものを見つける事は出来なかった。

上方の挿絵は、現在で言うところのUFO の飛来を描いているように思える。などと言うと、突拍子もない話のように思えるが、実際、日本の古い文献にはUFO としか思えない不思議な乗り物が描かれている物が多数存在する。中でも最も有名なのは、南総里見八犬伝の作者として知られる曲亭馬琴が著した兎園小説「虚舟(うつろぶね)の蛮女」に登場する正体不明の円盤型の乗り物であろう。

この「うつろ舟」の逸話は馬琴の著書以外にも、長橋亦次郎の「梅の塵 空舟(うつぼぶね)の事」など幾つかの書物に見る事が出来る。また、昨年(2012年)にも茨城県日立市の旧家から「うつろ舟」が描かれている史料が発見された事を地元の茨城新聞が報じていた。

我々が見た古文献に描かれている円盤型の乗り物も、やはり「うつろ舟」の一種であると考えるのが妥当だろう。そして「うつろ舟」が宇宙から飛来したUFO だとするならば、円盤から出て来た全身タイツ姿の人間は、当然の如く宇宙人という結論になる。

そこまでは容易に辿り着く事が出来た。が、そこから先が手詰まり状態なのである。UFO 伝説と謎の“顔面一方向村”との関わりが不明なのだ。それを解き明かすには理解不能な二つの言葉の意味を見つけ出す必要があるだろう。

だが、我々はその取っ掛かりを掴めずにいた。このままでは、謎は謎のまま歴史の陰に埋もれてしまう。それは我々の本意に反するものだ。

そこで我々は藁にもすがる思いで、この古文献を所蔵する郷土史料館の館長に救いを求めた。そして結果的に、それが幸を奏す形となったのである…。


〜最終編(完結)へ続く〜。

★★★

もう概ね、結末は見えているとは思いますが…

敢えて、完結は明日の最終編で、という事で♪f(^_^;


誰も知らない都市伝説卍ファイル「首が回らない村」中編。


話題:妄想を語ろう



その村の異常なところは、“どの村人も常に同じ方向に顔を向け続けている”という点だ。これは、村からの脱出に成功した人間全てが共通して語っている事なので、恐らくは真実だと思われる。

“一定の方向に顔を向け続けている”というのは、要するに“首を全く動かさずにいる”という事だ。ムチウチや首の寝違えなどで首が回らない状態を想像して貰えば良いだろう。

ある者は右、ある者は左に、また別の者は上、或いは下を、という具合に方向こそ各人バラバラながらも、右を向き続けている者は朝から晩までずっと右を、左を向き続けている者は同じくずっと左を、と、その方向が変わる事はないらしい。

服装や話す言葉など、それ以外の部分に関しては何らおかしな点はないので、村に迷い込んだ人々も最初は村人たちの異様さに全く気づかないと言う。ところが、時間が経つにつれ、村人たちが出会った時からずっと同じ方向に顔を向けたままでいる事に気づき、そこでようやく「この村はどこかヘンだぞ」となるらしい。

我々調査班は、村に関する資料が何処かに残されていないかを独自に調べ始める事にした。そして、問題の隠れ村が存在がすると推測される地域内にある某町の郷土史料館が所蔵する、年代、出所ともに不明の古い文献に、その村に関する記述が僅かながら残されているという事実にたどり着いたのである。

残念ながら古書物の写真撮影や複写は不可という事なので、こうして言葉で説明するしかないのだが、そこに記されていた事柄は我々の理解の範疇を大きく超えるものであった。

謎の村に関する記述部分は僅か見開きの二頁に過ぎない。それでも、十分過ぎる程の異相を呈していた。

まず、見開きの頁の片方には、発光する巨大な円盤形物体の挿絵が載せられており、更にはその傍に銀色の頭まですっぽり被るタイプの全身タイツに身を包んだ妙な人型生物の姿が数体描かれていた。

これだけでも十分に不可思議であるのだが、我々の注意を惹いたのは、その図解の下にあるもう一枚の挿絵であった…。


〜中編終了〜。


★★★


はい、出ました、まさかの“中編”(笑)!

いえ、長さ的には一つに収めても構わない程度なのですが、何と言いますか、ほら、その、アレですから、やっぱりネ…という事で、続きはまた明日♪ヽ(´▽`)/


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