話題:結婚準備ο
街が、クリスマスだよ
至る所で準備が始まってる感じだね
こんにちわ神田です
オヤジの転勤が決まってバタバタしている神田家
全員オーストラリアに行くんだってよ
おっと、この全員の中には神田は入ってない
まったく誘われなかった
神田家の人間として認識されてないに近いのかも(笑)
とは言うものの、親としては日本にひとり残るガキがまた何か悪さをしないか心配のようで、出発する前に後見人のような存在の人に挨拶しとかなきゃって思ったのかな、実は先週末オカン主導で両家が顔を合わせたのよん
\(^_^)/
出席者は、あちらはN女史、百合子さんとパパさんに加え、N女史の兄貴の4人
こっちは留学中の姉貴を除く4人
4対4の引き分け!
いや、勝ち負けの問題じゃなかった(^^;)
まあとにかく、都内の有名レストランを予約して美味しいものを食べながらお話しましょうよってな会が催されたよ
席について暫くしてから、養護教諭(保健室の先生)としての立場を利用してどうしたこうしたってな話があちら側からちらっと出たけど、すぐにそれを打ち消すようにオカンが「私がけしかけたんですよね〜」と言ってたな
事前に打ち合わせなどまったくなかったのだが、きっとオカンはそう言うだろうと思ってたので、俺も神妙なふりをしてた
だがその話はタブーであろうとみんなが思ってたのかな、一瞬静かになったのだが、妹が「お母さん!ビーフシチューが食べたい!」と大声で発したのが号令となり、全員が「ビーフシチューいいねビーフシチュー!そうしようそうしましょう」てな具合で料理の方向に話が動いた
あとで妹からは「助けてあげたのわかってるよね?」と一言つぶやかれ、俺の財布から妹の財布へ英世が瞬間移動したことは言うまでもない
(/_;)/~~
〜〜中略〜〜
で結局どうなったか
別に何の進展もない
ただ親公認の仲となっただけ
でもいつ結婚してもいいような話にはなった
皆さんお喋りしながらでも、ビーフシチューを上品に口に運んでる最中、N女史が「できれば20代のうちにママになりたいですよね〜」なんて言うんだもんよ
一同びっくりしてスプーンをカチャンと落とすかと思えば「そうよね〜、やっぱり早い方が楽だしね〜」と出産経験者2人が笑顔で同意見(^^;)
妹は「私、叔母さんになっちゃうの?楽しみ〜」とか言っちゃってよ…
〜〜中略A〜〜
N女史の兄貴が翌朝早いからと抜けた後、大人達はワインを飲み始め、オヤジとパパさんはオーストラリアの話で盛り上がってたな
いつも持ち歩いている観光名所の本を取り出して、オヤジが日本語混じりの英語で色々説明してたよ
アルコールが入ったからかな、なかなかいい雰囲気でしたな
〜〜中略B〜〜
帰りがけ、オカンが俺に「あなたのお母さんも2度目の結婚で幸せになったのよ」って言ったのには驚いた
初耳だったし、こんな所でサラリと言うことかよとも思って「なんでそんな大事なことを今言うのさ」と言ったら、「大事なことなんかじゃないから」と一言
俺がもう少し子供だったらもっと動揺していただろう
泣いたかも知れない
だがその時、オカンが20年近く秘密にしてたことを聞いて驚きはしたがたいして動揺はしなかった
大事なのは過去なんかじゃなくてこれからなんだな、と再確認できた一言だったね
かつてここで、N女史の過去には負けるつもりはないと断言したと思うが、その気持ちは今も変わってない
過去を気にしてたら、過去に大きな出来事があった人とは一緒には居られないからね
だけど、他にきょうだいがいるのかいないのかはちょっと気になる神田でした