話題:写真詩

秋の迷い子のバタフライは
夏への戻り道を探していました。

派出所の巡査はそんなバタフライに
こう云いました。


この道を真っ直ぐ、そう、九ヶ月も歩けば、夏へと帰る事が出来るでしょう…。


そしてバタフライは再び夏に向かって羽根を広げ、巡査は冬ごもりの支度を始めたのでした。