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72文字短文まとめ

お題お借りいたしました(cistus.blog4.fc2.com
元は65文字制限なのですが段落の区切り?的に書きやすかったので72文字で書いてます…すみません
基本大逆転/P5/TOX2です ジャンルバラバラだしいつも以上に自分だけ楽しい感満載ですが超超超楽しかったです!
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01. 告白(P5/主喜多)
「キャンパスに君を造れば常に共にいられると思ったんだが、どうにも君が描けない。悪いがもう少し眩しさを抑えてくれないか」知るか、と熱い顔を背けた。

 02. 嘘(大逆転/龍ノ介+アイリス)
また変な物買ったの、と言われて内心どきどきしながら買ってないよと返した。嘘でしょと切り捨てられた。アイリスちゃんの目がきれいな怜悧に光っている。

 03. 卒業(P5/主モナ)
卒業式の帰りに親と高い寿司屋に行った。モルガナのために幾つか寿司を持ち帰り家に帰る。「お疲れさん」そう言って出迎えられ、なぜか泣いてしまった。

 04. 旅(大逆転/龍アソ)
下調べだと言って連れてこられた船着き場、真夜中の港はあまりに寒い。「五十日か」「ああ」長いな、と口に出さずに思った。月は灯り代わりにもならない。

 05. 学ぶ(大逆転/龍アソ)
「哲学は好きか」急な質問に首を振ったら男は笑った。「オレは哲学の権威だ」キサマを叡智とすればな、とぼくの頬を撫でる。それならぼくもではないのか。

 06. 電車(P5/主モナ)
箱に詰められたニンゲン達が揃って機械を見ている。鞄を抱きしめる暁は今日も隅で縮こまっていた。きっと窮屈で憂鬱だろう。ワガハイが守ってやるからな。

 07. ペット(P5/主モナ+モブ)
転校生は正直噂よりヤバい。机に猫入れてるもん。「晩御飯何にしようか。…え、寿司?」猫相手に一人言を繰り返す転校生の後ろで俺は今日も震えている。

 08. 癖(P5/怪盗団)
勉強会という名目で集まった仲間は気づけばペン回し練習団へと変貌していた。皆挙って俺に指南を仰いでくる。「ジョーカー、次二刀流やってよ」無理だよ。

 09. おとな(大逆転/ジーナ+グレグソン)
大人なんか嫌い、って言ったらボスは笑った。「そうだな。大人なんか大抵ロクでもない」「ただ稀にアタリもいるぞ」見極めろ、言ってアタシの頭を撫でた。

 10. 食事(大逆転/龍シャロ)
「あっ、またなの」水槽を見たアイリスちゃんが悲壮な声をあげる。「またホームズくんがなるほどくんを食べてる」隣ではホームズさんが上機嫌に笑った。

 11. 本(大逆転/亜双義)
激情は凶器だ。印字された言葉を噛み砕いていく。Aは何故Bを刺殺したか。無論憎しみに抗えなかったからだ。愚かだと一笑に付すには、まだ確信が足りない。

 12. 夢(逆転4/オドみぬ)
「今夜みぬきの夢に招待してあげます」そう言われた夜、オレは彼女と空を飛んだ。街のネオンが足元で眩しく光っている。「オドロキさん、震えてますね!」

 13. 女と女(P4/千枝雪)
「千枝にはわからないよ」言えばあなたは目を丸くして子犬のような声でわたしを呼ぶんだと思う。それがわかってるのに言いたいの。千枝にはわからないよ。

 14. 手紙(大逆転/スサハオ)
「す、寿沙都ちゃん、それ…」「この間悪漢に襲われかけていた女性をお助けしたら後日こちらを頂いて…」「…そっか、恋文って手があったんだ…」「え?」

 15. 信仰(V3/転アン)
「転子にも神様はいるよ」「いません!」夜だから声が響いてしまう。こんなの夢野さんに聞かれたら終わりだ。「いるよ。秘密子そっくりの神様だよ」

 16. 遊び(V3/最王)
「けっこう深いなあ」王馬くんはナイフで傷ついた手を揺らす。「…自業自得だろ?」「おっ、負け犬の遠吠えってやつ?何と言おうとキミは負けたんだよ」

 17. 初体験(V3/是清)
「14の夏だネ。彼女は中学の先輩で、姉さんに少し似ていたんだヨ。もし彼女と姉さんが会えるならすぐに友達になるだろうと思ったのサ。…忘れられないネ」

 18. 仕事(大逆転/龍ノ介+アイリス)
屋根裏から降りるとアイリスちゃんが紙に何かを描いていた。絵遊びかな。「何を描いてるの?」「解剖の図解なの」…何だか急に申し訳ない気持ちになった。

 19. 化粧(大逆転/ホームズ+ミコトバ)
「ミコトバ、そこの口紅とってくれ」「ええと…これですか」「ああ違う!そこの横のだ!色でわかるだろう!」「…何故だか妻との会話を思い出しますよ」

 20. 怒り(V3/最原+百田)
「やるじゃねーか、終一」それが自分を殴った人間に告げる言葉か?違うだろう、そうやって笑うのも間違ってる。拳を再度振り上げた。僕は怒ってるんだ!

 21. 神秘(大逆転/スサハオ)
龍太郎さまが帽子を取って髪を解いたらあたしの朧気な想いも消え去ると思っていた。でもどうしたらいいの、今ここにいる寿沙都ちゃんにまだ胸が高鳴るの!

 22. 噂(TOX2/ヴィクトル+モブ)
「私に何か言いたいことでも?」ヴィクトル社長は仮面の下の鋭い瞳を私に向けた。思わず足が竦む。きっと噂は本当だ。元社長も室長も、彼が殺したのだ。

 23. 彼と彼女(TOX2/アルレイ)
「なあ、編集長になるのやめねえ?」「ええ?なんで」「だってお前忙しくなったら誰が俺と遊んでくれるんだよ」「エリーゼとかエルとか誘いなよお!」

 24. 悲しみ(大逆転/亜双義)
母の骨は小さな箱に欠片程のみ納められた。その箱の何と軽いものかと驚く。結局人など焼かれれば同じ形になるのだ。善人も悪人も皆、無機質な白に戻る。

 25. 生(大逆転/龍アソ)
帰国してすぐ「桜が見たい」と言い出した亜双義はぼくを桜並木の下に連れ出した。「花は見上げるに限るな」枕元等に飾るべきではない。言って笑っていた。

 26. 死(大逆転/シス+ロイネ)
「メス一本で全て分かるのは面白いでしょう」「うん。ママのことも開きたい」「でもそれじゃもうママと話せなくなるわよ」「…じゃあもう少し先にする」

 27. 芝居(P5/主明)
「本当に人を騙すのが上手だな」言って明智が笑っている。友達みたいな顔で夢に出てきてくれるとは思わなかった。「お前には負けるよ」「…言えてる」

 28. 体(TOX2/ユリルド)
兄の体は日毎に侵されていくが、目に見える残り時間は俺達の絆を強くしてくれた。前より話すようになったし笑顔だって増えたのだ。…ハッピーエンドだろ?

 29. 感謝(TOX2/ユリルド)
最後にありがとうと言いたくて口を開いたが声が出なかった。体も動かない。弟が何か言っている。泣き出しそうなのに涙を堪えている。ああ、強くなったな。

 30. イベント(大逆転/バンジークス+従者)
「万博か」無意識に呟いてしまい咳払いをする。従者に聞こえなかったかと後ろを見ると、マントを着込んだ彼と目が合った。彼は無言で私に外套を差し出す。

 31. やわらかさ(P5/主モナ)
女性は胸は柔らかいので好きだが、それよりも柔らかいものを俺は知っている。「オマエ最近出歩かねーな」「モルガナのせいだよ」というか肉球のせいだよ。

 32. 痛み(逆転4/オドみぬ)
「帰りましょう」パパが心配しますと言ってみぬきちゃんは笑った。月の光がその細い肩を照らしている。帰りたくないなんて言えないよな、兄貴なんだから。

 33. 好き(大逆転/ホームズ+ミコトバ)
難事件の解決後、疲れ果てたミコトバは黙って馬車に揺られている。「もう朝だな」「そうですね」日の光に照らされる横顔を眺めているのは嫌いじゃない。

 34. 今昔(いまむかし)(大逆転/ホームズ+ミコトバ)
「頭がすっかり白くなったな」ゴマシオアタマというやつか!そう笑う彼の目元にはかすかに皺が刻まれていた。お互い歳を取ったが、それすら少し喜ばしい。

 35. 渇き(大逆転/ホームズ+ミコトバ)
注射器をバラまき倒れていたホームズを叩き起こすと「足りない」と一言呟きまた昏倒してしまった。近頃事件の依頼が来ていないからだろう。ああ頭が痛い。

 36. 浪漫(大逆転/寿沙都+悠仁)
「おとうさま、それは邪道でございます」昔話でもしようと言えば娘は険しい顔でそう返した。「浪漫とは紙で読むものでございます」「…す、すみません」

 37. 季節(大逆転/龍アソ)
「過ごした時間はそこまで長くもないというのに、四季のどこを思い返してもキサマが居る」亜双義のその言葉を聞いて、そういえばぼくもだな、と思った。 

 38. 別れ(P5/主モナ)
悲しい夢を見たと言って暁がワガハイを抱きしめてきた。「死ぬなら俺の傍で死んで」「どこにも行かないで…」ワガハイは優しいから、返事はしてやらない。

 39. 欲(大逆転/龍アソ)
靴を履いていたオレの頭を突如押したのは親友だった。「おまえにもつむじはあるのだなあと思って…」つい欲が、と苦笑している。後で仕返さねばなるまい。 

 40. 贈り物(大逆転/ホムアイ)
小さな生き物はこの腕の中で何が面白いのかニコニコ笑っていた。手を触ると指を強く握られる。「離してくれないか」言ってもアイリスはただ笑うのみだ。
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