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写メ

「姉御!私ケータイ変えたアルよ!ほら!」
「あら、可愛いデザインね!神楽ちゃんにとっても似合ってるわ」
「一目惚れしたアル!あ、そうだ姉御、写メ撮ってもいいアルか?練習したいネ」
「もちろんいいけど、私でいいの?」
「姉御がいいネ。撮ったら待ち受けにしてみんなに見せびらかすアル」
「まあ、嬉しいわ。綺麗に撮ってね」
「もちろんネ!じゃあ撮るアルよー」


「トシ、総悟、風紀委員緊急ミーティングだ。なんとかして留学生の撮った写メを入手したい。何かいい方法を考えてくれ」
「私事に風紀委員を使うな」

バレンタイン

「みなさーん、バレンタインのチョコですよー」
「げっ!…おい志村妙、これは本当にチョコか?チョコ100%でできてるのか?」
「当たり前じゃないですか。…あ、そういえば今年は少し遊び心を入れて、ハズレチョコも作ってみたんですよ」
「いやハズレも何も全部ハズレだから!アタリもハズレだか」
「何か言いました?」
「いえ…」
「ハズレチョコにはコショウと七味とタバスコが入ってまーす。さ、みなさん選んでくださいな」
「劇物×香辛料…だと…?」
「口に入れた瞬間死ぬだろ…」
「全くお前らは折角お妙さんがチョコをくれるというのに…じゃあ俺が一番にいただきますね」ゴリ
バタン
「委員長ーー!」
「近藤さーーん!」
「近藤…お前の死は絶対無駄にはしねェよ…」
「み…みず…」

とある少年の恋愛感情

「うわ、新ちゃん!(タイミング悪!)」
「あれ、タカチン!久しぶり!」
「か、買い物帰り?」
「うん。そういうタカチンも買い物帰り…にしては随分そわそわしてるけど」
「べっ別にそわそわなんかしてねーし!買い物行って帰る途中なだけだし!」
「いやそこまで必死にならなくても…で、家に何か用?」
「え?」
「え?って…ここ僕ん家の前だし。タカチンの家全然違う方向でしょ?何か用があったんじゃないの?」
「(しまったー!)いや、ハハ…ちょっと散歩でもと思って…」
「散歩?アイス買って?」
「うわ!みみ見るなよ!」
「ごめん、見えちゃったんだよ。それにしてもタカチンがバーゲンダッシュなんて珍しいね。――あ、もしかしてタカチン」
「ぎくっ」
「姉上にこれ持ってきたんじゃないの?」
「ち、ちげーよ!俺のだよ!」
「今思いっきりぎくって言ったよね。やっぱり。でも、なんで姉上に?」
「…チッ、新ちゃんには何でもお見通しか。…ほら、お前の姉ちゃんにはずっとお世話になってるだろ。だから、ちょっとお礼しようと思って」
「そうだったの。ちょうど姉上今家にいると思うよ。どうぞ上がって」
「いいいいやいい!新ちゃんが渡してくれ!」
「え、せっかく家まで来てくれたのに直接渡しなよ!」
「いいいいやいいんだ!…お前の姉ちゃんと話すの、緊張するし」
「緊張って。小さい仲良かったじゃん。今更緊張なんて」
「とにかく!いいんだ!これ姉ちゃんに渡しといてくれ!じゃ!」
「あ、タカチン!――行っちゃった」



(あいつの姉ちゃんに会うと、なんかドキドキしちまう)

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