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とられるくらいなら勉強でも何でもする


「先生、ここ教えてください」
「お、珍しいじゃねェか、志村が質問なんて。どれどれ……これ化学じゃん」
「化学です」
「うん、あのね、俺こんなカッコしてっけど、一応国語の先生なんだわ」
「知ってます」
「ああそう。……え?じゃあ何で俺に聞くの?もしかしてアレ?体育の先生に漢字の質問とかしてからかうみたいな感じのアレ?」
「だって先生に教えてほしいんです」
「……そう言ってくれんのは嬉しいけどよ、俺化学については知識皆無なんだわ。高校んときは化学の時間イコール睡眠時間だ」
「そんなのでよく教師になれましたね」
「俺もそう思う。……ジジイは?化学の先生だろ」
「源外先生いないんです。出張かしら」
「ふーん。なら明日にでも聞けばいいじゃねェか。ジジイに会ったら志村が質問したがってましたって言っとくからよ」
「私は今答えを知って納得したいんです。このまま明日まで待っとくなんてイライラするわ。……そうだ、先生も一緒に考えてください。何かひらめくかもしれないわ」
「えー俺も?だめだめパス。アレだよ俺化学式見たら一瞬にして寝るから」
「そうですか。先生のばか。もういいです土方君か沖田君にでも聞きます。化学得意そうだし」
「……待った、やっぱ俺も考えるわ。久しぶりに化学式見たら感じ変わるかもしれねェし」
「……最初からそう言ってくれればいいのに先生のばか」
「おま、それ2回目!先生に向かってばかはねーだろばかは」
「先生のばか」
「よーし、んじゃあ俺がばかじゃないこと証明してやろうじゃねェか!問題貸せ!」


「ん?銀時が化学の勉強?どうしたんじゃ急に」
「……なぁジジイ、俺に化学教えてくんねェか」
「は?」
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