話題:お料理教室
皆様、猛暑の日々、いかがお過ごしでしょうか?本日のお料理は、そんな暑い夏にぴったりの「かの魯山人先生直伝による“夏のさっぱり焼き”」です。
それではご紹介致しましょう。
先生、どうぞ♪
『ハ〜イ♪ドバイから来た謎の無国籍料理人、ちょっと内気なシャヒール魯山人で〜す♪』
先生の登場で尚一層、場が暑苦しくなったところで‥今日紹介していただく料理なのですが…何でも、魯山人先生が創作なされた夏向きの新しい料理だそうで。
「ええ♪湿度の高い日本の夏に合わせたレシピを私なりに考えてみました」
それでは早速、キッチンの方へ移りましょう。
先生、まずは何から?
「そうですね♪まずは…あらかじめフライパンを火にかけて熱しておきます」
なるほど。そうする事で料理がべたっと仕上がるのを防ぐ訳ですね。
レシピ手順@‥フライパンは熱しておく。
「その通りです。で、その間に“下ごしらえ”をするのですが、片面にのみ、軽〜く塩と胡椒を振っておきま〜す♪」
片面だけ‥ですか?
「はい。それが“サッパリ”のポイントになって来る訳です」
レシピ手順A‥片面のみに軽く塩と胡椒を振る。
なるほど。それでは、片面のみに軽く塩胡椒しま〜す。パラパラ♪と…こんな感じで宜しいでしょうか?
「はい完璧!グッジョブ♪」
有難うございます。あ、先生、そろそろフライパンが熱くなって来たみたいですけど‥
「そうしたら、ここで、塩胡椒していない方の面を下にしてフライパンの中にゆっくりと置いていきま〜す♪」
何もしていない方の面を下ですね?
「そうで〜す♪で、そのまま油はひかずに、強火にして一気にタヌキ色になるまで焼いていきま〜す♪」
タヌキ色?キツネ色ではなくて、ですか?
「あ、スミマセン。間違えました。キツネ色です。イヤ‥ニホンゴ、ムズカシイネ」
なんで急にカタコトに‥今まで流暢に喋ってたじゃないですか!?
「まあまあ♪で、キツネ色になったらひっくり返して、今度は上の面をワオキツネザル色になるまで焼いていきま〜す♪」
ワオキツネザル色?
「そうです♪そうしたら再びひっくり返して今度はコアラ色になるまで焼いて、その後、もう一回裏返して、今度こそタヌキ色になるまで焼いていきま〜す♪」
レシピ手順B‥塩胡椒していない面をキツネ色→裏返してワオキツネザル色→更に裏返してタヌキ色になるまで焼く。油は使わない。