写真詩


帰り道を
美しく感じて
歩を止める

それはたぶん
素敵な昼間の
終わらせかた

アゼリアの咲く
夕暮れ小道

少しだけ

遠回りの予感に
包まれながら

口笛を吹く
私がいる

それはたぶん

素敵な夜の
始めかた。