愛しき妻は微笑んでいた

逝く時さえも




ただ 運命のままに生き

運命のままに逝く



それで幸せだと






妻に生写しのルキアもまた

同じ言葉を紡ぎ出す





ならば運命に流される姉妹(二人)を最期まで見届けるのが
私の運命というのだろうか





見届けよう


運命に流されるのが運命なら



何度倒しても立ち上がるあの男と闘うのが私の運命





闘おう


運命に流されるのが運命なら



この決着がつく時


望む運命を私は手にしていると

信じて―――…