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雪でひでー目にあった話
2014.2.15 Sat 19:02 :つぶやき


さて、でひでー目にあった話でもしますかね。


雪が降ったら運転しちゃいけないって死んだ母が言ってました。

というのが我が家の家訓。てのが前提です。

昨日。
案の定、家訓を持ち出し会社を休む母。
母「雪が3センチ積もったので行きません」
社長「(爆笑)」


私は仕事です。もちろん。
死んだ母が……なんて聞いてもらえる筈もなく。

昼前、常務から謄本か印鑑証明が欲しいという電話。

(´`)コピーならありますが。何に使うんですか。
――携帯。コピーでいいよね。
(´`)携帯だったらコピー使えないです。いつまでですか?
――昼ぐらいに。
(゚д゚)……(今日かよ)行ってきます……


仕方なく法務局へ。ええ、軽トラですよ。私の(仕事用)ワゴンR早くください。←古くなって処分したのに次がない

なんだってこんな日に機種変したいとか言うんだよーばかー!!

で、上(電線?)から雪の塊がどんっとフロントに落ちてきて「きゃー!」とか叫びながら急ブレーキ。あぶないっつの。
後ろの人が車間とっててくれて良かった。

ワッシワッシ仕事してたら、社長から電話。
「4時で上がってくれ」

流石に、雪だから早く帰してくれるみたいです。

そんなご厚意も無にする、観劇の予定。

しかし駅に行ったら電車止まってる。
ポイントの故障が相次ぎ、大幅に遅れてる上に見合わせ中と。

いいもん。JR使わずにいくもん。

しかし、私鉄だって遅れています。
乗ったのが各停だったのだけれど、乗り継ぎが失敗したら困るからそのまま行きましたよ。


これが開演前の新宿の空。こなぁぁぁぁぁぁ(ry状態

面白かった舞台が終わり、
爆笑のバレンタインイベントも終わったのが22:30
トビさんが、JR運転見合わせのお知らせをしてくれました。うん、そのへんは想定内。

外に出る。あれ、積もってね?

予想よりも吹雪いてる状況に軽いパニック。

雪の予報が出た時に新宿でホテルとるか、帰るかと考えてたんですが「まあ大丈夫だろ」と軽く考えてたのがいけなかった。

電車、確かに止まってはいない。
動いてる。ノロノロと。
23:00、漸く新宿を出発。
速度規制があるとかで、45km/h以下で進む電車。
これ…地元のJR終電間に合わなくね?(そもそも夜からずっと止まってるらしいが)
恐る恐るTwitterのぞいたら、先週は4時間かかったとかなんとかが見えてウヘァ…
車内アナウンスも「到着まで2倍以上の時間が予想されます」とかだし。

前の駅の電車出発待ちで途中で止まったり。ポイント故障とか言ってたので、到着ホームが切り替わらないのかな。

そんなこんなで、やっと駅に着いたのでタクシー乗り場へ。

普段の金曜日の夜と変わらない長蛇の列。違うのは、一台もタクシーが来ないということ。1、2分見ていて、タクシーが来ない。
普段なら30分も並べば乗れるのに…これはダメだ。待ってたらいつになるかわからん。

きょぉは、歩いて〜かえろう♪(斉藤和義)

母に電話。
「歩いて帰るよー」

母:途中まで迎えに行くよー←酔ってる

さて、この電話が0:45でした。

駅を出ようと、階段を降りる。
吹き付ける雪と、踏み固められた雪でほぼ滑り台になっている階段。どこ踏むんだよこれ。
3段で滑って落ちる。
手すりに掴まってるのにズルーッと落ちる。
足を踏み出し、2段降りたとこでまた滑って落ちる。2段でry
結局、殆ど段を降りずに滑り台して降りました…こえぇよ。

そして右へ行くか左へ行くか。
右は車が通るほう。でも遠回り。家は左だ!

まだ続くよ!
こんな話、誰からの需要もないけど書かずにおれんのだ!

降りたはいいが、
雪が深い。
怖いなぁ、怖いなぁと思いつつも、強風に傘が煽られないように前へ進む。
ああ、なんか失敗したかなぁ。何時間でもタクシー待つべきだったかなぁ。
で。
角を曲がった訳ですよ。
歯医者に行くのに歩き慣れた道へ。

前に誰かが歩いた穴に足を突っ込んで。
ズボっ!! ズボっ!!

なにこれ初めて!(≧∀≦)
生まれて初めての足が沈むほどの雪に、なんだか楽しくなってきた。

ズボズボと歩きましたが、
如何せん運動不足のアラサー。
雪道なんて歩いたこともない。
すぐに息が上がる(笑)

疲れたよー
暗いよー真っ白だよー

右に行けば街灯あったのにーばかーばかー!

左のこの道、フェンス以外何にもないのね。工事中で。
延々と続く真っ白な道。
そもそも、道ですらない。あれ、ここ畑だっけ、駐車場だったっけ。
膝までくる深い深い雪。
私、ショートブーツにロングワンピースといういでたちです。馬鹿だろ。(見通しが甘かったんです……)

前を歩いていた人が立ち止まっていました。若い女の子のようだ。
気になるけど、声を掛ける余裕なし。
これで、前を行く人は誰も居ない。足跡もない。
一人、膝までの雪を掻き分けて進むしかない。
息が苦しい。

心臓が止まりそうでした。
時々出る不整脈なんて大したことじゃなかったね。だって、そろそろ止まりそうだもん。こっちのほうが怖いわ。
私死にそうです。先に足跡つけてください。
立ち往生してるのかな、あの子…振り返ると、ここまで持ちこたえてくれた傘が裏返る!
ぎゃー!! この傘、高かったのに!
夏に買ったばっかりなのに!(泣)

向かい風で、顔に当たる雪が超痛い。
目も開かない。

ぐわしぐわし掻き進む。

ここはどこ…ってかこのまま進んで合ってるの?
大した距離でもない筈なのに、いつまで経っても大きい通りに当たらない。
真っ暗だし真っ白だし、見えるものがアテにならない。
息切れして、心臓が跳ねたりして、ふくらはぎがそろそろ限界かも知れないし……

もうだめだ…119しよう……


足を挫いて動けませんとか。
いや、捻挫はしょっちゅうで慣れてるんだからそんなんで呼んじゃだめだろ。

遭難しかかってます。と言うのか。
後ろの立ち止まってたあの子も一緒に…いや、電話でお迎え頼んでたのかしら?

あ。
お迎え!
母ちゃんが来る!

思い出しました。救急車もレスキューも諦めます。

ああ、駅前でホテルとれたのかな…それか、駅で一晩明かしても良かったんだ。
なんでこんなことになってんだ。

ふと前を見ると、うっすらと某ビル。吹雪で見えてなかったんです。
だいぶ先だけど、あれが前にあるってことはまだまだ進んでいいんだ。道は間違ってなかった!
(一本道でどう間違うというのか)
でもその時は、本気で道を間違ったと思い途方に暮れていた。

もうちょっと!
もうちょっと行けばマックがある!
マックに行けば暖がとれる! いっそその場で母ちゃんを待ってもいいんだ!

元気になって歩き出します。もう後ろの女の子なんか忘れてました。

道路!
マック!

ひゃっふー!




おや……? マックのようすが……




閉まってる/(^o^)\


軟弱なマック!
私の元気を返して!

もうね。
悲しみに暮れながら、道路反対側のコンビニに行きました。
良かった、コンビニは開いてる。

ホッとしたら催してきました。

震える手で母にメール。
“コンビニまでこれた 寒いからおしつこ”
何回やっても小さいつが打てなかったんです。

雪で真っ白になった身体をはたいて、コンビニへ! 入って出す!

トイレだけじゃ申し訳ないから、何か買おうと思ったのに、胃痛が激しくなってきて脂汗。だめだ…お茶さえ欲しくない…

因みにね、駅からここまで直線1キロないです。歩いた距離も1キロあるのかないのか微妙だなぁ。
あと、もう何時間も歩いた気がしたのに、25分しか掛かっていないのも驚き。

次のコンビニを目指そうとメールを送って、あれこれ装備を整えたところに母上の電話。

「そこで待ってて」

コンビニぶらぶらさえキツい胃痛。泣きそうです。ここで寝たい…

暫くして母上到着。
コンビニでお買い物したいんだって。
ビールとカップめん買ってた。(笑)
わざわざ、長靴とベンチコートとジッポカイロまで持ってきてくれました。
履いてたブーツは、母上のリュックに。ビールもカップめんもリュックに。いいのか母。

重装備になり、家へと出発です。

もっさもっさと雪を踏みしめ、先に足跡がある有り難さ。
あと、車が時折通ってるから、車道をあるいてると楽。車が来たら歩道によけて。
ていうか、歩道が膝超えの雪なので歩けないんです。
車も、速度すごい落としてて轢かれる心配もないし。
次のコンビニを通り過ぎ、家まであと1キロ!

一人だったらメゲてたと思うわ。そもそも最初のコンビニまでの間に何度ここで寝ようと思ったことか。

頑張って歩いてたのに、足をとられて尻餅。起き上がろうと手をついたらズブズブ。
わーしぬー

笑いながら起こされて、そのまま歩き始めました。
いい年して、母親に手を繋いで貰うっていう経験orz


なんやかんやで帰宅したのは2時過ぎていました。約1時間30分の道のりでした。
普通に電車で帰ったら電車+徒歩で10分なのに。
てか新宿から1時間で帰れる筈が3時間以上掛かってんだからもうどうしようもないね。

もう二度と、
悪天候の日に出掛けるのは止めようと思った日でした。

チケット代の5千6千を無駄にしたくないからって、
傘壊してブーツダメにしてラビットファーのマフラーダメにしてジャケット一着クリーニング出す羽目になってこないだ買ったイヤーマフびちゃびちゃにして(乾かしたら使えるのかも不明)精神的にひどいダメージ喰らって歩き疲れて筋肉痛ってなんか見合わないよね。しかも夜中に雪の中二人も歩かせてるし。

つー訳で。
雪が溶けなかったら明日のチケットは無駄にしそうな感じ。
観たかったなぁ。。結構良かったのに。


というお話でした。






つうち

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