何だか、街中がやけにチョコレートだらけだなと思っていたら…なるほど、バレンタインが近いのですね。

さて、そんな聖バレンタインですが‥

(義理チョコがあるなら人情チョコがあってもいいだろう)

常々、私はそんな事を思うも‥そこはそれ、『義理と人情を秤に掛けりゃ義理が勝るのが浮き世の渡世』‥致し方ないのかも知れません。

それにしても、最近は随分と立派なチョコレートが店頭に並ぶようになりました。

そんな訳で先日も、その高級感あふれるチョコレートが並ぶ特設ワゴンを何の気なしに覗き込んでいたのですが…

その中に【不二家のハートチョコレート】があるのを見つけたのです。

ああ、懐かしい!
まだあったのか!

【不二家のハートチョコレート】が、今も変わらずバレンタインの定番として活躍しているとすれば、それは実に嬉しい事です。

その昔‥

『チョコを食べ過ぎると鼻血ブーになる』などと言っていた時代…聖バレンタイン日の小学校では、この【不二家・ハートチョコレート】が給食を超えてメインディッシュとなっていました。

『“ピーナッツ入り”は本気度が高い!』

だとか、

『“アーモンド入り”は最強!』

または、

『“椰子の実入り”は、もう本気とかいう問題じゃなくただ単に怖い!』


そんな言葉が学校中を飛び交っていました。

ところが、或る年の聖バレンタイン日…

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