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下ネタ都市伝説①

ぼ、ぼ、僕らは下ネタ探偵団！

様々な情報が錯綜、倒錯する現代社会。

これほどまでに情報の伝達が発展しているにもかかわらず、世の中に蔓延る噂話は後を絶たない。

時としてその噂話は「都市伝説」へと変貌を遂げ人を恐怖に陥れる。

これを野放しにはしてはおけない！

以前には海の下ネタ都市伝説を紹介したが紹介するに止めていた。

ある組織から追及はやめるようにと強い圧力があったからだ(ネタですよ)

しかし世の中は真実を知りたがっている。その声に後押しされて立ち上がった著者エンドルフィーナは「下ネタ探偵団」を結成し、様々な下ネタ都市伝説をあらゆる角度から検証し、事実かどうかを見極め報告する。

依頼者は…

貴女だ！

下ネタ都市伝説１

コンドーム訪問販売の女。

「友達が体験した話なんだけどさ。ある日、家のチャイムが鳴って出てみると、綺麗な女の人が立っていたんだって！で、話を聞いたらコンドームの訪問販売！値段を聞いてビックリ！一年分で90000円だったんだってさ。勿論友達は断ったんだけど、執拗にセールスされたらしいの。で、友達は断る為に、訪問販売のコンドームなんて性能が信用できない！って言ったんだって。そしたら彼女が、性能には自信があります。なんでしたら試しますか？って言って家に上がりこんできて服を脱がされてSEXしちゃったんだってさ！そのコンドーム使って。で、友達もそこまでしたら断れなくなって買う覚悟したんだけど、彼女が、セールスレディとして商品を紹介しなくてはいけない立場なのに不覚にも本気で感じてしまいました。お金はいただけません…。そういって帰っていったらしいよ？…これ、本当の話。本当なんだって！！」

以上が話の全容だ。AVでよくネタになる内容だが原型は以前から存在していたようだ。

怪しい香りがプンプンする。

疑問点１
まず、コンドームの訪問販売等があるのだろうか？通販が発達したのは最近として、少し過去においてもわざわざコンドームを訪問販売する意味は？
訪問販売には商品を卸す母体の会社がある訳で、どこにそんな会社があるのか？仮にあったとして社員にこのような事をさせていればマスコミ各社が黙っていないはず。

疑問点２
コンドーム一年分90000円。どれほどの量かは不明だが高すぎる。
ただし、訪販の特徴は値下げが常であるから最大3割は安くなるはず。
90000×0.3＝27000。90000－27000＝63000。
この値段で売ったとして、母体の会社の利益を差し引かなくてはいけない。
経験から言うと、彼女の歩合は3割5分が精一杯のはず。
つまり、63000×0.35＝22500。
22500円が彼女の歩合。
一見かなりの稼ぎに思える。
しかし、このような事をしていたらその地域ではすぐに噂になってしまい、1地域では数回しかできないはず。
しかも売春行為に等しいし、知らない家に行っていきなりSEXに持ち込むような危険を冒すならば素直に風俗に勤めたほうがいいのではないか？

疑問点３
知らない人の家に上がりこみ不法侵入スレスレでSEXになだれ込んでいるというのに本気で感じてしまうという点。
明らかに男目線から、俺のナニは凄いんだ！という自慢が見え隠れしている。
危険を冒してまで22500円を稼ぎたい彼女には並々ならぬ事情があるはず。
例えば、両親が癌に侵されているとか、死んだ亭主の莫大な借金を払いつつ２人の子育てをしているとか。。。
そんな状況にある人が仮に本気で感じてしまったとして、ワザワザ宣言するだろうか？内緒にしてはおかないだろうか？
反対意見として、知らない人とスリルを味わったため普段以上の快感を得たのではないか？ということも考えられるところがこの話の真実を蜃気楼のようにモヤモヤとしたものにしているのかも知れない。

結論
話全体に男の妄想と欲望が満載している。
自分のナニで女性が我を忘れるほど感じたという自慢も見え隠れしている。
「俺もそのコンドーム買いたいから会社を教えてくれ！」と言ってもはぐらかされてしまう。

以上の事からこの都市伝説は…

嘘！

その他にもイケメン男性がコンドームを販売しにきて…とか、綺麗な女性だと思ったら未工事のニューハーフで２人でコンドームを使用して盛り上がったとか、男が男に迫られた等、変化したお話を御存知の方がいらっしゃいましたら御一報下さい。

この下ネタ都市伝説は引き続き調査をして新しい情報が入り次第報告します。

下ネタ探偵団は更なる下ネタ都市伝説を調査する。

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