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苗盾(ロンパ)

6章バッドエンド
ループ設定っぽい
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「ねぇ、ねぇねぇ!ねぇ苗木!今どんな気持ち?だあいじなお仲間に裏切られて見殺しにされたいまどんな気持ちで生きてるの?絶望した?絶望してくれた?ねぇ苗木ってばぁ!もう答える気力もないくらい絶望してくれたの?やっだ超嬉しい!あ、すごい絶望的な顔してる!わたし苗木クンのその顔だーいすきっ!ずっとその顔してたらいいのに!ああしかしな、言っておくが苗木、私は君のことを愛しているんだぞ。もしかしすると君が誰より特別だと思っているかもしれない。こうしている間にも愛は募っているんだよ。ですから、そんなあなた様の絶望的に美しい死に様をこの目に焼き付けたいのです。こういう風な思考は言わば愛の基本でしょう?愛する人の愛しき死を愛でながら絶望の光景や香りや音を存分に楽しむ、そう、そうなのだ!人間の本当の快楽とは本来ならばそういう風景と同列に並んでいるはずなのだ!つまり快楽とは愛なのだ。愛とは快楽なのだ!わかったか苗木よ。えーっと、まあそんなのはどうでもいいやっ!とにかくオレはさいっこーに絶望的にオメェのことを愛してんだよ。だから、いまこの状況に絶望してるオメェを見てるとちょー幸せな気分になんだよ!あー好き!苗木愛してる!さ、お待ちかねのおしおきタイムだよ!苗木らしくゆっくりかわいくみっともないくらいきれいに死んでね!イエイ!」
「…江ノ島盾子」
「ん?なーに遺言?よし、聞いといたげよう!こんなサービス苗木にしかしないんだからね!つってねつってね?健気なアタシって絶望的にかわいくない?あっでも苗木も超絶望的にかわいいから安心してよ!んで?どんな遺言聞かせてくれるの?」
「いつか絶対に殺してやる」

ここでアタシは故障したポンコツロボのようにぴたっと止まって、その後愛しい愛しい苗木ににこっと笑いかけた。そうなの、アタシも早く殺してほしいの。愛する苗木に。希望とかほざくバカな苗木に!そうしていつかアタシを絶望させてね。ずっとずっと楽しみに待ってるから。愛してるよ苗木!ではこれより苗木誠クンのおしおきを開始しまーす!ぽちっ!
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