2013/9/4 Wed 20:31
誰かが言ってた、蜆の泡吹きは生きてるってよくわかるって

話題:みじかいの
9月からこんな内容で申し訳ない笑
そんな話。





薄暗い。
今は夜明けなのか日没なのかわからない。
今日が何日で、どれぐらいの時間をこの部屋で過ごしたのかわからない。

ただわかるのは僕が今オカシイということだけ。
何日水を飲んでいないかわからないけど、渇きは感じなかった。
空腹もない。
いつ食事をして排泄しているのかもわからない。
僕は今立っているのか寝ているのかさえよくわからなかった。

あぁ、でも歩こうとしても前に進めないからきっと僕は寝ているのだろう。
自分の腕が見える。
フジツボの様なものが腕にびっしりと根を張ってその虚が呼吸するかのように動く。
気持ち悪い。
互い違いに、規則性無く、各々自由に呼吸している。
僕はそれが嫌で、腕を掻きむしった。
痛みは感じない。

やめろ、やめろ、人の腕で何してんだよ!
お前らなんて生きていないくせに、呼吸など必要ないくせに

僕にはその動きが怖かった。
ただただ訳も分からず怖かった。
次第に腕がぬるぬるとした感触に変わったが、フジツボは変わらず呼吸をしていた。
もういっそこの腕などいらない、と思いだした頃によく聞く悲鳴を聞いた気がする。
僕の意識はトイレの排水の様に無くなった。




***
ちょっとしばらくこんなテンション続きそう苦笑
あともう1つ書きかけがあるから気が向いた時に少しずつ進めていくつもり。




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