「ねえエーデルちゃん、詩を書いてみてくれないかしら」
「詩を?どうして?」
「貴方に贈られてみたいの」
「……よくわからないのだけど」
「お恥ずかしながら私、詩を書くのが趣味の一つなんです。で、私はよくエーデルちゃんの詩を書くのよ」
「そ、そうなの……?」
「ええ!それでね、ぜひエーデルちゃんにも私の詩を書いてもらいたいと思って」
ドロテアはたまに突飛なことを言うとは思っていたけれど、今回のそれはかなりの突飛さだった。私が彼女へ詩を?