話題:小説風日記

今日はとても暖かい一日でした。

そのせいか、やたらアゲハ蝶とすれ違う。午前中に三匹、午後に二匹ですから、合計するとまあ大体、五六匹から七八匹と云ったところでしょうか?

それぞれがけっこう離れた場所でしたから、ストーカーでない限りは別の蝶である可能性が高い。

もしかしたら今年はアゲハ蝶の当たり年になるかも知れない。

そんな事を考えながら歩いていると、突然目の前に白ウサギが飛び出して来て、上体を後ろに仰け反らせながらこう云ったのです。

『イナバウアーの白ウサギ』

更にファミコンソフトを持ったお婆ちゃんが飛び出して来て、こう云いました。

『ロマンシング・サガのがばい婆ちゃん』

どうやらこの暖かさのせいで私の頭の中にお花畑が広がり、アゲハ蝶はその蜜に誘われて来たようです。


蝶々が安心して頭にとまれるような、そんな、てふてふな人に私はなりたい。


そう云えば…名古屋の親戚はエビフライの事を“エビフリャ〜”と発音する。ならば、蝶、つまりバタフライの事は“バタフリャ〜”と云うのだろうか?

今度訊いてみよう。

やっぱり怒られそうなのでやめておこう。


と云うか…よく考えてみたら名古屋に親戚は居ませんでした。


(注)五匹のアゲハ蝶と遭遇したのは実話です(^.^)