年末に部屋の大掃除をしていると、一枚の絵画のポスターが出て来ました。
それが上に載せた写真、誰もが知る印象派(或いはポスト印象派)の巨匠 ピエール=オーギュスト・ルノワールの描いた『テレーゼ・ベラーレ』と云う作品の絵画ポスターです。
当然、私はここぞとばかりに休憩タイムを宣言し、ブレンディのカフェ・ラテをゆったりと飲みながら、発掘された幻の名画を鑑賞します。
本来は余裕をかましている状況では無いのですが‥
もし私から“ゆとり”を取り除いてしまえば、後にはもう、絶世の美貌と巨万の富と広大な領地と伯爵の称号と社交界の華としての地位ぐらいしか残りませんので、ここは大掃除を焦る気持ちはぐっと抑え込み、ヒヤシンスのような涼しい瞳でルノワールを眺めます。
決して、大掃除と云う現実から逃避している訳ではありません。
否!
逃げるどころか‥
『芸術と掃除の融合』
そんな人類史上初の試みと真っ向から対峙している訳です‥with ブレンディ。
そして、この私の勇敢な行動は幻の名作の中に驚くべき隠された叡智を見つけだしたのでした。
その発見とは何か?
どうかもう一度、上の写真をじっくりご覧になった後、次ページへとゆとりを持って進んで頂きましょう‥。