15/06/28 16:40 (:おいしい)
英国贔屓のティータイム



遂に…ずっと私が探し求めていた、理想のカフェを見付けてしまいました…!
とても素敵なのでお名前を明かしてしまいます、“ハムステッドティールーム”という紅茶専門店さんです。

看板にはユニオンジャックが掲げてあり、店名も日本では珍しい“Tea room”ということもあって、イギリス好きの私が数年前から気になって仕方がなかったこのお店。
アーケード街のすぐ傍とは言え、ビルの3階にあるため雰囲気が分からず、ついつい馴染みのあるカフェを選んでしまっていたのですよね。

今日こそ入らなきゃ!と意気込んで扉を開けてみると、一瞬で心を鷲掴みにする別世界が迎えてくれました。
壁紙はウィリアム・モリス、その壁には額縁や鏡が並び、ステンドグラスの窓とアンティークの家具__まさにイギリスの中流階級のお屋敷にお邪魔した気分です。

初めて訪ねた日は迷った末に、スコーンが大好きなのでクリームティーセットを注文。
“今日の紅茶”はあまり紅茶に詳しくない私でも、癖がなく飲みやすいと知っているディンブラでした。

ティーカップとお皿は王室御用達の名窯のひとつ、エインズレイのもの。
ティーポットだけでなくティーストレーナーやホットウォータージャグも出てくると、さすが紅茶専門店という感じでわくわくします。
ディンブラは1杯目をストレートで、2杯目はミルクを入れて飲みましたが、香りに対して味はあまり主張しない銘柄のためか、ストレートの方が美味しく感じました♪

そして本当に感動したのは、こちらのスコーンの美味しいこと!
外はざくっと、中はほろほろ、小麦の味と香りが活きている素朴なスコーンは、なかなか大きめで2つ頂くと満足感があります。
添えられたジャムとクロテッドクリームもまた手作りで、特にクリームはどちらかというとバター寄りの、スコーンにぴったりのしっかりしたお味でした。

そう、こんなクリームティーセットを求めていたのよ!
そして食べ終える前から「次はいつ来れるかしら…」とまた来る予定を立て始めてしまったのです。



再訪の機会は幸い早くやってきて、その日は「今日はケーキを食べよう!」と決めていました。
しかしメニューを見ているうちに…スコーンの美味しさが思い出され、散々悩むこと5分以上…。
自分を甘やかして紅茶にサンドイッチとスコーンとケーキ、それぞれの種類はお任せの“ベビーアフタヌーンティーセット”を頼むことにしました!
ちなみにこの日の午前中は、中学校でイレギュラーなお仕事をして緊張したので…ご褒美として許して下さい。(笑)

“今日の紅茶”はウバで、確かハイランズ茶園のものとのこと__まだ私には茶園毎の違いまでは分からないのですけれどね。
前回が癖のないディンブラでしたので、香りも渋みもしっかり主張するウバは好対照でした。
個人的には2杯目にミルクティーにして飲んだ方が、渋みが柔らかくなって好みだった…と言いますか、1杯目はストレートにしたのに、読書に集中しているうちに気付いたら飲み終えていたのですもの…。(笑)
所謂“ウバフレーバー”、楽しみ損ねたのかしら…。

炒めた人参の千切りがみっしりと挟まれたサンドイッチは、具材と味付けのバランスが良くヘルシーな美味しさ。
こんな人参の食べ方もあるのね!と、レシピを教わりたいくらいです。

ヴィクトリアンケーキは名前とその由来となるエピソードこそ聞いたことがあったものの、初めて頂くことが出来ました。
本場ではスポンジケーキにラズベリージャムが挟んであるものが定番らしいのですが、こちらではレモンカードが挟んであり、シンプルだからこそとっても紅茶に合います!
そして女王陛下の名前を冠したケーキがこんなに家庭的だなんて、ますますイギリス好きに拍車が掛かりそうです。

ということで、その名の通りアフタヌーンティーの美味しいとこ取りをしたようなセットで、心もお腹もいっぱいになりました。

お気付きかもしれませんが、ここのお料理やお菓子はほとんどが手作りだそうで、予約すればランチはベジタリアン仕様にも出来るとのこと。
イギリスの女性にとっての美容は化粧品ではなく、野菜を中心にした食事やオーガニックにこだわることだと読んだことを思い出しました。
そういった、かの国の本質的な魅力もさり気なく伝えてくれるこのティールーム、やはりまた「次はいつ行けるかしら…」と楽しみに考えてしまいます。

話題:カフェ



いつも拍手ありがとうございます。
日々の仕事に追われて、迫り来る異動のための準備が全く出来ていません。
ああ恐ろしい、でもブログは書きたい、そんな逃避癖の激しすぎる私をこれからも宜しくお願いします!(笑)

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