話題:最近驚いたこと

今までに数え切れない程の夜空を眺め続けて来たヨゾライストの私でありますが、数日前の夜空はちょっと記憶にないぐらい不思議な感じのものでした。

切れかかった電球が点滅するように、数秒感覚で空が明るくなったり暗くなったり点滅し続けているのです。

雷が鳴る時に空がパッと一瞬明るくなりますが、恐らく、大気の状態としてはそれと似たようなものだったのではないかと思います。ただ、その時は結局、雷鳴は一度も届かずに、空だけが静寂の内に延延点滅を繰り返しているという、サイレント時代のドラキュラ映画を彷彿とさせる静かな不気味さをもった、そんな光景でした。

更には、光った空の色がまた異様で……グアバがかったザクロとでも云いますか……ピンク色の横綱とパープルレッド色の大関が相撲を取っているような、極めて不思議な色彩をしており、家の近くですれ違った近所のお爺さんも「こんな変な空、初めて見たよ」と云っていましたが、私も全くの同感でした。


もう一度見てみたいような、もう二度と見たくないような、そんな不思議な数日前の夜空のお話、写真を撮り損ねたのが返す返すも少し残念です。


☆おまけ☆

―本日の決め台詞―


『残念だったな…俺はまだ終わっちゃいないぜ』

By 一度は完全に切れた電球が再びチカチカと点滅し出して。