2015/8/12
Wed
20:35
夏なので
話題:創作
がうです。
久々に書きました。
更新が亀よりノロノロですが生きています。
以下本文
↓
家族でハイキングに来ていた。
そこで夏の空と同じ色をしたセーラー襟のワンピースを着た女の子と出会った。
「一緒に探して欲しいの」
そう言われて、僕は女の子の探し物を手伝う事にした。
女の子に案内されるまま、緩やかな山道を行く。
「もうちょっとこっち」
ハイキングコースから外れているのに気付いた頃には帰り道もわからなくなっていた。
歩きにくい山道を女の子はスイスイと進んでいく。
「ねぇ、何を探しているの?何でこんなところなの??」
「こっちが近道なんだよ、はやく!はやく!」
***
目を離すと息子とはぐれてしまっていた。
初めての山でのハイキング。
少し自分の事で一杯になっていたようだ。
妻と手分けして息子を探す。
たが、見付からない。
そんな様子を見てか、一人のハイキング客が話しかけてきた。
「もしかして、お子さんをお探しですか?」
「そうなんです!何か心当たりがおありで?」
「先程、男の子がハイキングコースを外れていくのを見かけました」
子供なので虫でも取りに行ったのかと思って止めなかったのですが…、そう言ってその人は息子を見かけたという場所を案内してくれた。
そこから道なき道を闇雲に探し歩く。
とても子供が自ら進むような道には思えない。
妻と大声で息子の名前を呼びながら歩き回った。
「おとーさん!おかーさん!」
微かだが、息子の声が聞こえた。
その声を頼りに息子の姿を探す。
「どこだー!!どこにいるんだ!!」
「ここだよ!!ここにいるよ!!」
やっとの思いで見つけた息子は、木の根で滑落したのか、そこだけポカリと空いた隙間のような穴の中にいた。
服も顔も泥々に汚れている。
良かった、息子だけでも無事に見つけることができて。
おわり。
***
暑い日が続いております。
毎年の事ながら涼しい部屋に引きこもり生活です。笑
あぁ、でも、某テーマパークに某海賊は見に行きましたよ!
凄くテンション上がりました。
それでは、また。
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