話題:妄想話

@推進方式が、乗客たちが座席の下のペダルを漕いで飛ばす“人力プロペラ式”となっている。

A機内食は、一袋のポテトチップスを乗客全員で分け合う“同じ釜の飯”システムを採用している。

Bパイロットがどんなに頑張って操縦しても、飛行機自身が自らの意思でマダガスカル島へ向かおうとする。

C機体の外壁や内壁など、そこいら中に“最高の笑顔で微笑むガッツ石松”の顔が描かれているので、機内が常に気恥ずかしい空気に包まれている。

Dキャビンアテンダントが全員カラクリ人形(湯飲みを運ぶ福助)。

E機体の製造メーカーがハウス食品なので、何と云うか、非常に心もとない。

Fトイレが機体の外(翼の上)にある“建設現場用の簡易トイレ”のみなので、用を足すのもいちいち命がけである。

G機内では乗客全員が“江頭2:50氏の黒タイツ”を着用しなければならない、と云う服飾規定が設けられている。

H搭乗した人は、降りた後も最低5年は、耳がキーーーンとした状態が続く機体構造となっている。

I飛行中は、機内の乗客全員で、坂上二郎さんの“飛びます♪飛びます♪”をやり続けないと、ロケットエンジンが急停止する飛行システムが採用されている。

J離陸はどの空港の滑走路でも大丈夫なのだが、着陸は“万里の長城”以外では不可能と云う謎の車輪構造をもっている。

K機体の建て付けが異様に悪く、タラップを出すのに平均4時間、搭乗口の扉の開け閉めに平均2時間、安全ベルトを締めるのに平均3時間と、何かにつけ時間を取られるので、とにかく焦れったい。


【終わり】。