彩冷える

12/06/30 04:13 (0)


彩冷えるを振り返って。







ついに来ちゃったこの日。

思い返せば、2年前からずっと私は、
葵くんをね、理解できなくて、
もう嫌いになりそうだった。
私の周りにいるみんなは知ってると思うけど。。


しばらくずっと彩冷えるを離れてた私が戻ってきたのは彩頃からでした。
でも彩ツアーは遠目に見てるだけの私にも不思議なことばかり(移動が別なこと、葵くんの怪我を知らないこと)で、
そしてツアーラスト、アンコールまできて不安が押し寄せた。
「今までやってきた中で一番楽しい」
……ほんとうに?
たけひとさんも葵くんも本当に思ってるの?
…ただのいつものライブだった。
いや、むしろもっと楽しい日なんていくらでもあった。
せっかくの葵くんの誕生日。毎年誰かの誕生日にはみんなどっかしらでドッキリして楽しそうにお祝いしてたのにすんなり普通に、花束だけ。疑問符はもちろん浮かんで。
そして終演後、何の告知もなかった葵ソロのライスフォースのフライヤー見て、がっかりした。

この日感じた不安がずっと引っ掛かったまま、半年を過ごした。


発表のされない6周年。
結局2日とも淡々と演奏するだけの感謝祭。
どんどん進んでく葵くんのソロ。
増えない彩冷えるのライブ。
フォローしないツイッター。
brand new storyの節目感。
KY側の4人と、すれ違ってばかりの葵くん。


7月、4/1のライブをDVDで改めて見て、号泣した。きっとあの時分かってたんだ私。
感じてしまってた。考えたくもないこと。
だって未来へでたけひとさんがあんな顔してたんだもん。みんな、あんな泣きそうな顔してたんだもん。
怖くて怖くて、見れなくなった。
嫌だってすがって、泣いた。



けれど8月7日は来て。



私、彩冷えるに関しては、彩冷えるがなくなること、曲が聴けなくなることよりも5人の関係が崩れたことの方がショックだった。
4人の言葉を聞けば聞くほど、私の矛先は葵くんに向いた。
葵くんのとった行動が全然理解できなかった。
どうして一緒についてきてくれなかったのか。
そして何一つ自分から説明しない大人ぶる葵くんがキライだった。ファンミに行っても、音楽で伝えるって、結局言葉にはしない彼がかっこつけてるみたいでキライだった。
4人の言ってることは正しいって言いながらも、4人を勘違いさせるような発言することが、
4人はあんなに彩冷えるを続けたかったのになんで4人が「脱退」で、彩冷えるを1人で背負ってんのかってことが、本当に気にくわなかった。
なんで4人が叩かれなきゃいけないのか、ずっとずっとつらかった。。

言葉にしてくれないんだもん。
だから葵くんの正義がわからなくて。
どんどん理解できなくなった。
言葉は想いを越えられないかもしれないけれど、言葉にしなくちゃ大切なことは伝わらないよ。



でもさ、
本当はこの人にも言いたいことあるのに大人ぶって言わないんだなって気付いた。
綺麗事しか言わない彼がキライだったけど、全部飲み込んでこれ以上亀裂が見えないようにしてるんだって気付いた。
でもそれによって4人はまた責められる対象になるわけだけど(^ω^;)



それからは、もう、諦めた。

4人がいてくれればいいと思った。
たけひとさんの涙はすごく正直で、この人の傍にずっといたいと思った。
ギターを置いてまで歌うことを選んだゆめが初めて愛しいと思えた。

本当にAYBEが愛しくて大切で、

いつからか彩冷えるへの想いが少しずつ薄れていった。



それでもたまには葵くんも観に行ってた。
いつかのその日が来たときに信じられないままではいたくなかったから。見返してほしかったから。
みだら、されんだー、あおぺこ、あるばむ、モノクローム、しんめとりー。無料の所だけね、会いに行った。
バンドじゃなく、ただのBGMに合わせて歌う葵くんにいつまでも経っても違和感が消えなくて悲しくなってた。
変わらないところに寂しくなって、
変わってしまったところに虚しくなって帰るのがいつもだった。
AYBE側では一緒に進もうとしてるのに、こっちじゃいつまでも経ってもうちらはあの日のままだねって友達と言ってた。

そんなこの2年間。
あの日からいくら経っても葵くんがちっとも理解できなかった。





彩冷える復活の発表を聞いた時は
複雑以外の何物でもなかった。

私まだ、葵くんのこと認めきれてない。
葵くんが1日だけでも戻ってくることを喜べなかった。
メンバー間は修復したの?
本当にみんな望んでこれをやるの?
社長が言い出したって聞いた。
彩冷えるは5人が同じ気持ちじゃなきゃやってほしくなんかなかったから。

そして追加された、
葵くんのFCライブのたけひとさんのサポートの話。

既に気持ちが迷子だった私は、とうとうわかんなくなって泣いた。
こんな微妙な関係じゃなければ私には嬉しいニュースだっただろうに。
喜びたいようで、でもどうして彩冷える控えてる前にサポートで一緒にやるのか、どうしても葵くんを迎え入れられる気持ちが作れなくてわからなくてわからなくて。

そこからはたけひとさんにたくさん迷惑かけた(苦笑)
私、やっぱりどうしても直接聞きたかったんだいろんなこと。濁されるのなんてわかってたけど、表情で伝わるものもある。
私の気持ち伝えてたけひとさんから返事もらって。それで少しずつ少しずつ、その日を迎える覚悟をできるようになった。
たぶん、こんなにダイレクトに言ってきたヤツ、私くらいだろうね(^ω^;)



当日は結果的に行って良かった。
実際に葵くんとたけひとさんが話したり目を合わせたりするところを見たら、もういろんなことが片付いてるんだなって思えたから。すべて元通りってわけにはいかなくても、修復されているような気がしたから。

あまりにたけひとさんが輝きすぎてて、Rさんとも話したけどあれをAYBEでこそ見せてもらいたいのにねって話にもなるくらいだったけど(^ω^;)

葵くんがまたバンドとしてステージに立つ形になったのも、奪ってしまった側として良かったと思えたし。
葵くんが目指すものも多少なり見えた気がした。最高の景色を見せる目標は一緒でも、それはAYBEとは違うやり方なんだなってはっきりわかった。だったらもう、葵くんは葵くんで頑張ってって思えるようになったから。

ちょっとだけ葵くんを理解できた気がしたから。



でもZeppの日が近付いても気持ちは高ぶらなかった。
逆に空白で、緊張感もまだなくて。。
でも前日の夜に手紙書きながら気付いた。
何も予想ができないから空白なんだって。
どんなライブになるのか、
5人がどんな顔してそこに立つのか、
それをどんな気持ちで自分は見るのか、
どんな景色が見られるのか、
全然想像できないから真っ白で不安なんだって。

あの日壊れてから私の想いはAYBEに受け継がれて。
葵くんへの不信感と一緒に彩冷えるへの気持ちも衰退して歪んでいってしまったんだと思う。
当時の思い出は遠い過去。
曲を聴いても何か特別なものが生まれることなんてなかった。
彩冷えるにまた会える喜びよりも、5人の関係や心情ばかり気にしてた。
なんとなく、私、彩冷えるが好きだったときの気持ちを忘れてんだなって思った。

楽しみたい、
そう思う反面私の望む彩冷えるがそこにあるのか、不安だった。




幕が開くまで、緊張感が高まってすでにふらふらしてた。
でも始まったら、ちゃんとそこに彩冷えるがいた。

完璧な彩冷えるかって言われたら難しいけど。AYABIE+葵って形は少なからずあったかもしれないけど。でも彩冷えるの時代があってこその、今の5人の彩冷えるがそこにあったんだ。
いつもの1人の葵くんじゃなくて、彩冷えるの葵くんだった。
懐かしい歌声を聴いて、4人との絡みを見て、そう思えた。

正直けんぞーさんにももっと笑って欲しかったけどね(^ω^;)
それだけがちょっと心残り。

でもこの2ヶ月間、たけひとさんに伝えて受け止めてもらって良かったって思った。
たけひとさん、ほんとにいい顔してて。
ちゃんと取り戻させてくれた。
彩冷えるが大好きだった気持ち。

「笑顔溢れた晴れの日も涙濡れた雨の日も僕らが残した宝物
思いもしない別れの朝ぶつかりあった長い夜探しだそう思い出もっともっともっと」
これがすべてだった。
密度の浅い私と彩冷えるとの6年間。
そんな中にもいっぱいいっぱい思い出はあったんだ。5人と過ごした思い出が。
泣いた日も笑った日も。
いっぱいいっぱいあったんだ。
あの日に置いてきた思い出全部、もっと取り戻さなきゃって、聴きながら溢れてきた。



「これからも僕たち5人はそれぞれ最高の音楽を作っていきます」
って言葉が刺さった。
一週間前に理解した、この先も別々の未来。
そしてすぐあとの
「20周年で会いましょう」
妙に安心した。
また会えるって、保証もなく確信した。

葵くんの言葉は、
昔からそう、
魔法みたいでね。

不思議とそうなんだって思わされる。
叶うんだって。
今でも、変わらなかったよ。
本当に「また会える」って、
最後じゃないって思えたんだ。
そう思える、ライブだったんだ。
だって、あの頃と変わらないいつもの彩冷えるがそこにいたから。
すぐまた次のライブでもあるような感覚になる彩冷えるらしいライブだった。






いんさまのブログを見て、
これがあの日にやり残してきた、出来なかったライブのやり直しだったんだって知った。
本人たちもまだあの日のことをこれだけ気にしてくれていたんだって、
本人たちもあの日に気持ちを置いてきたままなんだって知って、
あぁ一緒だったんだ、って思った。

迷って、それでも
やりたいと思ってくれてたんだって
純粋に嬉しかった。





そして葵くんのブログを見て、
あの日々と変わらない5人の星が嬉しくて泣いた。
どれだけの回数重なってきたかわからないお星様。もう重ならないと思った5人のピース。
映像にいつも映るそれが、ずっと大好きだったから。
ほんの僅かな時間でも、また5人の想いが重ねられたんだって嬉しかった。

目指す先は「最高の景色」
それは互いに一緒なんだ。
けれど道は別々。
はっきりわかった。

「一番最初に越える壁」
双方にとってそれはきっとものすごく分厚くて高いね。
彩冷える、Zepp見て思ったけど、今のAYABIEや葵からは考えられないくらいたくさんの人が愛してたんだなって。
あくまでも一番最初の壁。
葵くんはやっぱり強くて欲が深いなって思うよ(笑)

ほんのちょっとそれもさみしいけどね。
でも、越えなきゃいけないんだよね。
彩冷えるよりもね、ずっとずっとすごいバンドになってほしい。
すがってるなんてもう二度と誰にも言わせないくらい、大きくなってほしい。

そしていつかまた
5人であの頃を懐かしんでさ、
彩冷えるを聴かせてほしい。

その時には未来も何も気にしないでさ、
5人の気持ちがちゃんと重なったらなって。
そしたらその時こそ、
君声と七色とエレムーを聴かせてほしい。
個人的にはヒナタと桜と、あとbrandnewstoryもね、絶対に聴かせてほしい。






20周年の前にさ、
あと2年したら彩冷える10周年だったりするし(笑)


葵くんが普通にツイッター上で絡んでて、なんだかもう違和感すらわくよね(笑)
別のバンドなのになって。
でも別のバンドの中でも一番わかりあってる存在で。
ほんと不思議で、でも嬉しいなって思うよ。
こうしていつか、普通に対盤も出来るようになってさ。
そしたら私の夢も、いつか叶う日も来るのかもしれない。なんてね(笑)





たけひとさんに宣言した通りに
この日で全部、リセットしたよ。
そして置いてきた気持ち、取り戻したよ。



この先もずっと、彩冷えるが大好きです。



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