話題:楽しかった

昨夜は隣家の主人のクシャミが山本リンダでした。

そのココロは…
「もう、どうにも止まらない」

確かにクシャミというのは、その性質において高い連続性を持っていると考えられるので、クシャミが続く事自体は別段面白くも可笑しくも無いのですが、問題はそのクシャミの在りようです。その点において昨夜の隣家の主人はタケヤ味噌だったと云えるでしょう。

そのココロは…
「ひと味ちがう」

深夜に打ち上げを始めた隣家の主人のクシャミの花火大会は総計五十発に迫ろうかというこの夏一番の大花火大会で、ラストは怒濤の七連発で〆めとなったのですが、その最後の七連発がなかなか珍しいものだったのです。

一発目…クシュッ。
二発目…クシャン!
三発目… プシュー!
四発目…バフッ!
五発目…パッファッ!
六発目…っくショーンッ!
七発目…ピューーッ!

そう。驚くなかれ、七発全てにおいてバリエーションを尽く変えて来たのです。恐らくは似たようなクシャミをし続ける事に飽きてちょっと変化をつけてみたくなったのでしょう。若しくは、クシャミにも小笠原流や柳生新陰流など色々と流派が存在していて、彼はその門下生なのかも知れません。

クシャミ撫子七変化。

なかなかどうしてファニーな夜でありました。

…などと云いつつ、実は何を隠そう私もクシャミが出始めると止まらなくなるタイプでありまして、過去の最高連続クシャミ記録は十九連発。途中で新記録達成(自己ベスト)がほぼ確実となり、十発目を超えた辺りからは“何処まで記録を伸ばせるか”という変なプレッシャーを感じながら頑張ってクシャミをし続けた記憶があります。

それにしても…

その記録は昼日中の路上で達成したのですが、流石に十九発も大きなクシャミをすると、その反動で徐々に体が後ろへ持っていかれるのですね。この時も、最後の十九発目が終わった時には、クシャミを最初にした場所から、大体、バス停一個分ぐらい場所移動(後退)していてビックリしたのを今でもよく覚えています。

マダムヤンはお客様にお出し出来るラーメンですが、虹色クシャミもお客様にお出し出来る立派なクシャミですね。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、そんな素敵なクシャミをする人に私はなりたい。

では…また。