「ボーリング行こうぜ!」
「ということでやって来た訳だが」
「話が突発すぎるんですけど」
「土方さん、どうせならチーム戦にしやしょうぜ。勝った方にジュースとか。もちろん土方さんの奢りで」
「チーム戦はともかくなんで俺の奢りなんだよ」
「賛成ネ」
「右に同じく」
「お妙さんに同じく」
「ゴリに同じく」
「お前ら少しは遠慮を覚えろよ。っていうか俺奢らねェし」
「はいじゃあチーム分けでもしやしょうか」
「俺トシ総悟お妙さん留学生眼鏡桂vsザキとかどうだろうか」
「どうだろうかじゃねェェ!よく考えて!明らかに偏りがあるでしょ!」
「じゃあたまには年代で分けて俺眼鏡ビン底眼鏡姐さんvs近藤さん土方さん桂vsザキにしやしょう」
「一番大事なとこが直ってないんですけどォォ!」
「よし、それで行こう!」
「負けないアルよゴリラ!」
「やっと合理的に土方さんを倒せるときが来たぜィ」
「お前さてはそれが狙いだったな」
「聞けよォォォ!」
「あれ、姉御おさげアルか。似合ってるネ!」
「ありがとう神楽ちゃん。あなたにそう言ってもらえると純粋に嬉しいわ」
「姉御は綺麗だから何しても似合うネ。でもおさげなんて珍しいアルな」
「わがままな宇宙人にジャックされたのよ」
「…うちのバカがごめんアル」
「ううん、神楽ちゃんのせいじゃないわ。バカのせいよ」
「おーい聞こえてるんだけどー」
「ちょ、阿伏兎さーんっ、助けて!」
「あーこら妙、暴れないでよ、せっかくここまで編んだんだから。それから阿伏兎、邪魔したら分かってるよね」
「すまん嬢ちゃん、俺に出来ることは何もねェ」
「薄情者!あなたの団長でしょ!?なんとかしてください!」
「はい妙黙る。もう少しだから」
「おさげだけは嫌なのー!昔から全然似合わないんだもの!」
「そんなことないよ。妙は何しても似合うし。ね、阿伏兎」
「あ、ああ確かに似合ってるぜ」
「そうやって何でも団長に合わせりゃいいってもんじゃないわよー…だいたいお揃いにしたいなら神威さんがポニーテールにすればいいじゃない。ね、それがいいわそうしましょ私やってあげるから」
「だーめ。俺はおさげで妙とおんなじ髪型がいいの。ほら出来た!うん、やっぱり似合ってるよ妙!」
「あああもう恥ずかしい!」
「妙、ほんとに可愛いよ。俺は妙とお揃いですっごく嬉しい。妙は俺とお揃いそんなに嫌?」
「うー…」
「あれ、姉上おさげにしたんですか。珍しいですね。あんなに嫌いっていってたのに」
「…気まぐれよ」