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読み返し

小話を書きたい気持ちがあれば何度でもそうすればいいんだよ

甘やかしたい

*版権



黒いコートを頭から被ったケンジくんが現れた。
お菓子をくれなきゃいたずらするよ!あとご飯が良いな!おにぎりでも結んどけと?それでもいいけどオムライス食べたい。はいはい、卵はあるんですね………ないんですね、買い物に行こうか。そうだね。

ところでこちらからトリックオアトリートしたら何を貰えるだろう。或いは貰ってもいいのだろうか。バッグに入ったクッキーはおやつにしようか。明日までに崩れてしまったら砕いて溶かしたチョコレートを絡めたり、生クリームや果物を足してパフェにしてみようか。

ねぇねぇヒグラシくん。一歩下がった背中からにゅっと顔を出す。肩へ乗せるように囁いた。いたずらしたい。
気が合うね、僕もです。




PM@ヒグラシくんとケンジさん
オチない。ハロウィンに便乗2つめ

眼鏡と面影

*版権






眼鏡外してどこまで見える?意表をつかれながらも基準になりそうなも のを探して、天井の模様とか本棚の書名とか、ベッドサイドに垂れた広 告の大見出しを目を細めながらようやく読んだ。じゃあ僕は?



「あと、“都心生活を楽しむ”…」

目を細めて漸く認識できる文字を読んだ。ふ、と空気が揺れたので

「じゃあ僕は?」

腕の長さ分の距離から降る声色は柔らかく、陰を作りながらもほんの少 しだけ儚げに近付いて。

「見えてるよ。」

やや垂れた眉やふわふわの髪、澄んだ黒い眼が少しだけ切なく思えた。 けれどすぐに弧を描き、潜めた笑い声と共に鼻先まで降りてきた彼の顏 を優しく、包み込むように。

「今度ブラッシングしようね」
「……やさしくしてね」

はにかむ笑顔が近すぎて、今度はよく見えなかったけれど。





(PM:ケンヒグ)

11時の

昨日のしぬなら今だよなが残、沁みて、 ?何も感じられません。
幸か不幸か死に際を逸脱したらどうなったんでしょうか。確認するのは些か情緒に欠けるように思えて自分勝手に堂々巡り、反芻するばかり。
けれどもし、あれが死に際だったなら、同じ気持ちでいた数秒がとてつもなく甘酸っぱい若気の至りに揺らいだ最初で最後のカンバケーションだったと思うのですよ。


しぬな、  。
まだ好きといってない。





……それでどうして牛角行きたいとか言うかな。<葉っぱ隊みたいになってました。ヤダこの子ホンモノだ///

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