「独りで…戻れるよね?」



ハルは静かにあたしと歩いてきてくれた


「…」


彼はあたしに背を向けた



「…ハル」

あなたの結論は

間違って無い

けど「…ごめんね」


「!!!!!…ツ」



あたしは



手を汚す


刃にと腕を固めて刺した


「……痛い?」


「…ハリベルちゃん」

「バイバイ」

ハルの体から腕を抜く

血の温かな感触

あたしはこの感じをいくどなく

汚わらしいと認識してきた

「死神の血が一番汚れてる」


あたしは死神が嫌い

汚れた、死神が嫌い




永遠に続く闇へと

死の続きへと

いざなった死神

「…だから」
愛さない


ハルは霊圧をかためて止血する

それを眺め


「永遠が終わったら愛し合ってね…ハル」


緩く 緩く 微笑んだ





「 」


「え」


ハルの手が

「だからね、ハリベルちゃん。

規定でね、現世にて死神に仇となる者の発見の際は

その者を尸魂界への連行、及び処分が許される」


「!!離せ」

「だから


君の永遠は今終わった



君の死は今終わった



僕と生きなさい



今から僕と愛し合おう」

抱き締められた


無純に 優しく

残酷など一つすら無く


ハルを




好き になった



fin*



と言うわけで、森林様との2回目のおおブリが終了しました。

申上げ難いのですが、さくらはハリベルちゃんを存じませ〜ん。

森林様のイラストと小説でしか知識がないので、ハリベルちゃんがどう出るのか、本当に手探り状態で10代の子と付き合う中年おじさんの気分でした。


だから京楽隊長、上手かったでしょ?(爆)