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出っ歯ーティ♪

昨年、思わぬアクシデントによる臨時大量出費が起こり
行けなくなってしまったリベンジも兼ねて

「今年は行く。絶対に行く」
と、念を込めて。

やっと参加できました〜♪


バイト頑張って、必要支払いは8月前半に済ませて

ルンルラルーン♪


前夜、あまり寝付けず、ちょっと酒飲んだのは失敗でしたかね…
二時間くらいしか寝てないプラス、半端に酒が残ってる〜?

まぁいいや、現地に着く頃には大丈夫になってるだろ
と、6時に家を出て7時21分の新幹線に向かった。

並ぶかなと思って余裕を持って行った新幹線のホームは案外空いていて。
新幹線到着まで、余裕で待合ルームに座ってられました(笑)。

そして、新幹線の中で居眠り…
しかし…新幹線の中は寒かった。
この時期のエアコンは難しいよね。

寒い中で居眠りした私は
体が冷えて、胃痛をおこしてしまう。

「やはり前日から休みを取っておけばよかった、つうか寝付けないからと言って酒に手を出したのはマズッた」

大丈夫かな私…


東京駅を降り、そこから結構かかった電車乗り継ぎが、地味にしんどい…。


しかし


四ツ木駅を降り、聖地感満載の光景を目にした私のテンションは俄然上がった!
他メンバーとも無事に合流でき、体も温まり。
元気復活!
胃痛はどこかに飛んで行きました。


四ツ木駅から会場までは、そこそこ歩く距離があったのだけど。
萌えトークをしながらだと、けっこうあっという間なのね〜♪

会場に着き、アットホームな空間に、心身共にホカホカ。

小次郎の等身大抱き枕に抱きついて、
みんなと萌えトークに花を咲かせて

あー幸せ〜♪♪

食べ物も、みんなが持ち寄ってくれた萌えグッズやプレゼントも予想外に豪華〜♪♪


寝転がれる空間と、みんなの優しさに甘えて、途中ちょくちょくと居眠りをさせて貰いながら、マイペースに好きなことを語りDVDやBGMに好き勝手なコメントを出し
なんとも贅沢な時間を過ごさせて頂きました。


惜しむらくは…毛布の存在にもっと早くきづけはよかった。
動画やトークに興奮してる時は、それでも暑いくらいなんだけど
寝ると寒い…

寒いと胃痛の虫が…
寄りにもよってメインのケーキの時に来てしまい
せっかくのケーキはひと口しか体が受け付けないというハメに〜!!
…本当は、最後に残った小次郎の顔をペロリとしてやりたかったんですがね。

その後、毛布の存在に気付き、一休みして、また復活。

あっという間の八時間でした。

帰りは、新幹線自由席の名古屋組と「途中まで一緒やね〜」
と、ちょうど四人になったので、二人席の座席を向かい合わせに設定して
修学旅行のようにキャっキャと♪

名古屋で三人と別れを惜しんでから、京都までの残り約40分程は余韻に浸りながら夢心地でした。


さて…
四年前のオンリーイベントで会った人もけっこういまして。
皆さん、案外私を覚えてくれていたのですが

何を覚えていたって
「アフターでの飲みっぷりと酔っぱらいっぷり」
だそうでした!


恥ずかしい…


お土産に貰ったクッキーは、昨日今日のおやつに頂きました。

バリ美味かったです。

みんなの優しさと小次郎初めC翼キャラへの愛しさに包まれて
非常に幸せで贅沢なパーティーを堪能しました。


また参加できる時は


とりあえず、体調管理はもっと慎重に…(←もう若くないんだからね!)
あと、こちらからも、何かみんなに楽しんで貰える工夫を用意して行きたいなぁ




愛に生きる妖怪(後編)

ふうぇ…うわわわーん!

深雪は号泣した。

赤嶺真紀が、日向と若島津の間には入り込めないことを理解し、諦めた夜。

真紀は、爽やかに笑って敗けを認めて二人を応援するコメントを残して去った。

しかし、抑えきれない失恋の痛み。

真紀が泣けない分まで、深雪は激しく泣いた。

真紀ちゃん…泣いていいんだよ
失恋はこのくらい悔しいんだよ!

 
日向への恋が決定的になった日のように、
「泣け」
と言ってくれる者は、もう真紀にはいない。

いや、日向なら変わらずに言ってくれるし抱き締めてもくれるだろう。

しかし、妹のようにだ。

それを理解し、泣くのを我慢する真紀。

せめて、代わりに泣こう。
止まるまで、号泣を続けよう。

この子の幸せも見たい。 
でも
今は…
泣き虫妖怪が離れてくれない

深雪の涙が当分枯れそうもない秋の夜だった。

愛に生きる妖怪(前編)

んふふ、人間も妖怪も女心は一緒よね。
私が一生懸命に愛して愛された日々の幸せに共感してくれたコがいてくれて、なんか嬉しかったわ。

作者も、思いの外私を可愛がってくれて、人間の「モウソウSS」とやらにまた出してくれたの。

これ読んでくれてるコは、私を「雪女」じゃなくて深雪って呼んでね。
可愛い名前がある、チャーミングな女の子なのよ私は。


さて
私くらいの美貌とチャーミングさがあってもままならない男もいたわ。

結果的にはとびっきりのご馳走になったけど
あの精悍男前も神秘的美貌も私の美しさを称賛しながらも魅了はされなかったしね。


私の魅力に参らずに純粋な愛を私の栄養に注いだあの二人を見守ることにした私だけどね。

あれほど魅力的な魂と容姿の二人がモテないわけなくて。

色々とヤキモキしたものだわ。

勿論、二人が幸せになることが一番私の活力になるのだけど。

同じ女として、共感しちゃう女の子もいたのよね。


赤嶺真紀。

精悍男前に恋しちゃったのね。

この子の気持ちも、熱く(本当は熱いのは苦手なんだけど)強く心地よいエネルギーを感じさせるものだったわ。

うん、女心…

解る。

精悍男前は、あの神秘的美貌とは運命の相手。私の体は誤魔化せないのだけど。

単なる邪魔者として片付けるには、ちょっとな。


あのコの気持ちを可愛く思い過ぎちゃった。


そう…解るわ、私も人間の男に恋した時には、いっぱい頑張ったもの。
特に結婚時代男と幸せな日々を過ごした時には、本来ふた月ほど氷雪地帯で休養を取る筈の夏に、溶けそうになるのを我慢したり、貰った愛のエネルギーを本来致死温度になる30度越えの中働くのに使っちゃったもんね。

そふとぼーるという人間のスポーツで、さっかーを頑張る精悍男前とお互い頑張り高めいたいという思いの中で芽生えた気持ち。
それはそれで応援してあげたい気もしてきたのよね〜。 

でも、可哀想だけど…
でも、なるべくお互いが幸せになるように

「余計な介入」とやらをしてみたくなったわ。
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雪に生きる女後編

コンコン…

寄り添い、お互いの火に照らされてほんのりと紅潮した頬と火を映す瞳の輝きに見とれ
少しずつ顔が近付いて思わず唇が触れそうになってきたところで、山小屋の扉を叩く音が響く。

(もう少し眺めていたい気もしたけど、私の空腹も限界に近付いているのよね)

「俺、出ます」
若島津が立ち上がり、扉を開けた。

扉の外には、二人より2〜3上くらいだろう美しい女性が白いスキーウェアに包まれ、艶やかな黒髪を雪にまみれさせながら立っていた。

「早く入れ、寒かっただろう?」
日向がサッと立ち上がり、美女を火の前に座らせた。

「さぁ、これを」
若島津が毛布を被せる。
日向は残りのスープを温め直し、若島津はパンにチーズとベーコンを挟む。

「お腹も空いたでしょう?さぁ、どうぞ」


彼女の美しさを内心称賛しながらも、邪な下心などは微塵もなく(そういった人間の心の匂いはすぐに判るのだ)
自分達と同じように、スキーで迷ってきたであろう女性を純粋にいたわる魂に、心が温かく満たされていく感じがした。

あぁ…一度だけ人間の儀式に乗っ取って結婚したあの男を思い出す。

彼の愛の力を栄養に、年毎に美しくなる私を村人は最初は称賛しながらも、段々気味悪がった。
「なぜ老けないのだ?」
「妖怪ではないか?」

あの青年は、人間の歳相応に老いていきながらも私を庇った。
「妻が美しいことを妬まれてしまったよ。でも俺は幸せだぁ〜。こんなに可愛いお前と一緒にいられるなんてな」
嬉しそうに、いつも私を抱き締めてくれた。

その愛情で、また私の体は力を注がれていった。暑さに弱く、最初は毎年寝込む日も多かった筈の夏にも元気に働けるようになり、姿もまた美しく輝きを増していった。


「あ、俺は日向小次郎。こいつは若島津健。多分、同じくスキーでドジッてこの小屋に着いたんだ」
「若島津健です。無事、山を降りるまで宜しくお願いしますね」

精悍男前垂涎魂…もとい、日向小次郎と神秘的美貌食欲魂…いや、若島津健が礼儀正しく挨拶をしてきた。
肉体のみならず、心も美味しそうな魂ね。

「深雪です。宜しくお願いします」
かつて結婚した男がつけてくれた名前を名乗った。
(可愛い素敵な名前でしょ?)


彼らから差し出された、野菜スープやチーズとベーコンのサンドイッチが不思議と、深雪の体に活力を与え、空腹を満たした。そして、何より温かさが心地よく美味しかった。

(あれ?本当に物理的に。おかしいわね、人間のエサは、食べれなくはないけど栄養にはならない筈なのだけど
本当に疲れが癒されて力が注がれているわ)


二人と共に、火にあたり(火も苦手なはずなのだが)若島津が語る怪談に笑いながら深雪は時間も空腹も忘れ、久しぶりに楽しい気分を味わった。

(ふぅん、人間はあの妖怪をこう見てるのか)
中には知っている仲間の話もあり、突っ込みドコロも沢山あったが
知らない目線からの彼らへの解釈を聞くのはなかなか楽しかった。


日付も変わる頃、美味しそうな魂2体は、うとうとと寄り添い始めた。

「楽しませてもらったわ。とびきりいい夢を見せてあげるそれにしても、今夜のご馳走は格別ね」


さぁ…お腹の虫も、これ以上は待てないと…

「あれ?」
不思議と、もうお腹が空いていない。
それどころか…
今まで食べたどんなご馳走の後よりも満たされている?
これほどまでに体が心地よく、エネルギーに溢れているのは
「あの人に愛されていた日々以来だわ」

深雪は、獲物2体を不思議に思って見つめた。

「これは…」
寄り添い、穏やかな寝息をたてる二人から流れてくる温かく力強いエネルギー。


「あぁ…純粋な『愛の力』。二人はそうなのね」

深雪の体は誤魔化せない。
二人の魂を直接喰らうよりも、深雪の心と体に流れ満たしていくエネルギーに
深雪の月明かりに照らされた粉雪の深く白銀に輝きを増す肌に、ほんのりと薔薇色まで加わり、心まで弾んでくるようだ。
髪の毛まで、伸びてますます豊かな艶に溢れてくる。

「既に、稀なご馳走を頂いていたか」

人間が妖力と呼ぶ力も増大したようだ。

礼をするのもやぶさかではない。
今後のこの二人を、見ていくのも面白そうであるし。

「食べちゃったらそれっきりだしね」


深雪は、ふわりと、二人の持ち物に手をかざし、白銀の光を一瞬纏わせた後、夜空に飛び立って行った。


…………



「ん…若島津?」
「あぁもう朝ですか」

ピリリリリ!ピリリリリ!!

!?

「あっ!!」

圏外が続き、電池も切れていた筈のスマホが鳴っている

着信…
日向には「反町」若島津には「島野」

慌てて出る


…………


「もう、心配したんですからね!」
「いくらスキーが上手くても、禁止区域に踏み込んじゃダメです!」

いや…禁止区域の札は見なかったのだが

上級者にとって美味しい、妙に空いているゲレンデを見つけたと思っただけなのだが。

「そういえば深雪さんは?」
「そうだ、一緒に美人がいた筈だが」

深雪は、いつの間にか姿を消していた。

そして、反町達と合流してから、再びスマホの電池は空に
日向達がいた場所は、アンテナ圏外であることが解った。

「人を助ける人外生物もいるみたいですからね」

「雪か山の精が助け船を出してくれたのかもしれませんね」


まぁ、そんな存在でも不思議ではない美しさだったが。


何年か後、皆から(特に深雪から)じれったく思われながら両想いを確かめあった二人は。

時折深雪のことを「あれは夢じゃなかったよな?」と話し確認し合うのだった。
続きを読む

雪に生きる女前編

私のことを、人間は「雪女」と呼び怪談で妖怪として語る。

でも、可愛い名前もちゃんとあるんだ♪
大概の人間の女よりも、美しい容姿もある。

粉雪をキメ細かく織ったような白銀に輝くひやりと柔らかな肌。
上質な黒い絹糸を長く真っ直ぐに伸ばした艶々と豊かに滑らかな髪の毛。
切れが長く上品な、それでいて瞳は円らに輝く目。
細長く通った完璧なバランスと形の鼻筋。
キュッと赤く、適度に引き締まり程よく甘やかさもある唇。


私の食事は、主に人間の男の魂。
若く美しく生命力に溢れた男ほど栄養価が高い。
その他に、人間の男に愛され可愛がられることによっても、人間の女にとっての上質なコラーゲンとやらや豊富なビタミンとやらのように、私の体と肌を生き生きと輝かせる。
純粋な愛情に触れることも私のエネルギーを増大させる。


そうね、「若い男の魂を喰らう妖怪」


怖いかしら?
でも、人間だって人間以外の動物の肉を「タンパクシツ」と言って大事な栄養にしているでしょう?
私は、苦しませずに血も流させず、むしろいい夢の中で気持ちよくなって貰いながら魂を取り込むのよ?
人間よりも、ずっとエレガントな食事だと思うけどなぁ。



…あ…来たわ。
食べ頃ピチピチで美味しそうな魂の気配が私の狩場に。
それも2体も。


うふふ、早速向かわないと!



………………



「ふぅ…助かったな」
「えぇ、今のところは」

スキーで横道に反れ、私の吹雪と山小屋の罠にかかった私の獲物。

凄い、凄い上玉だわ!

「本当に誰も住んでいないのか?すぐにでも機能できるぜ、この小屋…家?」
罠を見回す青年は
褐色の艶々とした肌に、逞しくも均整の取れた長身。
何より、琥珀色のキラキラと力強く輝く瞳が際立つ精悍男前な顔立ち!

思わず湧いてくる生唾をゴクリと飲み干す。

「置いてあるパンも、まだ柔らかそうですね。あ、冷蔵庫までありますよ。チーズにベーコン、野菜も新鮮なままありますね」

同じくらいの年頃の青年。
黒曜石のような深い輝きの瞳を囲む切れの長い上品な形の目。それを囲む長い睫毛。
完璧に整った、人間が「神秘的な」と表現する、人間にしておくのが惜しい美貌。
スラリとしているようで、脱いだら逞しいことが判る素晴らしく鍛えられたカラダ。

お腹の虫が、グゥ…と食欲を訴える。

「まぁ、事情を伝えたら不法侵入で警察に突き出すのは完璧してくれるだろう。火を焚くぞ」

垂涎の精悍男前が、暖炉の薪に火をくべる。

「ベッドやお風呂やトイレもありませんし、民家として作られたものではなさそうですが。使われる頻度は高そうですね。誰が食料や燃料を補給しているのでしょう?」

食欲そそる神秘的美貌が冷静に辺りを見回して分析する。


垂涎の精悍男前が、野菜を使い調理し、食欲そそる神秘的美貌がパンにチーズやベーコンを挟んで、空腹を満たしながら、二人暖炉の側に寄り添う。

ピチピチの美味しそうな魂が、暖炉の火に照らされて艶やかに輝く。

たまらない。


そろそろ近付いてやる。

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